2009/06/22(月)05:00
名馬特集!fromアイルランド
今週はアイルランドの・・・いや世界の最高峰と言える二つの種馬所を見学に行ってきました
まず1件目は自分たちが滞在しているキルデアから至近距離にあるキルダンガンスタッド。
そうですあのダーレー軍団のアイルランドの拠点。
広大な敷地に目もくらむような名馬たちが・・・
早速行ってみましょうか。
まず最初の御登場はケープクロス!!!!!!!!!
先日ご紹介した今年のエプソムダービー馬シーザスターズのお父さん。
自身は1マイルのG1を2勝した完全なマイラー。
そんなことからシーザスターズもダービー直前まで距離が課題とされていました。
しかしジャパンカップなどにも参戦した産駒のウィジャボードなどを見ると、どうやら子供たちは距離の融通が利くようですね。
またシーザスターズがダービーを勝ったからと言って種付け料の値上げはしないのだそうです。
こんなところにも世界的な不況の影響が表れているんですね
そしてこちらはエプソムダービー馬オーソーライズド。
世界的名手ランフランコ・デットーリが長年の苦労の末、ようやくエプソムダービーを勝つことができたという名馬。
さらにこちらは昨年ブリーダーズカップ・クラシックでカジノドライヴ、アメリカ年度代表馬カーリン、ヨーロッパのマイル戦で大活躍中だったライバル、ヘンリーザナヴィゲーター以下を下した名馬レーヴンズパス。
本当にスターホースだらけの種馬所でした。
そして木曜日にはキルデアから2時間ほどかけて、クールモアグループの拠点クールモアスタッドへ。
・・・がしかし、その道すがらバスに搭載されたカーナビの調子が悪く、なぜかアイルランド有数の観光名所、ロックオブキャッセルに!
まあこれは何というラッキー
・・・運転手さんはかなり焦っていましたけど。
そんなこんなでようやくたどり着いたクールモアスタッド。
こちらも凄い!!!
まず最初に登場したのは1400~1600mのG1を7連勝するという大記録を打ち立てたヨーロッパチャンピオンマイラー ロックオブジブラルタル。
日本にもシャトル種牡馬として繋養されていた時期もあり、皆さんにもおなじみですよね。
ヨーロッパの重い芝ではマイル適性を示していましたが、日本にいる産駒たちはどうやらもう少し距離があったほうがいいように思っているのは私だけでしょうか??
こちらはガリレオ。
言わずと知れた今年のダービー馬シ-ザスターズの半兄。
母は凱旋門賞馬アーバンシー。
もちろん本馬もダービー馬であり、イギリスの古馬のチャンピオン決定戦キングジョージ6世&クーンエリザベス・ダイヤモンドステークスの勝ち馬。
肩書きだけでも圧倒されてしまうのに、この馬体ですから・・・
次はあのエルコンドルパサーを凱旋門賞で差し切ったモンジュー。
スペシャルウィークが勝ったジャパンカップにも来日したのでご存知の方も多いはず。
種牡馬としても先ほどのオーソーライズドの他にもモティベーターなどダービー馬を輩出。
他にも凱旋門賞やキングジョージを勝ったハリケーンランなどを出し大活躍中です。
こちらはスタッドインしたばかりのフレッシュサイアー。
昨年ヨーロッパで2000~2400mのG1を5連勝したデュークオブマーマレード。
今すぐにでも競馬ができそうな雰囲気ですね。
そして今週も最後におまけ
種馬を引退した超超超超超~名種牡馬 サドラーズウェルズ!!
そんな大種牡馬だって本当はかわいい普通のお馬さんなんですね(もうおじいちゃんですけど)。
ダービー馬ガリレオだってこんな素顔