下りのジェットコースターから降りるのは簡単だ、肝を冷やして地獄の底まで落ちそうで怖くなって降りるのだから。しかし、登りのジェットコースターから降りるのは難しい、だから阿呆になって売れなんて格言が存在するのだが、まず素人には無理だ、どうして天国に向かっているのに途中下車なんかできようか?だから、結局ジェットコースターは出発点まで戻ってしまう。
人間の心理は面白い、損を出しているのを切るとほっとして安心するのに、利益が乗って来るともっと乗るような気がして利食いできない。要するに日常感覚X相場というのは損をするような構造になっている。その点、定期的なリターンリバーサルというのは機械的な作業だから淡々と利食いも難平も買い足しもできる。
8証券が上海A株カミングス―ンと表示しながら結局扱う事なく、米株に走った。これがブームの典型だ。リーマンショックの時、ロイターでUSDは危ないなんて言っている大馬鹿に米株無しの株式投資なんてあり得ないと、当時大勢がしりごむ中米株を推奨したのは私だ。基軸通貨国でGDPが2位の日本の3倍の国をポートフォリオに持たないなんて、正に大馬鹿だ。しかし、先日も言ったように既に米株はブームの頂点近くにあるから指数の上値余地が無い。もちろん個々の選手は指数とは違う、できる選手の上値余地は大きいだろう。グーグル・アマゾン・エヌビディア等持っていないという事は私には信じられない事だ。ちなみに私は米株は68銘柄持っている。米株というのは常にスポットライトを浴びているから穴馬というのが探せない、これが銘柄数が少ない理由だ。8証券のおかげで現在はMOMOさえ買える、私は買っていないが。
何かバフェットさんも推奨し、インデックスETFが安全資産の様な感じになっているが、こういうど素人が追従し積み上げた相場は崩れ始めると大きく崩れる。私は基本がへそ曲がりの天邪鬼だから大衆とは行動を共にしないが、巻き添えは食らう。死語になったが悲観の極みこそ本当は買い時だ、天まで届く相場も無ければ地獄まで落ちる相場もない、まあ今はある程度のキャッシュポジションは必要だ。
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Last updated
May 27, 2017 02:34:46 PM
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