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カテゴリ:山梨の山
「魔子(まこ)」は、瑞牆山(みずがきやま・2,230m)の前衛の山です。
先日ご紹介した木暮祭の今年のパンフレットに以下の文章が掲載されています。 【魔子の人穴の話 むかし、金峰山の近くに魔子の山とよばれる異様な山があったとさ。この山には、今にも妖怪が飛び出してきそうな不気味なほら穴があったとさ。村人はこの穴を魔子の人穴とよび、決してこのあたりには近づかなんだ。 それはな、もっとむかし、この山に魔子(まご)じじいという大男がおったんじゃ。そいつのからだといったらそれはがんじょうでな、鳥やけものを食べ、村里へ出てきては家畜をぬすみ、時には赤ん坊までもさらっていったそうじゃ。 ほら穴の入り口には、骨が積み重なり、奥からは生臭い風が吹いてくるそうな。子どもがいつまでも泣いたりすると「魔子じじいが来るぞ」と言えば、ぴたりと泣き止んだそうじゃ。(須玉町歴史資料館「すたまの民話」より) *平成 7 年の調査でこの魔子の洞穴は古い鉱山の坑道だとわかりました。実は、この伝説は、江戸時代に、この鉱山に人を近づけないようにするために、創作されたのではないか、と考えられています。】 魔子への道:白樺林を行く 林の中からの瑞牆山 「山暮れて 紅葉の朱を 奪いけり」与謝蕪村 「立ちまじる 松真青なり 山紅葉」水原秋櫻子 「青苔にほつりほつりと落つる花」 日野草城 魔子の山山頂(1,700m):山頂が二つあります。 魔子の山山頂(1,700m):二つ目の山頂。 苔むす林:湿気が多いことを示します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.02 21:02:47
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