地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ

2012/03/27(火)21:00

時ならぬ「ネコ」ブーム?

坂田 博昭(909)

 水曜日の大川アナも花粉症で大変のようですが、私も、最近では花粉症を「持ちネタ」にしないと追いつかないぐらい、人並みに花粉症の症状が出て困っております。 土曜日に競馬場に取材に行った時にはそれほどでもなかったのですが、今日あたり日中は気温も上がって、いかにもという気候。いまこのブログの文章を書く間に、手元のティッシュペーパーがどんどんなくなっております…。 マスクをちゃんとしていれば、そこまで酷い症状にもならないんでしょうが、例えば競馬場に行けば、人に行き逢うのも仕事のうち。マスクをしているわけにもいきません。そのときには何となく大丈夫でも、夜になるとにわかに症状が出てくるんですよね…。今年も、しばらくの間は我慢です、我慢。  その土曜日ですが、中山に日経賞を見に行きました。大方の予想に反してルーラーシップは勝ちきることが出来ず、勝ったのは大逃げをうったネコパンチでした。 日経賞のゴールシーン。おいでおいでの完勝!  江田照男ジョッキー。手を挙げて歓声に応えていた…わけではなく、バレットの方にステッキを投げて渡した瞬間のポーズが、たまたまこんな風に写真になりました。  こうして勝ってみると、この馬はこれまでの実績の割に人気のある馬だったのだなぁということがわかります。比較はつかないので何とも言えませんが、レースが終わって馬が上がって来るときまでに、土曜日の重賞にしては多くのお客さんが検量脇のスペースまでやってきて、口々にネコパンチと江田照男ジョッキーに声をかけたりしていましたし、表彰式の時には… こんな感じでウィナーズサークルが見えるスペースはお客さんがぎっしり。 ひとつには、「ネコパンチ」って名前がいいですよね。 南関東にも「ネコ」の名前の馬が何頭もいるそうですが(それは華代子さんの守備範囲)、初心者の方々にはやはり親しみが持てる名前ですよねぇ。変わった名前や凝った名前じゃなくて、単に「ネコ」がついているだけなんですけど、何か気になると。馬にネコ。不思議な魅力のあるコラボなのかも知れません。馬の厩舎には猫はつきもの、なんて話も聞きますし。関係ないか。  あともう一つには、逃げ馬っていうのは誰にもわかりやすいキャラクター。ネコパンチは常に逃げることが出来ているわけではありませんが、この日経賞のようなレースはやはりインパクトがありますよね、どこを走っているかが明確ですから。逆に、超強い馬が差し追い込みの馬だったとして、後方馬群の中を走っていたりすると、レースを見るのに慣れていない人にとっては、どこを走っているのかわからないということもあるでしょう。 いまでも「ツインターボは凄かった」と言われ、そして見たことない初級中級競馬ファンの方でも「ツインターボを見てみたかった」と言わしめるのは、やはり逃げという先方の存在感からなのではないでしょうか。 逃げ馬に見た目のインパクトがあると、恐らくレースは盛り上がるということだと思います。例えばネコパンチが次にどのレースに出てきたとしても、日経賞を見ていれば初心者であっても「ああ、あのときの」となりますから。天皇賞の大舞台に上がるということになれば、ひとつの話題になることは間違いありません。  JRAだけじゃなく、そういうレースの中での「キャラクター」と言える馬が他の競馬場でも誰かいてくれると、面白くなってくると思うんですが。  ところで、週があけて昨日今日あたりには、また別の「猫」もまた別の「レース」で話題になったりしてました。これは…まあたまたまなんでしょうねぇ(笑)。

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