|
カテゴリ:山梨県内の神社仏閣
山梨県身延町の役場所在地・切石(きりいし)に佇む深立山(じんりゅうさん)善妙寺(ぜんみょうじ)。
古くは真言宗の庵でしたが、開山の善妙阿闍梨日受上人が法華経を信仰し、天正3年(1575年)身延山16世琳光院日整(にっせい)上人の教化を受けて、身延山久遠寺の末寺となったと伝えられています。 本堂の前には大きな松の切り株があり、「日蓮聖人越年(えちねん)の霊松」として寺宝となっています。 深立山善妙寺:左後ろは身延町役場中富すこやかセンター ![]() 深立山善妙寺三門 ![]() 深立山善妙寺本堂 ![]() 日蓮宗では、宗祖日蓮聖人の七字の御題目の曼荼羅を本尊とし、その前に祖師(日蓮)像を祀っています。 祖師像には、説法像・読経像・折伏像・合掌像がありますが、善妙寺の尊像は、寄木造、水晶玉眼の読経像で、身延町の文化財に指定されています。 【町指定文化財】木造日蓮聖人読経坐像(身延町HPより) ![]() ![]() 日蓮聖人越年(えちねん)の霊松:日蓮聖人は、布教の途次、節分の日に善妙寺に泊まられました。 聖人は手ずから節分会の豆まきをし、多くの善男善女は良い年を迎えることができたといいます。 それを記念して聖人は、境内の中央に松をお手植えになり、「年越の松」「越年の松」と呼ばれるようになったと伝えられています。 ![]() 七面社:法華経の守護神・七面大明神を祀っています。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.09.23 06:00:06
コメント(0) | コメントを書く
[山梨県内の神社仏閣] カテゴリの最新記事
|