榊の杜 河内領(一之宮)賀茂神社
歴史ある身延町下山(しもやま)の大工町(だいくまち)に榊(さかき)の杜に守られた一之宮賀茂神社があります。境内から:正面は中部横断道下部温泉早川IC、左手前が醍醐山、高い山は左から武山(たけやま・1,470m)・五老峰(1,619m)・大ガレの頭・毛無山(1,964m)鳥居下山大工によって精巧に修復された本殿は町の文化財に指定されています。御祭神は、天津彦火瓊々杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)と賀茂別雷大神(カモワケイカヅチノオオカミ)です。天孫降臨神話で有名なニニギノ尊(天の神)。妻は富士山信仰で有名な浅間神社の御祭神コノハナサクヤ姫(地の神)です。 二柱の神様は神社裏手の夫婦木に鎮まり、縁結びの神として人気を集めています。愛らしいハート型の絵馬がたくさん奉納されていました。賀茂別雷大神(カモワケイカヅチノオオカミ)はこちら。落雷除、電気産業の神だそうです。関係のある方はぜひお参りしたいですね。こちらは珍しい疱瘡神社。御祭神は源為朝(みなもとのためとも)と日本の薬・医薬の祖神である少彦名命(すくなびこなのみこと) です。国中が疱瘡に苦しんだ時にも、為朝が流された八丈島だけは疱瘡が流行しなかったといわれます。境内の榊(さかき)群落は、自然群生の北限として山梨県の天然記念物になっています。境内にはせせらぎを囲むように花木や東屋が配され、聖域らしい美しく落ち着ける空間になっています。縁結びは若い男女の縁ばかりとは限りません。人生を拓くいいめぐり逢いがありますように・・・お詣りしてみてはいかがでしょうか。