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2007/11/12(月)09:09

厩舎ガイド

奥村 武(358)

今日は馬達が暮らし、私達が毎日働いている「厩舎」を少しご案内しましょう! まずこちらが厩舎の全景です。 長細い造りになっていて、20馬房が横にずらっと並んでいるんですよ。 そして東西に長くなっています。ですから晴れた日は一日中日当たりがよいのですね。 最近では、稲藁の代わりに麦藁(麦稈:ばっかん)や、オガクズなどを使う厩舎も増えてきましたが、トレセン創設当時はほとんどの厩舎が稲藁をうまやの敷料に使用していました。 麦稈やオガクズは使い捨てなのですが、稲藁は少し汚れたくらいなら天日に干して繰り返し使用できるのです。 そんな稲藁を干すのに適した造りになっているのですね!! ちなみに今でも稲藁は多くの厩舎で使われています。 左手に見えている屋根のついた施設が、以前ご紹介した洗い場です。 3頭分の洗い場が二つあるので、厩務員さんたちはみんな交代で使用しています。 その奥に見えているのが、サンシャインパドック。 馬達の癒しのスペースです。 それでは、厩舎の中に入ってみましょう! これが一番東側から見た厩舎の内部です。長いでしょ!! 牧場などでは馬房が向かい合わせになっている場合もありますが、なぜ厩舎は向き合わせになっていないのでしょうか? 馬達は馬房内でテレビを観たり、夜になったからといって晩酌したり出来ませんから、とても退屈しているんですね。 ですから、暇をもてあまし、向かいにいる馬のまねをしたりするんです。 それがよい事をまねしてくれればいいんですけど、大体悪いことをまねするんですよ(笑) サク癖、熊癖、旋回癖・・・ そして馬達の前にある扉には、毎日の調教で使われる馬具がかけられています。 中を進んでいくと、中央に建物があります。 通称「馬糧庫」と呼ばれ、主に馬達の台所として利用されています。 こんな感じ 大きな業務用冷蔵庫や、大きな釜、そして多種にわたる飼料が常備されています。 あの冷蔵庫には、馬達の好物にんじんや、レンコンなどが保管されていますよ。 そしてこの2階部分には国枝厩舎秘密のスペースがあるんですよ! この隠し部屋!! これは厩舎の番頭、佐藤勝美調教助手が一月かけてほぼ一人で作り上げた・・・ じゃ~ん!! 乾燥室なんです!!! 冬の時期や、梅雨時など、洗濯した馬具が翌日に乾いていないことがよくありました。 冬は濡れたままの馬具を身に着ければ、馬たちだって寒いんです・・・ 勝美さんはそんな馬達のために、この部屋を作ったんですよ!! まだまだご紹介しきれなかった場所もたくさんあるので、またの機会に!! それでは今週も頑張りましょう!!

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