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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。 北海道の地域の場外発売所を巡る旅。今度は、こちらを訪ねます。 前回まで訪れた道南方面への入口。太平洋に面し隣り合う室蘭と登別の、この2つのまちを見てみることにしましょう。 今回は、室蘭の巻。 ![]() 室蘭のまちは、こんなかたちをしています。 室蘭市は、人口およそ9万人。室蘭港とそれを背景にした重化学工業を中心として発展してきました。 北海道のこの近辺は、海と山に挟まれた狭いスペースに点々と街があって、それぞれに存在感を示しています。室蘭はその中でも、鍵型に突き出た絵鞆半島の地形が巨大港湾の立地に適し、「西胆振」と言われるこの地域の中でも規模が大きく、そして重要な街に発展しました。 ![]() 室蘭市役所 ただ、そうした発展は高度成長時代がピークとなり、現在は街の勢いも存在感も低下傾向。人口は昭和40年代の前半に18万人を超えたのを峠にしてそこからは減少に転じ、昨年の調査では9万人を割りました。丁度50年で半分に減った勘定。この数字だけ見てもこの道が歩んできた道のりが窺われます。 鉄のまち、石油化学工業のまちとして大いに栄えてきた室蘭も、時代の流れには逆らえないのか…。 ![]() 市役所近くの街並み。正直、地方都市に今日びよくありがちな寂れ感は否めない……。恐らく、主要な商業施設はロードサイドの中規模大規模店舗に取って代わられているのではないでしょうか。 人口の大幅な減少も含めて、街全体がそうした状況に危機感を持っていることも感じられるのが、この室蘭のまち。重化学工業に代わる産業としての観光に力を入れ、街の活性化を図っているようです。 グルメというのがどれだけ集客に寄与するものなのかはわかりませんが… ![]() 寂れた街並みの中に、元気なラーメン店を発見!! ![]() カレーラーメン!!! 室蘭にある多くのラーメン店には、メニューにこれがあるらしく、市や商工会などが唱える「室蘭グルメ」に堂々と存在をアピールしています。カレーの味わいがそれぞれの店で違うみたい。 この「味の大王」という店が、カレーラーメン発祥の店とされていました。 ほかにも、高度成長時代に工員らのおなかを満たした、豚バラを使った「室蘭やきとり」(豚肉でも「焼き鳥」と言うのだ!)や、様々な調理法で楽しむ「クロソイ」を含めて、これらが「室蘭3大グルメ」とされております。 ![]() チキウ岬(地球岬) 太平洋に鍵型に突き出た絵鞆半島の「鍵型の腕」の部分。室蘭市の南端にあたるところが、ごらんのような急峻な岬になっています。 名称は、アイヌ語の「断崖」を示す「チケプ」という言葉がなまったものだったとされています。水平線がまあるく見える、まさに文字通りの「地球岬」 この向こうの海では、季節にはイルカやクジラの姿を目にすることが出来るとか。室蘭港からはそのイルカやクジラのウォッチングのためのクルーズ船も出ていて、観光客に人気を博しています。 見えるときは、イルカの群れに出会えるらしいです。 ![]() 室蘭の象徴・白鳥大橋(はくちょうおおはし) 東日本最大の吊り橋。絵鞆半島の湾の入口に架かる橋で、半島の先端部分がこの写真のこちら側。石油備蓄タンクが並ぶ向こう側が陸地本体。 日中はこんな感じなのですが、夜になるとライトアップされて… ![]() ![]() 独特の地形と、ライトアップされた橋が織りなす幻想的な夜景。よくある「○○山」なんかからの夜景とは、またひと味違います。 夜景と言えば、室蘭ならではの夜景がこちら。 ![]() 工業地帯の明かりが夜になると徐々に風景となって浮かび上がり… ![]() ![]() 人呼んで、工場夜景 この室蘭のほか、神奈川川崎・大阪・福岡北九州・山口周南をあわせて、「5大工場夜景」。いまこうした工場が醸し出す夜の風景が、ブームになっているそうです。 市や商工会のHPや、そこからつながるそれぞれの観光スポットの広報ページを見ると、室蘭のまちが観光資源の維持育成に力を入れていることが本当によくわかります。 この室蘭のまちを、高度経済成長の時代とは異なるかたちでずっとありつづけさせるための努力。室蘭を訪れるとそんなエネルギーを感じさせられます。 元々、この界隈は観光とは縁のある場所柄。 室蘭から少し北西に行けば… ![]() ![]() 洞爺湖と羊蹄山 洞爺湖は、古くからの観光のまち。美しい景色がいまでも多くの観光客を惹きつけております。 次回ご紹介する室蘭のとなりまち、登別も同じように観光で栄えてきたまち。 その登別の様子も次回じっくりと探訪してから、場外発売所を訪れることにしましょう。 (つづく)
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最終更新日
2016年07月13日 05時41分46秒
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