楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 12761142 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

フリーページ

楽天カード

2016年04月14日
XML
カテゴリ:横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 今回はやはりこの馬の話から始めましょう。

 ダイワマッジョーレ。昨年3月の阪急杯、2013年の京王杯スプリングC優勝をはじめとしてマイルCS、金鯱賞など重賞で何度も上位に食い込んでいる実績馬が岩手にやってきました。

160414-001.jpg
★厩舎でのダイワマッジョーレ

 先週のサラブレッドオークションで購買されて、さていつ来るのかなと思っていたところが土曜日には着きますとの厩舎関係者のお話。ならばという事でさっそく顔を見せていただいてきました。

 第一印象は・・・。「かわいい」。
 いや、重賞上位の常連だったような、7歳ベテランに対してかわいいってなんだそりゃ?と言われるかもしれませんが、実際非常にかわいい。

160414-002.jpg
★お昼の飼い葉を熱心に食べるダイワマッジョーレ(一番左)

160414-003.jpg
★カメラを向けると興味深そうに

160414-004.jpg
★お隣さんと会話?中

 もともとあまりうるさい所はない馬ではあるそうですが、一生懸命首を伸ばして隣の馬房の馬と“ご挨拶”していたり、カメラを持って近寄るとふんふん言いながら鼻を近づけてきたり。

 「かわいい」って言っちゃったんですけど、やってきてすぐのまだ輸送の疲れも残っているだろう時に、慣れない環境にいながらもそうやって余裕で遊べるくらいの気持ちを持っているのですから、そこはやはりベテラン古馬の貫禄と言うべきですよね。

 ファンの皆さんが気になるのは“いつ岩手で出走するのか?”“今後どんなローテーションを進むか?”でしょう。
 同馬を管理する事になる瀬戸幸一調教師によれば着いたばかりでもありまだ詳細は未定、馬主さんと相談しながら考えます・・・とのこと。

 ダイワマッジョーレはキャリアで一度もダート戦を使っていない馬でもあり、当然芝路線を・・・と想像するのですが、しかし岩手の芝戦線の前半戦は2400mがメインになっていますから、どうしようかな?と考えられるのもまあ当然かと思います。
 ああ、でも概定番組を見ると2回盛岡6日目(5月23日)に芝1700mのオープンがありますね。この辺が手頃ではないですか?と言ってみたり。いやもう既に見つけておられると思いますけど・・・。

 岩手には盛岡の芝に活躍の舞台を求める元JRA馬がたくさんいます。

160414-006.jpg
★ドリームバスケット

 先の月曜日、卯月特別(このレースはダート1800m戦でしたが)を勝ったドリームバスケットは13年のポートアイランドS優勝馬。京都金杯6着など重賞のタイトルこそないですが勝馬から1秒以内に食い込んだ事は多数。

160414-007.jpg
★モズ(昨年のかきつばた賞優勝時)

 同レース2着のモズも09年に芝で新馬勝ち、札幌2歳S2着の実績もあります。岩手でも昨年のかきつばた賞、芝2400mの重賞を制しました。

160414-008.jpg
★シルクアーネスト(昨年5月のダート戦優勝時)

 14年の岩手の最優秀ターフホースになったシルクアーネストは13年の福島テレビオープンの優勝馬であり、岩手でも芝重賞を2勝しています。

 12年の菊花賞3着馬ユウキソルジャー、09年に皐月賞と菊花賞に出走を果たしたイグゼキュティヴ。岩手ではまだ未勝利ですが、前者は昨年のかきつばた賞でモズの0.5秒差4着、後者は同じレースで0.3秒差3着など、やはり芝の方が良いという走りを見せています。

160414-011ゆ.jpg
★ユウキソルジャー

160414-012い.jpg
★イグゼキュティヴ

 ヒラボクビクトリーは12年の京都大賞典で0.5秒差7着。岩手でも芝重賞で2回の2着があります。

160414-010.jpg
★ヒラボクビクトリー

 短距離路線組ではケイアイアストン。昨年の芝1000m重賞・OROターフスプリントで2着の他、B1級の芝1000mで2勝を挙げました。JRA時代は足掛け5年にわたって芝の短距離戦線を盛り上げ、11年にはスプリンターズSにも出走を果たしていただけあって高齢ながら芝の短距離では手強い存在です。

160414-009.jpg
★ケイアイアストン

 と、こうして並べてみて改めて分かるように、ダイワマッジョーレの実績はこれらの、岩手の芝重賞で活躍している馬たちのそれを大きく上回るもの。同馬にかかる期待も、注目度も、大きくなるのは当然でしょう。

 これでダートもこなしてくれればいろいろ楽になるんですが、果たしてどんなものか?
 実はダイワマッジョーレの半兄にあたるトーセンファンタス(父アグネスタキオン)が岩手に在籍していた事があって、下級条件ながら2戦2勝の成績を残していたりします。

160414-014.jpg
★トーセンファンタス(08年12月28日・水沢2R優勝時)

 ダートで走っているきょうだいもいるし、血統的にもダート適性はそれなりにあると思うんですよね。それよりはファンジカの仔におしなべて札幌・函館での実績が見えないのが気になります(盛岡の芝は洋芝のため、札幌・函館の芝を得意とする馬と相性が良い)。まあ敢えて北のローカルで使う意味がない血統だったから、という事だけかとは思いますが。

160414-013.jpg
★JRA→地方の大成功例といえるナムラタイタン

 ダイワマッジョーレの地方移籍を残念がっているファンの方がいる、その気持ちも良く分かります。ですがそれこそナムラタイタンの様な例もありますし、ダイワマッジョーレの新天地での活躍を注目しつつ応援していただければ。この機会にぜひ岩手競馬を、盛岡競馬場や水沢競馬場のレースのことも知っていただければ幸いです。

160414-005.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年04月14日 21時39分44秒



© Rakuten Group, Inc.