猫好きぷ~の その日暮らしDIARY

2014/10/05(日)12:07

かちんこちんのふくらはぎ

健康趣味(136)

 「歩く」ということに関して 思い出してひさしぶりに朱鯨亭さんのところに行き、文章を読んで思い出したことがありました。 2年前の夏から去年の3月まで、うちに来ていたK君のことです。K君は当時 中学校の3年で高校受験を控え、頼まれて私が受験対策で英語を教えていたのです。 僭越ながら、臨時の家庭教師というわけでした。私、最近学校教育のあり方に 種々の疑問を持っていて、子どもに勉強詰め込むのもなんかな~と思うところもあり、あまり乗り気じゃなかったのですが、 K君本人が成績を上げたい意欲があるなら、つきあってあげてもいいか、と引き受けました。結局、けっこう面白かったです。 いや、まあ、成績はね、勉強したぶんだけそれなりに~程度で、K君自身が 英語って面白い!って感じるところまではゆけなかったんだけど、 私の方が今時の中学生の世界の一部を垣間見ることができて それが面白かった。でね~~~、K君、とってもいい子だったのだけど、信じられないほど心も身体もがんじがらめでカチンコチンの子どもでした。昔、竹内敏晴さんという舞台演出家の人の授業を大学で受けたことがあります。 その中で、その人の声や表情や身体の動き、言葉すべてのことに、その人の本質がそのまま出てきているのだということを教わりました。いや、当時は頭でわかっただけだったのだろうけれど、それはずーっと私の体の中に残り、一部の感受性は働き続けていたのだと思います。 大学卒業して、教わる機会もなくなりましたが、せっせと彼の本が出るたびに買いこんで読んでいました。それが、40代の終わりに太極拳を始め、その太極拳の奥に入り込むにつれて 私の身体への意識もどんどん深化していったようです。 同時に自分の内部への探索もあったので、両輪で自分自身と世界への視野が広がってゆく感覚がありました。 K君の話にもどります。 K君、いい子なんだけれど、小さい頃から家庭の中で 厳しくしつけられ、枠にはめられ、自分の思いを外にだして自由に羽目をはずして楽しむ、ってことが許されてこなかった子どものようです。きちんと学校に行って、いい成績を取って、いい就職先を見つけ、安定した生活をする。定型通りに生きるのが人間としての幸せ!ということを疑わない家族に囲まれ、先生に教わり、友だちはいなくて、それでも頑張っていましたよ。彼本人の思いを家族も先生もわかる人はいなかったし、なによりK君自身が そういうものがあるとは思ってもいなかったでしょう。 目上の人の言うことには逆らってはいけない。 大人の言うことは真実なのだから、と 信じているようでした。でもね、そういった彼の苦しさ、身体に全部表れているのです。本当に身体が硬くてね、前屈をさせると手の先床上30cmくらい。 (⌒▽⌒) ケラケラ 横にも曲がらない。 で、ふくらはぎがもう、硬くてゴチゴチでした。 あまりの硬さにびっくりして、ほぉれ、私のふくらはぎ ふにゃふにゃだろぅ?本当はこんななんだよ、と触らせてあげた。 友だちもみんなこんなに硬いの?と聞いたら触ったことない、という答え。 じゃ、今度ためしに触ってみなさい、と言ったら、そんなことできない、友達は触らしてくれるはずない、と。大変なところを生きてるなあ、と思いました。 リラックスすれば身体も足も柔らかくなるんだよ、気持ちがリラックスして柔らかくなることを探してみなさいと言ったのだけれど、自分でそれを見つけるのは難しい。でも、後で報告してくれました。大吉さん!オレ、お風呂の中だと足ふにゃふにゃなの発見しました!! (V^-°)イエイ!彼の安息の場は、お風呂場の中だけだったそうです。 で、夢は大きくなったら 日本中の温泉を巡り歩くことだそうです。 うむ、自分の楽しみに向けてがんばれよ。お風呂場のリラックスが、いつかどこでもできるようになるといいね。 

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