2005/04/05(火)07:01
バチカン空耳アワー
・4月3日(日)
早朝、以前から危篤状態を伝えられていたローマ法王ヨハネ・パウロ2世死去。
そのニュースを聞くたびに、私の頭の中ではタモリと安西さんが出て来て『空耳アワー』が始まるんである。
その『空耳』の正体は。
新法王選出会議“コンクラーベ”。
いかん、人の死に際して、しかも世界的な重大事に盛り上がるなんぞ何て不謹慎な!(汗)
だが止まらんのだ、空想が連想が妄想が、アナウンサーがこの言葉を繰り返すたびに頭の中にモクモクと。
ほの暗い灯りの中に、ミケランジェロの『最後の審判』が浮かびあがる。
外界から遠く隔絶され、カビ臭い土ぼこりの臭いが漂う、重苦しい空気に支配された閉塞空間。
そう、ここはシスティーナ礼拝堂。
そこに100人を超えるカソリックの老僧たちが集結している。
みなじっと何かに耐えるように、沈鬱な面持ちで唇を噛み天を仰ぎ、誰一人として口を開く者はいない。
亡き法王への追悼を表す沈黙の行なのか。
一体どれほどの間、そうして“止まった時”を過ごすのだろう、、、
と、次の瞬間、
“ガタッ!”と一人の僧が椅子から転げ落ちそうになる。
すかさず周辺の僧たちが一斉に声を上げる。
「議長、今ロレンツォはん(仮名)寝てはりましたー!」
「わしも見てたで、舟漕いどった!」
「わしも見たで~」
「わしもや」
わいわいがやがや、一気に場内騒然☆
そして議長が叫ぶ、「はい、ロレンツォはん(仮名)、消えーー!♪」
そう、最後まで残った者が時期法王の座を勝ち取る、 坊さんたちの“根比べ”☆
うああ私の空想なんてこんなモンです、妄想です、ごめんなさい、座布団投げないで~~~!(汗)
夜、相方にこの『空耳症状』は出ておらんのか、聞いてみようと話を振ってみた。
「なあ、ヨハネ・パウロ2世死んだやん?」
「あ、とうとう死んだんか! いつや?」
「今朝方やったと思うけど。そんで次の法王決めなあかんやんか」
「うん」
「その会議の名前が“コンクラーベ”て言うんやけど、、、」
「ぶぶっ!!☆( ̄m ̄〃)」
早くもソコで吹いたか、相方よ。
この『空耳』、けっこう日本各地を席巻していると見たぞ。(←ホントか!?)
◆注:ちなみに“コンクラーベ”は無記名投票制です。でも密室でやるのはホントなんだよ~☆