めざせ大金持ち！

投資は、自転車に乗るようなものではない、F1に乗るようなものだ。だから、能力が伴わないと必ずクラッシュする。まぐれで直線は早く走れるかもしれない、しかしカーブでやられる。何度も言って来たが、人間にはF1ドライバーだとか体操の内村さんだとか、サッカーのベッカムさんだとかいて、これらが自分にはできるとは思いもしないのに、投資はできると思う事が間違いだ。
日本にはこれも何度も言ったが、パイが縮小しているという大きな問題が有る。パイが拡大するのと縮小するのとでは難易度に月とすっぽん位の差が有る。昔は日本だって世田谷の分譲住宅を300万円で買えばどんどん値上がりし100倍になったのだ。90年以降成貧と言ったようにこれが逆に廻っている。
個人金融資産が投資に向かえば縮小スパイラルから出るというのは間違いだ。金は金融緩和でじゃぶじゃぶで問題は期待収益だ。期待収益が期待できないのはパイが縮小しているからで、これは潜在成長率が０以下だからで、その原因は人口動態と企業の競争力の低下だ。要するに根っこが腐っている大イチョウなのだ。まあ、この大イチョウにカンフル剤をがんがん打てば良い、何年も前から言って来たように物価上昇で皆炎上だ。確実な物は何もない、現金もそうでない事が愚か者にやっとわかる。
結局今年も売買を200回以上やった、ほとんど毎日売買で一見デイトレーダーだが利益を出す為ではない。ガンドラックさんが言われているように数年後の大きな利益の為の布陣だ。投資人生最後のラクダの時代をやっている、今はストイックに淡々と仕込むだけだ。
私は、円の暴落、中国の経済成長、N11の経済成長、それに牽引される先進国企業に賭けている。私には円安、物価上昇、金利上昇、日銀の国債引き受けなど既に過去の話だ。デジャブーと同様の既に何度もシミュレーションで見た光景だ。
昨日も言ったようにできるできないと決めるのは当事者の能力だ、だから能力を高める必要があるのだ。能力の足りない人間にやれと言うのは、死にに行かすような無責任なものだ。