楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 10558438 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール


楽天競馬ライター

フリーページ

楽天カード

2014年04月03日
XML
カテゴリ:横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 3月の特別開催が終了し、来たる4月5日からは新たに「2014年シーズン」の岩手競馬がスタートします。
 レースを走る馬的には連続しているのですが、騎手・調教師のリーディングはここで区切りとなりました。騎手リーディングは3年連続で村上忍騎手が獲得、また調教師リーディングは板垣吉則調教師が、2010年の開業以来初めてのリーディングトレーナー獲得を果たしました。

 村上忍騎手は、勝ち星の数こそ昨季より減らしましたが、昨季は例年より“スランプ”の時期がちょっと長めだったような印象があって、それでなお2位以下を寄せ付けなかったのだから内容的には盤石といって良いのでしょう。
 板垣調教師は村上昌幸調教師と競り合う形で特別開催突入。ここでの成績次第ではどっちに転んでも・・・だったのですが、特別開催前半で2勝、後半はなんと5勝、計7勝の固め打ちで一気に突き放しての鮮やかな初リーディング獲得です。
 板垣厩舎は調教師リーディングに加え昨季の重賞勝ち星9勝という目覚ましいな成績を残しました。「9勝」という数自体がもちろん凄いのですが、厩舎に所属する厩務員さんが全員重賞勝馬を送り出した・・・というのが非常に凄いし素晴らしい事だと思います。
 それも、決して長く活躍した馬ばかりではない。シーズンを通して複数の重賞を勝ったのはハカタドンタクだけで、その他は入れ替わりたち替わりしながら様々な路線の重賞を勝っていった。馬の巡り合わせと厩舎スタッフの努力、そして調教師の管理手腕。それらがうまくかみ合っていたからこそのこの成績なのだ・・・という事なのでしょうね。

 さて。リーディング1位の人たちのお話を普通に触れていくのはちょっとおもしろみに欠けますよね。ここは敢えて「2位」の方のお話を聞いてみましょう。

 まずは騎手部門2位の山本聡哉騎手。2012年に続いての2年連続2位でしたが、2012年が村上忍騎手192勝に対し山本聡哉騎手144勝。それが2013年は村上忍騎手161勝対山本聡哉騎手149勝。最後の最後こそ引き離されましたがシーズン終盤は常に逆転可能な位置につけていました。

140403-001.jpg
★山本聡哉騎手

「学ぶ事、そこから得た収穫が多い1年でしたね。前は忍さんにもっと離されていた。それをここまで近づけたのですから、来シーズンも“やれる”という手応えが確かなものになってきたように感じます。
 厩舎や馬主さんはじめ関係者のみなさんにたくさん応援して貰って、バックアップして貰って、それでもリーディングを獲れなかったのは残念。ただ、今年の差は一見僅差だけど、この差が今の自分と忍さんの『差』だと思います。追いつきそうになっても一気に引き離されますものね。まだ差があるなと。
 来年はもっと先輩たちに話を聞いて、技や考え方を吸収して、自分の技術をしっかりしたものにしていこうと思っています。そして常に応援してもらえるような騎手でありたいですね」

 村上忍騎手と山本聡騎手の差が縮まった。それは成績の数字だけで言えば村上騎手の方が勝鞍を減らしただけのように見えます。
 でもそういう視点で評価するのは正しくありません。2013年のこの二人のレースを見ていた方は気が付いていたかもしれませんが、村上騎手に対する時の山本聡騎手の挑みっぷりというか真っ向勝負ぶりは、とにかく『打倒・村上忍』の気迫がこもったものだったからです。
 この両者がどちらも勝ち目がある馬で相対した時、村上騎手が前にいれば山本聡騎手はぎっちりマークし、逆であれば山本聡騎手は細心の注意を払って自らに有利なラップを刻み続ける。そんなシーンが何度も見られました。村上騎手が勝鞍を減らした要因の一つは、間違いなく山本聡騎手のそんな挑みかかりっぷりにありました。

 しかし、そこまでやっても簡単に乗り越える事ができなかった。それが山本聡騎手が感じる今の時点の『差』なのでしょう。
 村上騎手にも訊ねた事があります。山本聡騎手がいつも“負かそう、負かそう”って狙っているの、気付いているでしょう?と。
 すると村上騎手、「後輩にそうやって目標にされるのはさ、先輩の冥利に尽きるよね」。微笑み加減にそんな答え。本気で挑みかかられるのはしんどいけど、そうでなくちゃ面白くない。それが村上騎手の考えのようでした。

 今の時点では確かに村上騎手の方にまだ「余裕」があるようです。山本聡騎手がそれを吹き飛ばし、村上騎手を慌てさせるくらいになった時、そこからが本当のリーディング争いになるのでしょう。

 調教師部門の2位は村上昌幸調教師でした。2005年にリーディングを獲り、07年・10年は2位。ここ2年はちょっと順位が低迷していて久しぶりのチャンスだっただけに惜しかったですが、板垣厩舎の勢いに敗れた感。

140403-002.jpg
★村上昌幸調教師

 2位の感想というか何というか・・・を聞かせて下さい・・・とお願いすると、「いやらしい事を聞くなあ。勘弁してくれよ~」と苦笑いしつつも、「今年(2013シーズン)の活躍で来年(2014シーズン)のクラスがキツくなる馬が多くてね。それが心配」と。
 調教師さんにはそれがありますからね。一番勝ち星を稼げるのは下級条件にいい馬が揃った時。でも勝てば相手関係が厳しくなるわけで、大量に勝った翌年は低迷する事が珍しくありません。実際村上昌幸師自身も、リーディング上位を獲った翌年に下位に落ちる・・・という事を何度も経験しています。とはいえそういう状況から2013年も上位争いに戻ってきたわけですから、あくまでも“流れ”次第ではあります。

 村上昌幸調教師には今年大きな話題があります。JRAから転入したナムラタイタンです。彼の近況はどんな感じですか?
 「こっちに来てもう1ヶ月くらいになりますが、おとなしくて扱いやすいね。南部杯で落馬競走中止になったけども、普段の姿からはあんな事になる馬だとはとても思えないよ」
 気になる使い出しやローテーションは?
 「今のところは赤松杯(4/27・水沢1600m)からシアンモア記念(5/11・水沢1600m)を、と考えています。1800mや2000mでも走っているが適性はマイルあたりかと思うのでまずそこで試してみたい。地元のJBCが目標ではあるんだけど、とにかく一度使ってみてどんなレースができるか?とかどれくらい走ってくれるか?を確かめてみないとね」

 馬自身は順調だそうです。私も夢は拡がりまくっているのですけども、なにをさておきまずは地元の第一戦。赤松杯でどんな戦いを見せてくれるか楽しみにしていたいと思います。






最終更新日  2014年04月03日 21時02分00秒



© Rakuten Group, Inc.