2024/07/02(火)06:00
6月の三ツ峠山(みつとうげやま・1,785m)日本二百名山・山梨百名山(3)
三ツ峠山は、別名神鈴峰(みすずみね)と呼ばれ、奈良時代に修験道の祖である役行者小角が開山した霊山です。
天保年間になって空胎上人が入山し、本宮や護摩堂の再建、参道の開削などを行い、復興しました。
現在も登山道の随所に、その名残が残っています。
一字一石供養塔:空胎上人が小石に経文を写経して地に埋た上に建てられた石塔です。
神鈴大権現神社:1835年に空胎上人が再建したとされていわれ、三ツ峠山の安泰・五穀豊穣などを祈願する例祭が今でも続けられています。
ヤマツツジ:山躑躅 ツツジ科
「あらはれて かくれて咲ける 山躑躅」日野草城
マルバウツギ:丸葉空木 アジサイ科
「ところどころの卯の花に触れてゆく」 岡井省二
アズキナシ:小豆梨 バラ科
果実は小豆ほどの大きさで、梨の果実に似ています。
ミツバツチグリ:三葉土栗 バラ科
太い根茎が食用になり、焼くとまるで栗のような味がするため、名付けらました。
アマドコロ:甘野老 ユリ科
名の由来は、太い根茎の形がトコロ(ヤマノイモ)に似ていて、甘みがあることによります。
サラサドウダン:更紗灯台 ツツジ科
山で目を引く美しい花です。花を更紗染めの模様に見立てたのが名の由来です。