|
カテゴリ:坂田 博昭
先週は、ロイヤルアスコット開催でインターネットのラジオに1週間かじりつき、日曜日には最高のメンバーで行われた宝塚記念と、色んな競馬が楽しい1週間でした。 グローバルスプリントチャレンジ第4戦として行われたゴールデンジュビリーS(G1、芝6F)の模様は、競馬場・ウインズやグリーンチャンネルでも放映されましたので、ご覧になった方も多いと思います。人気になったミスアンドレッティは大敗。本当に残念でした。 4日前に行われたキングズスタンドSの時には、猛烈なレコードが出るような堅い芝コースだったものが、中間の雨でこの日の馬場はヨーロッパらしい重い馬場。切れ味で勝負するタイプのミスアンドレッティにとっては、一転してあまりにも条件が厳しすぎたレースでした。 逆に、テイクオーバーターゲットは本当に惜しい2着。昨年の雪辱は、あと一歩のところで果たすことが出来ませんでした。
さて、そんなヨーロッパの競馬シーンに目を奪われている間に、北米ではとんでもない大事件が起きておりました。 昨年のアメリカ年度代表馬で、今年のドバイワールドカップなどを勝ったあの強い強いインヴァソールが、故障のために何と!電撃引退することになりました。 23日、今度の土曜日にベルモントパークで行われるサバーバンHに向けての最終調整に臨んだインヴァソールでしたが、調教のあとの歩様がおかしく、すぐにX線検査を行ったところ、右後肢に骨折が判明。協議の結果そのまま引退し、来年から種牡馬入りするそうです。 私が、ドバイの放送席から遠目に見たインヴァソールの姿は、アメリカの「強い馬」らしいゴツゴツ感よりも、「走る馬」が持つ躍動感みたいなものの印象が強く残っています。仕事の最中に垣間見ただけとはいえ、あれだけの名馬を一度でも見ると、逆にもう会えないということが一層寂しくも感じられます。放送席からは遠くて、写真も撮ることが出来なかったし。ちょっと勿体ないことをしました。 一方、再びヨーロッパに再び目を転じると、英愛2つの2000ギニーを制したコックニーレベルにもアクシデント。5着に敗れたセントジェームズパレスSのあと、トモに骨折が判明したとのこと。レースの残り1ハロンのところで外に持ち出す際に痛めたらしく、当初筋肉を痛めたものと思われていたものが、精密検査の結果骨折と診断されたそうです。 やはり最高レベルの激戦は、馬にもそれ相応の負担を強いるもの。先週宝塚記念を戦った馬たちには、是非ともこのあと無事で、夏または秋に控えるそれぞれの戦いに向かって欲しいものです。 インヴァソール(父Candy Stripes 母Quendom)
最後になりますが、函館で落馬事故に見舞われた塚田祥雄騎手が、一日も早く回復されるよう、心よりお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月26日 15時42分33秒
[坂田 博昭] カテゴリの最新記事
|