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2021年06月21日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。プチ禁酒中です。



さて、先週火曜日(6月15日)、金沢競馬上半期の総決算・百万石賞がおこなわれました。


金沢競馬の古馬重賞戦線で「四大重賞」は、何度もご紹介してきたとおり、



百万石賞
白山大賞典
北國王冠
中日杯



で、冬季休催期間があり春は3月後半から始まる金沢競馬では、夏前の上半期が短いこともあり、4つのうち百万石賞だけが前半(6月)に、残る3重賞は下半期・秋以降におこなわれます。


が、それは例年の話。




今年の金沢はJBCイヤー。
JBCに備えて、年間の重賞実施日程や条件に、手が加えられています。


というわけで、今年の四大重賞は、



百万石賞(6月15日)
北國王冠(7月25日)

白山大賞典(9月22日)



と、ここまでがJBC前におこなわれ、年末の総決算・中日杯が12月12日となっています。





今年の百万石賞は、金沢の女帝・ハクサンアマゾネスにライバルたちが挑むという図式。
昨年、3歳4月にデビューして以来、連戦連勝で石川ダービーを制覇したあとも、冬季は南関東へ短期移籍して走るなど、休みらしい休みを入れることなく走り続けてきたハクサンアマゾネスは、


「去年からずっと走り続けてきてね、…さすがに疲れがきてる」


と主戦の吉原寛人騎手がその状態を気遣う状態。
管理する加藤和義調教師も、


「(状態が)上がってこない。戻らない」


などと弱気な発言。


はたして女帝が本来のパフォーマンスを見せられるのかどうか、心配されました。




結果は、逃げたファストフラッシュをピッタリ2番手でマークしたハクサンアマゾネスが、4角から直線に向くや先頭、食い下がるファストフラッシュを振り切って優勝。3着以下は7馬身離れました。









4歳馬による百万石賞制覇は2010年ジャングルスマイル以来。
牝馬の優勝は、2003年トゥインチアズ以来の快挙でした。




吉原騎手は、ハクサンアマゾネスについて、


「レース毎に全力で走ってしまう馬で、レース終わって上がってくると、脚が震えていることがある。
徽軫賞を、本来ならラクに勝って追い切りがわりのようにするハズが、思いの外相手が強くて負けてしまった、それがそのあとの利家盃にも響いて、さらに今回にも影響してる」


と語り、その性質からも連戦の疲れが蓄積していることを懸念していたのですが、結果的にはその不安を払拭してみせた馬の走りでした。



以前、他の実績馬の重賞勝利について吉原騎手と話した際に、


「この馬の強さは見せたけど、本来のという意味で、力は見せてない、という表現でいい?」


と尋ね、「まさにそのとおり」と言われたことを思い出し、今回も、もし勝てるとしたらそういう状況?と聞いてみると、


「そうですね…。とにかく状態は決してよくないので、馬にかわいそうなことにならないように。
あんまり強気な乗り方はできないでしょうね。慎重に乗ってくることになる」










とにかくレース前は終始厳しい表情をくずすことのなかった吉原騎手でした。





無事優勝し、勝利騎手インタビューに臨んだ吉原騎手は、気のせいか、目元を少しうるませた様子で、インタビュー中にも言葉をふるわせるシーンがありました。




​吉原寛人騎手 百万石賞優勝インタビュー​


「ホッとしました…はい。
ホントに…ありがとう。いやあ、ホントにね、苦しい日程でなかなか状態も上がってこなくてね、ボクもちょっと弱音を吐く感じでレースに挑んじゃったんでね、こんだけ頑張ってくれたアマゾネスにちょっと失礼感じになっちゃったんですけど。ホントに結果出せてよかったです。


他の有力馬たちも万全の仕上げでね、挑んできてるのがわかるくらいの迫力のある馬たちがいっぱいいたのでね、ちょっとホントに不安になりましたけど、最後はアマゾネスの地力に頼って祈るような気持ちで追ってました。


レース前のプランとしては、ファストフラッシュだけを目標にというボクのイメージだったんですが、ホントにスムーズにピッタリマークできたので他の馬に負けるなら仕方ないくらいの気持ちで乗ってましたけど、その判断が正しかったようで、後ろを離していたのでね、しっかり倒せてよかったと思います。


馬の呼吸と相手の馬のリズムと、タイミングはしっかりとはかりながらでしたけど、最後また盛り返してきてたので、ホントに苦しかったです。
逃げ馬よりね、外一頭ぶん長く走ってますから、すごい脚で差してくれたと思います。


ついに、百万石賞獲りました!
ここまでくるのにホントに大変な日程で、馬に大変な思いをさせたんですけど、しっかり結果を出してファンの皆さまの声援にこたえることができたので、これからもぜひ応援よろしくお願いします」





逃げたファストフラッシュをピッタリ二番手でマークできたことについて、加藤師は、


「逃げ馬との間に何かに入られるのがイヤだったから、スタートからアクセル踏んで行ったんだよ」


と話し、吉原騎手は、


「3〜4角で、いつものアマゾネスだったらもっと馬なりで並んで抜いていけるんだけど、ファストフラッシュもいつも以上に手応えよく逃げてたから、こっちもグイグイ追っていかないと並んでいけなかった」


ライバルの好走にも言及しつつ、苦戦をものにした喜びを語りました。




(逃げて2着のファストフラッシュ。距離面で不安をささやかれましたが、見事な走りでした)





この春、新星のごとく現れた同じ4歳牝馬・ネオアマゾネスにこそ遅れをとったものの、他のレースでは牡馬相手にも完勝を続けたハクサンアマゾネス。


金沢の女帝、その走りに陰りなし。
強さは見せた。今度は本来の力を、より強い相手に見せてほしい。


そう思わせた、百万石賞でのハクサンアマゾネスのパフォーマンスでした。







(徽軫賞時のハクサンアマゾネス)








(今回の百万石賞のハクサンアマゾネス)








なお、今シーズン初め、吉原騎手はハクサンアマゾネスについて、


「JBCレディスクラシックに出たいのでね…夏の読売レディス杯がちょうど1500メートルですから、そこでいい走りを見せて秋に向かいたい」


と話していましたが、はたしてこのあとのローテーションはどうなるでしょうか?
まずはゆっくりと、たまった疲れを癒やして、次は元気いっぱいな姿を見せてほしいと思います。






最終更新日  2021年06月21日 20時13分41秒


2021年06月20日
カテゴリ:高橋 華代子
日曜日担当の高橋華代子です。

 ​パート1​からの続きです。今週も、南関東競馬新馬戦の勝ち馬の顔ぶれをご紹介していきます。

☆6月4日の浦和1レース、ドリームチャレンジ2歳新馬(800m)。

 吉留孝司騎手がエスコートした1番人気アイフリート(浦和・岡田厩舎)の逃げ切りで決まりました。800m48秒5(重)。

 

 馬主 ライフエンタープライズ (株)様      

 生産 八島夕起子様(新冠)      

 父 ヤマニンセラフィム、母 トシザフリート、母父 アフリート      

 2歳牝馬、456キロ


☆ 6月4日の浦和2レース、ドリームチャレンジ2歳新馬(800m)

 左海誠二騎手騎乗の1番人気ノブレスノア(浦和・小久保厩舎)が逃げ切り優勝。勝ちタイムは800m48秒2(重)。

 

 馬主 島川隆哉様      

 生産 有限会社 エスティファーム(日高町)様      

 父トーセンブライト、母トーセンオーキッド、母父ネオユニヴァース、全兄は遠征競馬で東海桜花賞を制したトーセンレビュー。      

 2歳牡馬、 479キロ

☆6月10日大井3レースの新馬戦(1600m)は、藤田凌騎手騎乗の3番人気モルトフレイバー(大井・福永厩舎<小林>)が道中3番手から、最後の直線では競り合いを制しました。勝ちタイムは1600m1分44秒9(良)。

 

 馬主 尾田信夫様     

 生産 桜井牧場様(新ひだか町)   

 父 ドゥラメンテ、母 ナスケンアイリス、母父 フレンチデピュティ      

 2歳牡馬、489キロ      

 モジアナフレイバーが半兄に当たり、祖母の兄がタイキフォーチュンです!!!

☆6月11日大井4レースの新馬戦(1400m)は、矢野貴之騎手がエスコートした2番人気トップアメリカン(大井・佐宗厩舎<小林>)が、最後方から進出しての差し切り。勝ちタイムは1400m1分31秒1(良)。

 

 馬主 菊地博様      

 生産 川上牧場様(新冠)      

 父は新種牡馬アメリカンペイトリオット、母がサダムアカイカゼ、母父はブライアンズタイム      

 2歳牡馬、488キロ     

☆6月11日大井5レース(1200m)は、矢野貴之騎手が手綱を取った1番人気ママママカロニ(大井・森下厩舎)が3番手からメンバー中最速の脚を繰り出し差し切りました。勝ちタイムは1200m1分14秒1(良)。

 

 馬主 山口裕介様      

 生産 清水牧場様(平取)      

 父はホッコータルマエ、母がカラダダイヤモンド、母父はステイゴールド      

 2歳牡馬、429キロ     

☆6月17日川崎1レースのスパーキングデビュー新馬(1400m)は、山崎誠士騎手が手綱を取った1番人気ベアカキーン(川崎・鈴木義久厩舎)が逃げ切りの勝利。タイムは1400m1分33秒8(重)。



馬主 熊木浩様      

生産 ヤマタケ牧場様(新冠)      

父 ヘニーヒューズ、母 オグリダイアン、母父 キングヘイロー、曾祖母 マックスフリート     

2歳牡馬、484キロ   

☆同じく17日の川崎2レース(1400m)では、矢野貴之騎手が手綱を取った4番人気フレッシュグリーン(川崎・加藤誠一厩舎)が道中3、4番手からの差し切り勝ち。タイムは1400m1分33秒7(重)。

 

馬主 山口正行様      

生産 村上雅規様(新冠)      

父 トゥザワールド、母 ライムライト、母父 アグネスタキオン      

2歳牡馬、 414キロ

☆6月18日川崎1レースのスパーキングデビュー新馬(900m)は、森泰斗騎手がエスコートした1番人気サンエイジロー(川崎・高月厩舎)が3番手からの差し切り勝ち。タイムは900m55秒2(重)。

 

 馬主 鈴木雅俊様      

 生産 鎌田正嗣様(浦河)      

 父 エスポワールシチー、母 フォレストビーナス、母父 エルコンドルパサー      

 2歳牡馬、 468キロ

☆続いて19日の川崎競馬場で実施した2レースのスパーキングデビュー新馬(900m)は、山崎誠士騎手が騎乗した5番人気シゲルコウモリ(川崎・鈴木義久厩舎)の逃げ切り勝ち。タイムは900m55秒2(重)。

 

 馬主 森中蕃様      

 生産 大林ファーム様(新冠)      

 父 エスポワールシチー、母 シゲルシュサ、母父 Henny Hughes      

 2歳牡馬、493キロ

 
 今年度は17頭の新馬勝ち馬が誕生しました。これからまたどんな馬たちがデビューして勝ち馬として名乗り出るのでしょうか!!!






最終更新日  2021年06月20日 00時10分06秒
2021年06月19日
カテゴリ:竹之上 次男
土曜日担当は、園田競馬・姫路競馬実況の竹之上次男です。

 緊急事態宣言が、あすの6月20日で解除される。

 その後、近畿圏では大阪や兵庫、京都などが、まん延防止なんちゃらという、いわゆる『まんぼう』に対策が移行する。

 誰が言い出したか知らんけど謎のルールがあって、園田競馬場では現在、酒類の提供ができないという状況。



でも、来週からは酒類の提供が再開される見通し。

 “恐らく”そういうことになると思われますので、お楽しみください♪

 ただ、ナイターのときの閉場時刻がどうなるかは、いまのところ不明です。後日、園田競馬の公式HPでご確認ください。

〓Weeklyトピックス〓

★来週は園田FCスプリント

 昨年の覇者エイシンエンジョイが連覇を懸けて出走。一昨年の覇者タガノカピートもエントリーして、新旧スプリント王対決に注目が集まります。

 しかし、前走同じ距離のオープン特別で、この2頭を差し切って強烈なインパクトを与えたブランオラージュも当然主力候補。

 遠征馬は高知競馬から3頭が出走。昨年の2着馬ダノングッドや、JRAから移籍後2連勝中の5歳馬、ダノンジャスティスも注目される存在です。

 来週の木曜日、6月24日に行われる『園田FCスプリント』にご期待ください!

★大山龍太郎騎手について

 もうすでに『竹之上次男.com』このことについて書いていますので、必要であればご覧ください。

 YouTubeでも語っております(;^ω^)

 佐々木世麗騎手が一日3勝挙げたとか、長尾翼玖騎手が頼りになるとか、そんな話も書いています♪

 あと、田中学騎手の笑顔とか(∩´∀`)∩

◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇

 来週も火曜水曜がデイ競馬。金曜日がナイター競馬です♪






最終更新日  2021年06月19日 19時15分10秒
2021年06月18日
カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 地方競馬は​「ダービーシリーズ」​が佳境を迎えています。各地のダービーが行われている中、ホッカイドウ競馬でも17日、​「第49回北海優駿(ダービー)」​が行われました。

 「北海優駿」は、「ダービーウィーク」が始まった2006年まで、3歳三冠の最終戦として、秋に組まれていました。2006年だけ、(ダービー)が「北斗盃」についているんですが、翌年以降も「ダービーウィーク」が行われるなら、さすがに「北斗盃」ではイメージが沸かないので、優駿と名の付く「北海優駿」を6月に移行した方が良いのでは…という声が起こり、それに応える形で6月に移りました。「ダービーウィーク」から、1週間にこだわることないスケジュールが組まれるようになった今は、​「ダービーシリーズ」​となり、「北海優駿」も2018年から6月中旬の日程になりました。

 その「北海優駿(ダービー)」ですが、過去10年で1番人気が6勝していましたが、2着と3着がなく、勝つか負けるかはっきりした結果になっています。また、一冠目の「北斗盃」に出走している経歴の馬が断然強く、これは「北斗盃」が1200m時代から続くもの。距離は違えど、やはり三冠路線を歩む馬が強いことを示している表れだと感じます。

 ダービーと銘打っている中で、8頭立ては寂しい感じがしますが、それでも前年の「JBC2歳優駿」の覇者で、一冠目の「北斗盃」を制したラッキードリームが出走したことも大きいのかと思いますし、それだけ存在感のある馬が「北海優駿(ダービー)」に登場したと考えるべきだと思います。前年の「鎌倉記念」を制し、「北斗盃」は2着だったリーチが2番人気。このレース、2番人気が非常に相性が悪いものの、これだけ少頭数のレースなら、実績がモノを言う可能性は高いかもしれません。

 頭数が頭数だけに、スローに流れることは想定されましたが、コスモダラニが逃げる展開で、早い段階で流れが落ち着きました。僕が採った時計で、前半5Fのラップは、

12秒9-12秒0-12秒7-13秒5-13秒4=前半3F37秒6-5F64秒5

でした。15日は雨が降った割に、16日と17日のレースは良馬場で、かなり乾いたパワーの要る馬場で行われていましたから、2000mという距離を考えた時に折り合い重視の展開になることは想定されましたが、思った以上にペースが落ち着きました。その後、3コーナーまで2F続くわけですが、

13秒1-13秒7

という淡々とした流れでした。7F目の13秒7は、まだ先頭とはいえコスモダラニが苦しくなり、向正面でペースが上がらないうちにテイクアターンが内から仕掛け、外にいたリーチがより折り合いを重視する形で動くに動けなかった状況だったからだと推測できます。リーチは、距離延長に対して不安を抱えていましたから、折り合いにはかなり気を使っていたと思います。ラッキードリームは、その状況でもまだリーチから2馬身ほど後ろを進んでいましたが、3コーナーでラッキードリームも進出。そこで、

13秒2-13秒3-14秒1=上がり3F40秒6

と、多少ペースが上がりました。先に仕掛けたテイクアターンが苦しくなり、直線はリーチとラッキードリームの一騎打ちでした。意外とリーチが渋太く食い下がりましたが、ラッキードリームが着差以上の完勝で、二冠を達成しました。






写真提供・3枚とも山中博喜氏

 「グリーンチャンネル地方競馬中継」の解説を担当していましたので、レース後の取材は下りることができませんでしたが、後で石川倭騎手と林和弘調教師のインタビューを確認すると、林師が、リーチの状態が良いので、後ろばかり気にする石川倭騎手の動きが少し気になっていたそうですが、二冠ともワンツーを決めた辺り、大舞台に強い騎手と調教師です。また、石川倭騎手の落ち着きぶりは、相当なものがあります。

 三冠を懸けて「王冠賞」に挑む訳ですが、距離短縮でリーチがプラスに働くことを考えると、ラッキードリームにとって最大のライバルが、同じ厩舎のリーチになると思います。三度目の対決、今から楽しみです。

 さて、来週24日は、全国で最も早い2歳重賞​「第46回栄冠賞」​が行われます。例年以上に粒揃いのメンバーとなりますが、評判通りの強さとスピードを見せたシャルフジンを筆頭に、14頭の激しい争いは必見です。また、この日の1700mで行われる「スーパーフレッシュチャレンジ2」には、一昨年のセレクト当歳で、3800万円(税別)で取引された、キタサンブラック産駒の​ウン​が登場します。こちらもぜひ、御期待下さい!






最終更新日  2021年06月19日 20時26分33秒
2021年06月17日
カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回は岩手の“ダービー”、東北優駿のお話です。

 6月13日に行われた『東北優駿(岩手ダービー)』。11頭が争った岩手の3歳三冠第2戦は1番人気リュウノシンゲンが優勝。ダイヤモンドカップに続き二冠目を獲得しました。


★第29回東北優駿(岩手ダービー)優勝/リュウノシンゲン

 簡単にまとめてしまえば“リュウノシンゲンの強さが2000mでさらに際立った”と言っていいのではないでしょうか。
 ゴール寸前で追い詰められる形になったために最後止まった、ギリギリで勝ったような印象になるのは仕方無いでしょうが、今の水沢のタフな馬場傾向、前半1000m通過が1分4秒を僅かに超えるくらいの、3歳のこの距離のレースとしては速いペース、人気上位勢が互いにマークし合うプレッシャーのかかる展開。それらを考え合わせていけばむしろリュウノシンゲンが1馬身半の差を守り切ったのが立派。
 対するライバル達の側も、2000mという距離の中のどこかかにリュウノシンゲンの“隙”が生まれることを狙って攻めたものの、結果として攻めた分だけリュウノシンゲンがより前に行ってしまった。そんな構図だったと自分は感じました。


★一周目のスタンド前。2番手リュウノシンゲンを人気上位馬がマークして、1番人気~5番人気がこの画角の中に収まっている

 馬場傾向に関しては、今年の水沢の、特に良馬場の時はパワーを要求されるタフな馬場になる傾向が強いです。結果的に前残りになる事が多いのですけども、それは差し馬が差し脚を使えないくらいタフな馬場傾向になるがゆえで、馬場が軽いために先行馬が止まらないパターンとは違います。
 一昨年の東北優駿、同じ水沢2000mで行われた際にパンプキンズが2分7秒6で勝っていますが、この頃の水沢は反対に時計が出やすい砂質で、なおかつ雨の影響があると極端に高速化しやすい馬場傾向でした。なので、例えばその2019年の東北優駿の一つ前、B1級の1300m戦・稍重で1分20秒7というレコードに0.5秒差の高速タイムが出ていますし、翌週に行われたみちのく大賞典では2000mのレコードが9年ぶりに更新されたりもしています。
 今年のリュウノシンゲンの勝ちタイムをパンプキンズの東北優駿の時に並べたら10着相当にしかならないのですが、そこで単純に時計を比べる意味はないでしょう。

 近年の水沢でのみちのく大賞典が良馬場なら2分11秒~14秒で決まっている事、先日の6月7日に行われた1900mのA級一組戦の勝ちタイムが2分3秒0だった事等々から考えれば、際だって優秀なタイムとまでは言えないかもしれませんが、今の時期の3歳馬とすれば十分なものだと思います。

 距離への懸念というものも確かにあって、リュウノシンゲンにとって2000mは確かに長いのでしょう。ただそれにしても、本当に止まっていれば、止まりきっていたならば最後は差されている展開でしたから、そこは坂口裕一騎手の「抜け出してからは遊んでいたけれど後ろから馬が来たらまた伸びた。交わされる心配はしていなかった」というコメントをそのまま受け取っていいのではないでしょうか。

 ここで、敗れたライバル達に騎乗していた各騎手のコメントを見てみましょう。まず2着グランフォロミー。



「逃げるくらいのつもりでいました。イメージは金杯の時のようなリュウノシンゲンより前で戦う形。でも思ったより進んでいけなかったので控える形に。そこからは強い馬が前でやり合っているのを見ながらの道中。自分の馬も他の馬が来たら伸び始めるようなところがあるから、サンエイマジックがもっと早く並んできてくれていたらリュウノシンゲンとの差ももっと縮まっていたかも(鈴木祐騎手)」

 この春はスプリングカップ・ダイヤモンドカップとも10馬身近い差をつけられていた同馬ですが、1月の金杯ではリュウノシンゲンに対してアタマ差、タイム差は無い2着に、昨年の寒菊賞でも1馬身差の2着だったのですから、これがこの馬の本来の走りと言うべきでしょう。
 恐らくタイプとしてはリュウノシンゲンに似ているのではないか?と思ったりしますね。ちょっと難しいというかマイペースというかで、並んで競り合いになると途端に頑張る。自分より強い相手がいたりするとより力を絞り出す。そんなタイプなのかな、と。


 3着のサンエイマジックは高橋悠里騎手のコメントです。



「自分の馬はじりじり伸びるタイプだから、前がやり合っているのを後ろで見ながら、前から脱落した馬を交わしていく・・・という作戦でした。展開面はだからバッチリハマりましたね。結果3着で、もっと上に行けなかったのは残念でしたけど、馬はよく頑張ってくれた。引っかかったりするところがないから2000mとかの距離も悪くないのかもしれないですね(高橋悠里騎手)」

 2歳時は重賞出走は無く、冬期間に南関で2戦して岩手に復帰。スプリングカップは5着とはいえリュウノシンゲンとは13馬身近い差だったところからダイヤモンドカップは4馬身半、今回は約2馬身と差を縮めてきている形です。デビューが昨年10月後半でしたからここにきて力を付けてきている・・・と見ていいでしょうね。
 血統や脚質からも中距離はあまり問題にならないだろうと思いますが、ちょうど昨年の3歳戦線で同じ高橋悠里騎手が騎乗していたレールガン同様、展開に左右されやすいタイプだとも感じます。リュウノシンゲンにさらに迫れるか?全国区の馬たちとやれるだけになるかどうかはこの先の成長次第・・・でもあるでしょう。


 2番人気4着のゴールデンヒーラーは、主戦・山本聡哉騎手の負傷により、今回は山本政聡騎手が騎乗しました。



「自分で逃げても良いつもりでゲートを出たのですが、他の馬の出方を見て、リュウノシンゲンをマークする外の3番手に。向こう正面で少し動いた時に手応えがあったから“これならいけるかな”と思ったけれど、並ばせてくれなかったですね。牝馬にとっては馬場がキツかったでしょうし、距離も少し長いのかなと感じました。でも凄く真面目に走ってくれました。やっぱり力はある馬です(山本政聡騎手)」

 結果としては4着でしたが直線残り100m過ぎまでは単独2番手を守り、最後は2頭に交わされたものの、それまではじりじりとリュウノシンゲンとの差を詰めようともしていました。レース全体を見ればいわゆる“負かしに行って”の敗戦。力がある馬という評価は変えなくて良いと思います。


5着のベニスビーチは村上忍騎手のコメントです。




「前走の感じが良かったし、ここでもリュウノシンゲンやゴールデンヒーラーについていっても競馬ができると思ったけれど。今みたいな馬場が合わないのもあるだろうけど、1800、2000という距離になって差を拡げられてしまった感じ(村上忍騎手)」

 こちらもゴールデンヒーラー同様に積極的に前を追いかける道中でした。最後は力尽きた形ですが、3コーナーあたりからスパートし始めて直線半ばまでグランフォロミーらと横一線で食い下がっていたのですから、十分に力強い内容でした今回は村上忍騎手のコメントに表れているように距離が長かったという判断でいいのでは。


 今回の上位馬の差は、リュウノシンゲン以外の4頭のそれは展開の差だと自分は考えます。ゴールデンヒーラーやベニスビーチが積極的に攻めていった分、グランフォロミーやサンエイマジックに向いた形になった。今回のレースの2周目の4コーナー、リュウノシンゲンが抜け出していて他の4頭は概ね一団。そこから先で生まれた着差は各馬の作戦の違いでしかないのかなと。
 リュウノシンゲンは、なんというか「付け入れそうな隙」があるように見える馬で、今回も差されそうな雰囲気を見せたりもしましたけども、ライバル達がそれぞれ自分の戦い方をやりきっているだけに、リュウノシンゲンの強さが再確認された結果だったと思いますね。




 リュウノシンゲンはこれで二冠達成。三冠目は9月の不来方賞になります。そして10月にはダービーグランプリ。どうも夏場は休養にあてることになるような同馬ですが、秋には三冠達成を、そしてダービーグランプリでは三冠馬が迎え撃つ形になる事を、期待しましょう。


★坂口裕一騎手の指も二冠の「二」に。次は三本目を目指す






最終更新日  2021年06月18日 04時48分35秒
2021年06月16日
カテゴリ:坂田 博昭
​​​​​​​​水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 昨日・6月15日火曜日
 東海ダービーが行われました。
 今年も…無観客のダービーデイ
 



 
 1年前、無観客のダービーデイにどんなことを思っていたかを、改めて思い返してみました。正直、「競馬って、こういうことじゃないよな…」って思ってた気がします。馬券売ってレースやればいいってもんじゃないなと。
 
 まるまる1年経って、その思いはずっと変わらず感じ続けていて、競馬の世の中の姿は何も変わらぬまま、またダービーデイ。



 とは言え、レースの暦は変わらず巡ってくる、ということは、一つの救いではあるかな。こんな状況の中でも、1年経ったらまたダービーデイはやってきました。
 
 
 
 落馬負傷で戦列を離れていた宮下瞳騎手が、今開催本日から復帰しました。

 復帰初戦の2レース
 










 レース後、大恵陽子さん(左手前)の取材を受ける。
 お話の中身は、​NAR公式のレディスジョッキーズ特集サイト​のコラムにてお楽しみ下さい。
 今度の金曜日・18日に掲載予定だそうです。
 
 復帰戦に乗った感想を問われた宮下騎手。
 
「気持ちよかったですね~。」
 
 この言葉には、しびれました。
 当たり前なんだけど…プロなんだな、と。
 
 「楽しかった」とか「ホッとした」とかじゃなくて、馬に乗って実戦に出て「気持ちよかった」
 彼女にとっての「日常」が戻ったことの、心地よさ、なのかな…。
​​ 


 ただ…負けたレースでは、いつもなら悔しそうな表情を画さない彼女が、この日は笑顔が絶えない一日でした。
 
 またすぐに、いい活躍をしてくれるのではないでしょうか。
 
 
 さて、メインレースの東海ダービー。



 向正面から、馬場を1周半する1900m

 ただスタート直後で波乱が…
 
 「自分の形で競馬を」の予定だったダイセンハッピーが、スタート直後にトモを滑らせたらしく立ち後れ。同じ厩舎のティーズダンキーが、この2走とは一転してロケットスタートを切り、逃げを図る人気のトミケンシャイリに競り駆けようかという流れ…。



 最初の1コーナーの入り
 先頭がトミケンシャイリ(黒棒橙の服)
 控えたティーズダンキーが2番手(桃帽赤の服)
 その直後に、駿蹄賞3着のスプリングメドウ(緑帽桃の服)
 その右にいるのが人気のもう一方ブンブンマル(青帽黄色と青の服)

 好位の内ラチ沿いにいるダイセンハッピー(緑帽赤と黄色の服)は、もうこのあたりで砂を被って首を上げ、気持ちの面でダウンという感じに…。
 
 勝負所でも、先に行くトミケンシャイリの脚色は衰えることなく…



 ブンブンマルの脚色にも、いつもの脚色がなかったかな
 夏はあまりよくない馬みたいで…。



 トミケンシャイリ完勝
 見事!駿蹄賞との2冠達成!!









 今井貴大騎手のインタビューの模様は、​名古屋競馬公式Youtubeチャンネルの動画​でご覧下さい。


 敗れたひとたちにも、それぞれのダービーがありました。
 


 加藤誓二騎手 スズノスケで4着
 去年、門別への単騎移籍期間中に北海優駿には乗っていましたが、東海ダービーは初めて乗ることが出来たとのこと。

「前と離されてしまって…もっとうまく乗れれば、仮に同じ4着でももう少し詰められていたかも。ダービーはやはり乗れて良かったけれど、悔いが残るレースでした。」
 


 大ベテラン「名古屋のレジェンド」丹羽克輝騎手
 フーククリスタルで8着
 この1年は、大きな怪我で戦列を離れたこともありましたが、ダービーにはきっちり参戦。

「…でも、ダービーは勝たないと。」

 いつか、この人が勝つところも見てみたい。
 62歳。でもまだまだ元気いっぱい、ぜんぜんやれてますしね。




 レース後、取材に応じる今津博之調教師(右)
 ティーズダンキー11着 ダイセンハッピー12着
 どちらも、それぞれの力を全く出せず、残念そうな表情。

 でも…いまから8ヶ月も以前のこと。
 ダイセンハッピーがゴールドウイング賞を勝ったときに、彼はこう話していました。

「この馬で東海ダービーをと思っています。とにかく東海ダービーまで無事に行くことが大切」

 その言葉通り、ダイセンハッピーは、多分凄くいい状態でダービーに駒を進めてきました。
 その後1月に重賞を勝った、ティーズダンキーともども、ここに目標を置き、その通りきっちり仕上げてきました。

 勝った負けたは、そのときだけのこと。
 でも、競馬は刹那ではなく、つながりのスポーツ。
 目指した2頭がこの舞台に揃って上がったことの素晴らしさを、この場所でずっと取材してきている私としては、強く感じずにはいられませんでした。

 彼が次にダービーに、どんな馬を送り込んでくるのか。
 ダービーを巡る興味は、尽きることがありません。


 
 最後に…おまけ、じゃないんですけど(汗)
 今井貴大騎手が、ダービーのあとの最終レースも勝って、デビュー通算1200勝を達成しました。
 


 この日も3つ勝って、昨日までで今年の勝ち鞍が66勝。
 トップの岡部誠騎手に追いつくには数が離れていますが…
 年初からここでもお伝えしているように、非常に順調に勝ち星を重ねている今井騎手。

 改めて、意気込みを伺ったところ…
 うーん、と考えたあとで

「じゃ、シーズン終わるときまでに、150勝を目標にしてみましょうか。いま丁度年の折り返しだし、だいたい(ここまでの)倍、ということで。」
 
 今年の成果に手応えがあるからこその、この意気込みではないかと。
 
 このひとの場合は、いつも自身が言っているように「まずは怪我なく」が第一。
 その上で年末、また振り返ってどんなふうに感じたことを話してくれるのか、成績とともに楽しみでなりません。
 

​​

 名古屋へ向かう途中の飛行機内から撮った、弥富トレーニングセンター
 現在スタンドが、絶賛建設工事中!


 いまの、土古(どんこ・地名)にある名古屋競馬場での、最後のダービー。
 本当に静かに幕を下ろしました。
 
 競馬場移転により、来年はここへ場所を移して行われるダービー。
 そこに向けての新たな1年が、また始まります。
 
 
 さて…明日は、門別で北海優駿。



 今夜の門別競馬場
 その戦いの時は、着々と近づいてきています。






最終更新日  2021年06月16日 19時05分17秒
2021年06月15日
カテゴリ:太田 裕士
火曜日担当の太田です。


すっかり夏の陽気となっている北海道。週末は30度を超える真夏日。暑いですね。ただ、本州から比べると湿度が低く爽やかさがあるようです。夜は気温が下がるので寝苦しさがないのは救いですね。

今年もJRA北海道シリーズがスタートしました。







今シーズンは札幌開催から始まり、札幌1開催(3週間)→函館1、2開催(6週間)→札幌2開催(4週間)という日程で行われます。
この時期の函館は毎年寒くて凍えておりましたが、今年は札幌。夏の暖かさ。競馬日和でしたね。そして、昨年はすべて無観客開催でしたが、今年は事前応募の抽選で当選された、およそ1300名の方が入場。開幕初日第1レースのファンファーレが高らかに響いた後には場内から拍手が沸き起こりました。ファンの皆さんにとっては待ちに待った生観戦ですものね。それでもまだまだ普段通りというわけではありません。抽選で当たった方は存分にお楽しみいただければと思います。
ホッカイドウ競馬、ばんえい競馬ともに20日までの予定で無観客開催。その後、緊急事態宣言が解除となることを願い、そして、再び、競馬場内に活気が戻ってくることを切に願って・・・


ホッカイドウ競馬は今週16日(水)と17日(木)の2日間開催。
今シーズン最後の2日間開催となります。次週からは火曜、水曜、木曜日の3日間開催。11月まで続きます。引き続きお楽しみください。
さて、今週は2夜連続重賞レースが組まれております。
16日(水)は牝馬オープン重賞
AIRDO賞 第7回ヒダカソウカップH2​ 内回り1600m
14頭立てと頭数がそろいました。

3連覇を狙うクオリティスタートをはじめ強豪がそろって混戦必至の模様。クオリティスタートにとっても3連覇はそう簡単ではなさそうです。好調のネーロルチェンテ、東海で活躍していたニジイロが北海道に戻ってきました。水沢留守杯日高賞を勝ったスマイルミュ。そのほか、どの馬にも十分チャンスがあり、一筋縄ではいかなそうですね。

よく17日(木)は3歳2冠目 STV杯 
第49回北海優駿(ダービー)H1​ 外回り2000mが組まれております。

1冠目北斗杯は、昨年初代JBC2歳優駿の栄冠に輝いたラッキードリームが勝利。今季初戦、初めての内回りと不安材料もありながら、そこを見事クリア。3冠に向けて視界良好という感じとなりました。初の2000mとなりますが、前回のほうが鬼門と言われていたので、最有力候補であることは間違いないですね。

初めての距離ですが、距離延長がプラスといわれているオタクインパクト。北斗杯2着リーチ。今季JRAから転入後好走。前回勝利クライマックスなど。少頭数ではありますが、はやりダービー。緊張感がありますね。

2夜連続重賞ぜひご参加ください。

それから、北海優駿の前、第11レースには、北海道に戻ってきた昨年南関東桜花賞、東京プリンセス賞を勝利。関東オークス2着馬アクアリーブルが出走します。

注目の門別グランシャリオナイター。今週も目が離せませんね!!


ばんえい競馬も次回久々に重賞レースが組まれております。
20日(日)古馬オープン​第29回北斗賞BG3​を予定しております。

昨年はミノルシャープが勝利。そこからの快進撃はみなさんご存じかと思います。そのミノルシャープもここにきて調子を上げてきている感じがしますね。

(昨年の北斗賞 ミノルシャープ)

オッズパーク杯を勝利アオノブラック。ライバルのメムロボブサップの5歳馬は今ばんえいを引っ張るだけの力を備えており、有力馬であるのは間違いないですね。

センゴクエースも復活が待たれます。ただ、いつ走ってもおかしくはなく、力はある馬ですから侮れません。

アアモンドグンシンも今季復活を遂げ、前回勝利。ここに向けて調子上向きです。

4連勝中7歳馬ウンカイタイショウも初重賞制覇を虎視眈々と狙っていることでしょう。今の状態なら十分チャンスがありそうです。

同じ7歳馬実力馬メジロゴーリキ、マツカゼウンカイ。また、ばんえい記念2着馬キタノユウジロウと古馬戦線は群雄割拠。

オレノココロ、コウシュハウンカイの2大巨頭がいなくなり、そして、ばんえい記念勝利のホクショウマサル亡き今、まさに戦国の世。面白い戦いになること間違いありません。ぜひご注目、ご参加ください。


さて、今年も昨年同様にイベントの開催ができないため、
重賞レースで騎手が意気込みをシャウトする、ジョッキーシャウトが休止。そこで、シャウトに代わって、重賞に騎乗騎手のサイン入りグッズをファンの皆さんに抽選でプレゼントいたします。






締め切りは21日(月)メール到着分までです。
皆さん奮ってご応募ください。お待ちしております。






最終更新日  2021年06月15日 19時00分40秒
2021年06月14日
カテゴリ:山中 寛


今日は耳目社山中が担当します。


川崎競馬が今日からスタート。


今日は、6/2に2000勝を達成した酒井忍騎手のインタビューがウィナーズサークルで行われました。



スタンバイ中




インタビュー後の写真撮影中


関東地方も梅雨入り宣言がありましたがなんとか雨が降らずインタビューを行うことが出来ました。
写真を見ると19時過ぎでも空は明るさが残ってますね

酒井忍騎手、2000勝達成おめでとうございます!


さて、
明日(6/15)は、900mの重賞・第1回川崎スパーキングスプリント。(→​枠順​)
明後日(6/16)は南関東牝馬クラシック最終戦・第57回関東オークスが行われます。(→​枠順​)

ダービーシリーズも後半戦に入って、今週は名古屋の東海ダービー(6/15)と門別の北海優駿(6/17)。
20日日曜日にはダービーシリーズのクライマックス・高知競馬場で高知優駿が行われます。

金沢競馬場では上半期の古馬頂上決戦、第64回百万石賞。(→​枠順​)

重賞ラッシュですね。


川崎競馬、
明日のメインレースは地方競馬スーパースプリントシリーズ(SSS)の第1回川崎スパーキングスプリント。2011年にこのシリーズが設立されてから行われてきたこのレースが今年重賞に昇格して第1回を迎えます。
(ちなみに、2011年の川崎スパーキングスプリントの勝ち馬はコアレスピューマ)

実況も気が抜けないスーパースプリントシリーズ。
中距離戦・長距離戦とは違った難しさがあります。


レースに騎乗するジョッキーはどんなことを考えているのか?

金沢競馬場900mのレコードホルダー・フェリシアルチアの手綱を取る藤田弘治騎手にちょっとお話を伺いました。

藤田弘治騎手は金沢競馬場で行われるSSSの一戦、日本海スプリントを
第1回・ジッテ、第3回フェリシアルチアで2度制しています。

お話を伺ったのは、日本海スプリントへのトライアル・スーパースプリント賞(6/1)をフェリシアルチアが連覇した翌週です。


―900mの時に一番気を遣うところは?
やはりスタート。スタートに尽きますね!
―出遅れるとアウトですもんね
意外とゲートの中で落ち着きがなかったりするんで、「おおコレ大丈夫かな…」と心配になるときもあります。

他地区からどんな馬が来るかですけど。速いの居ますよね、やっぱり。
でもフェリシアルチアも速いので、何とか勝ちたいです。もっとタイムを詰めてレコード出したいですね。

―ジッテでも日本海スプリントを制している藤田騎手ですが、900mが得意?
馬が速くて、900mが得意で、僕はそれに乗っていただけです(笑)

―北國王冠(2600m)も勝ってますし、長いところも短いところも得意?
長い距離が得意な馬に乗ってただけです(笑)
どういう展開だったかあんまり覚えてない…差したのは覚えてますけど(笑)


その時その時の展開を考えてレースをします。
この前は青柳騎手の馬(ミラクルダマスク)が内にいて、僕の馬の方がいいスタートを切って前にいて馬場の走りやすいところを通れました。
どのレースもそうですけど、馬の手応えと周りの手応えとそれぞれなんで、どれが得意とかいうのもなく、その馬に合わせて乗るというのが必要なんじゃないかなと思います。それが騎手の腕かなと。

900mはそこまで考えていられないので、ゲートが開いて出たなりのレースをするしかない。自分でそんなに変えられない、前に出られてたらその位置からレースをするしかないので。

ジッテの時は3~4角で一瞬タメられたんですけどね。そういう場合もあります。

―そこで余裕があれば、直線の脚にもつながる
と思います。
900mくらいならある程度行っても大丈夫っていう馬もいるし、ちょっとタメられたら…っていう馬もいる。馬によってタイプが出ますね

―フェリシアルチアは、一気に走り抜けるタイプ?
900mならそうですね。1400m1500mだと溜めないとダメですけど。
900mならギリギリ持つって感じです。でも3~4角は追ってたらダメですよ(笑)

―馬に合わせて、その時その時で展開を考えながら乗ってるんですね。
もうそれしかないです(笑)どのレースもそうですよ!
あの時こうだったとか、思い出しながら。
1回失敗しても「この馬こういうタイプだったな」と考えて次に試してみたり。

SSSの実況をよりよいものにできるように藤田弘治騎手にお話を伺ってみました。

実況も一番気を遣うのはスタート。スタートを決めて短距離戦のペースについて行けるようにしっかりリズムを刻んで馬を追っていく。上手く息を入れられれば直線の追い方にも余裕が出てくるはず。

7/21船橋競馬場で行われる習志野きらっとスプリントに向けて今年も精進していきたいと思います。







最終更新日  2021年06月14日 20時50分14秒
2021年06月13日
カテゴリ:高橋 華代子
日曜日担当の高橋華代子です。

 6月9日の大井競馬場では東京ダービーが行われ、左海誠二騎手が騎乗した1番人気アランバローズ(船橋・林正人厩舎)が優勝しました。

 アランバローズは昨年5月8日の船橋競馬場最初の新馬戦を優勝している生え抜き馬。遡ると、エメリミット、ヒカリオーソ、ハセノパイロと、4年連続で南関東生え抜き馬がダービーを制しています。

 今年も南関東の新馬戦は行われていて、未来のスターホースはもうデビューしているのかなぁと、ワクワクしながら見ていきたいですね。

 ということで、ここは2週に渡って、ここまでの南関東新馬勝ち馬の顔ぶれをご紹介したいと思います。

☆大井競馬場の新馬戦は、SEEK GLORY!というサブタイトルがついています。
 
 4月30日の大井競馬場3レースでは、
 
 矢野貴之騎手騎乗の2番人気インザライフ(大井・田中厩舎<小林>)が差し切り勝ち。勝ちタイムは1000m1分1秒2(重)。

 

 馬主 (有) 内田ステーブル様

 生産 山口義彦様(浦河)

 父がトゥザグローリー、母はコスモメソッド、母父がヴィクトワールピサ   

 2歳牝馬、427キロ


☆5月の船橋開催の新馬戦はスズランデビューというネーミング。

 5月7日の3レースは、本田正重騎手が騎乗した3番人気ミゲル(船橋・山中厩舎)が逃げ切り勝ち。1000m1分2秒2(やや重)。

 

   馬主 島川隆哉様      

 生産 有限会社 エスティファーム様(日高町)      

 父はディープブリランテ、母が浦和で走っていたこともあるトーセンディオール、母父はキングカメハメハ      

 2歳牡馬、 480キロ

☆4レースは、左海誠二騎手騎乗の2番人気レティクル(船橋・林正人厩舎)が逃げ切り勝ちを収めました。勝ちタイムは1000m1分2秒5(やや重)。

 

 馬主 山口裕介様      

 生産 梅田牧場様(浦河)      

 父 ディスクリートキャット、母 マルデデルマ、母父 ワイルドラッシュ      

 2歳牡馬、442キロ

 
☆浦和競馬場の新馬戦はドリームチャレンジ2歳新馬というネーミング。

 5月14日浦和1レースでは、本橋孝太騎手騎乗の1番人気ジョーストーリー(浦和・小久保智厩舎)が逃げ切っての勝利。勝ちタイムは800m48秒2(やや重)。

 

 馬主 上田江吏子様      

 生産 小河豊水様(新ひだか町)      

 父はエスポワールシチー、母がネバーエンディング、母父はエンドスウィープ      

 2歳牝馬、456キロ

 
☆5月17日の大井競馬場3レースは、和田譲治騎手が手綱を取った1番人気ロマンスロード(大井・的場厩舎)が逃げ切り勝ちで、2着馬に2秒6差をつける大差勝ち。勝ちタイムは1200m1分14秒9(良)。     

 

 馬主 平本敏夫様      

 生産 バンブー牧場様(浦河)      

 父 マジェスティックウォリアー、母 ブラックカシミール、母父 バブルガムフェロー      

 2歳牝馬、470キロ   

☆川崎競馬場の新馬戦はスパーキングデビュー新馬というネーミング。

 5月28日川崎1レースは、山崎誠士騎手が手綱を取った1番人気メンタイマヨ(川崎・林厩舎)が逃げ切り勝ち。 勝ちタイムは900m56秒0(重)。

 

 馬主 程田真司様      

 生産 村上欽哉様(新冠)      

 父はシニスターミニスター、母がチーズマヨ、母父はシンボリクリスエス      

 2歳牡馬、478キロ      

 


☆2レースは、増田充宏騎手がエスコートした1番人気ジェルジオ(川崎・山崎裕厩舎)の逃げ切っての優勝。タイムは900m56秒1(重)。

 

 馬主 谷口悦一様      

 生産 ディアレストクラブ様(浦河)      

 父 アポロキングダム、母 ルシアンネイル、母父 タニノギムレット      

 2歳牡馬、431キロ
 
☆3レースは、本田正重騎手が手綱を取った3番人気キャンプファイヤー(川崎・山崎裕厩舎)が、2番手から直線では叩き合いを制しました。勝ちタイムは1400m1分33秒(重)。 

 

 馬主 吉谷憲一郎様      

 生産 リトルブルーファーム(北海道上川郡清水町)      

 父 ハタノヴァンクール、母 クロスファイヤー、母父 カリズマティック      

 2歳牡馬、463キロ

 
 パート2に続く。






最終更新日  2021年06月19日 17時50分03秒
2021年06月12日
カテゴリ:竹之上 次男
土曜日担当は、園田競馬・姫路競馬実況の竹之上次男です。

 6月10日(木)、今年の3歳頂点を決める『第22回 兵庫ダービー』が行われました。3頭が横一線となる、重賞史上稀に見る大激戦のゴール前!



 一番外から追い上げたスマイルサルファーがハナ差の大接戦を制して今年のダービー馬に輝きました。



レース結果はコチラ>>>

 2着には三冠初戦『菊水賞』を制していたシェナキング。道中はいつもりより前でレースを進めて、積極的に前を捉えに行く動きをみせました。わずかハナ差で二冠制覇を逃しましたが、菊水賞馬としての意地を見せる堂々としたレースぶりはさすがです!

 さらにハナ差の3着に、菊水賞の2着を含めて2着が4回続いていたエイシンイナズマ。これまでの逃げの形にはこだわらず、好位で控えて流れに乗り、直線も良い伸び脚を見せていました。こちらもわずかに栄冠には届かなかったものの、力を十分に示す素晴らしい内容の走りでした。

 勝ったスマイルサルファーは去勢されてデビューを迎え、新馬勝ちを収めていました。重賞では2歳時の『兵庫若駒賞』で2着の実績はありましたが、その後の重賞では4着、4着。そして迎えた4度目の重賞挑戦で念願の初タイトルを獲得!

 この勝利が兵庫ダービー史上初のセン馬による優勝となったのでした。



 騎乗していた大山真吾騎手はデビューから18年目、通算15度目の挑戦で嬉しいダービージョッキーの称号を手に入れました。



 管理する渡瀬寛彰調教師は開業7年目、3度目の重賞制覇が栄えある兵庫ダービー制覇となったのでした。

 この日は厩舎スタッフが勢揃いでダービー観戦。

 一丸となった応援の甲斐あって、3歳頂点に立つ瞬間を共有できたのでした。



 そっして揃って記念撮影♪

 せやけど、検量前で口取りは初めて見たで( ̄▽ ̄;)

 スマイルサルファー関係者の皆さま、おめでとうございます!

〓Weeklyトピックス〓

 今週もルーキーたちが活躍を見せています。



 大山龍太郎騎手が木曜日に第5レースで勝利して、デビューから9週連続勝利を記録。金曜日にも勝って、通算19勝目まで勝ち鞍を伸ばしています。



 佐々木世麗騎手は水曜日と木曜日の最終レースでともに勝ち、通算13勝目。



 長尾翼玖(たすく)騎手は木曜日の第1レースで勝利を挙げて10勝目とし、これで3人のルーキーがいずれもふた桁勝利に到達しました。

★開催レポート

 開催日は毎日『竹之上次男.com』でレポートを更新しています。

 どうぞご覧ください♪

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 来週も園田競馬は水曜木曜金曜の3日間!

 どうぞご来場を待ちしています♪






最終更新日  2021年06月12日 16時27分17秒

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