『Scared Rider Xechs』 18日目-むっつめの結末(後編)-
ゲームやってます。珍しく18禁ではありません。 攻略の参考には一切ならない上、頓着せずネタバレしてます。ヒジリは、ライダーとなったものの、まだ正式に戦闘に参加するわけでもなく、また彼自身の過去の悔恨が深過ぎて、覚悟が決まるどころか、ただ焦れ焦れするばかり。政府による、名目ばかりは演習のキナ臭さに、警戒と不振が募り、それは監察官の登場で抑え切れなくなり、心ならずも主人公を責めてしまう…ヒジリ自身、まだ若くて未熟で、だから何かに縋りたい。でも、過去を共有し、そして共に乗り越えられる存在となるはずの主人公は、何の記憶も持たされていなくて、それを知った時の絶望と孤独は深かったはず。それでも、やっぱり願うのは、主人公の幸福しかなくて…海辺で探した貝殻をネックレスにして贈るその想いは、ほろ苦い。教官を更迭され、主人公は東京に。そして、敵襲。強大な敵を相手に、苦戦するライダーたち、そして、タクトの捨て身の命令違反。ここで重要な「撃つ」「撃たない」の選択は、ヨウスケとタクトのルートのみで、他はヨウスケが撃っていた…が、ヒジリが決断。つまり、ここがヒジリの重要な変換期。正式に6番目のライダーに任命されて、そして、はっきりと過去を主人公に告げる。4年前の生き残りである事、それを生き恥と自分を責めてきた事、ヒジリは、自分自身の過去と、ようやく正面から対峙する…ライダーたちも、ヒジリを受け入れる。ヨウスケは、タクトのギターをヒジリに託す。ライダーたち一人一人が、成長した時だった…途中からだから、ちゃんとLoveポイントがUPできるか心配だったけど、無事、ヒジリ・ルート確定で、ホッ…もう、ヒジリは絶望を口にしない。ただひたすら、その想いにまっすぐな、晴れやかな表情をするようになった…そして、月に連れ去られた主人公を迎えに、ヒジリは飛んでくる。そこには、かつて融合のパートナーだったギブソンが!4年前のライダー全滅は、ギブソンが人間を裏切ったから…ギブソンは、人間に拿捕された弟:エピフォン奪還の為に、人間を滅ぼそうとする。エピフォンは、自らの意思で人間界に居る事を告げるが、ギブソンは聞き入れない。主人公を連れ帰ったものの、最終決戦は目前。いつもの波打ち際で、束の間の休息時間を共に過ごす二人…もはやヒジリは、言葉を茶化す事なく、その想いのままを主人公に告げる。ギブソンは、かつてヒジリとの融合の経験から、周囲の同胞を次々吸収していく。他者の力を飲み込み、増大な力を得たギブソンは、ライダーたちを凌駕するが、その時、エピフォンによって、改めて自覚した純粋な唯一つの想いを糧に、ヒジリは戦う。エピフォンの力は強大で、戦いには勝ったものの、ヒジリのダメージも深い…瀕死のヒジリに…世界は選択されて、彼は助かる。でも、選択されなかった世界から来たエピフォンは、消えねばならない。そこに後悔はなく、自らの意志でこの世界を守りきれた事を誇りつつ去っていく。ヒジリは、歌い続ける事をエピフォンに誓い、静かな歌声で見送った…そして、ENDING。ヒジリ@KENNくんの‘ROAD OF GOLD’が、ますます染みる…(泣)ラストシーンは、かつての仲間たちが眠る場所。後悔に苛まれるばかりだった過去を乗り越え、今、晴れ晴れと幸福を告げるヒジリ。初めてその場に訪れた主人公は、なぜか解らないけど、涙が止まらない。それは、かつてヒジリが問いかけた、「記憶の片隅にあったりしねぇの? 誰かを傷つけた事 誰かを守った事…」の、一つの答え。具体的な記憶を持てなかった彼女の分ごと、ヒジリはしっかり抱きとめて生きていく…と、いうワケで、過去を乗り越え生き続けるという物語。音楽に惹かれたエピフォンが、どんなミュージシャンの音楽を聞かせても駄目だったのに、第6ユニットのバンドで覚醒したのは…ひょっとして、音楽だけは天才のカズキのせい?異世界人の眠りも覚ます、カズキの音楽だけは本物だ~♪ま、もちろん、真の覚醒はヒジリには違いないけどね。はぁ~ これで、やっと、半分終った~!こんな調子で、年内に黄金ENDまで辿りつけるんだろか……