木曜担当のよこてんです。

　2月も下旬となった月曜日、20日。盛岡・水沢両競馬場で『調教始め式』が行われました。



　1年の人馬の安全を祈願する恒例のイベントなのですが。


　雪。


　雪。


　冬の水沢競馬の頃でもちょっと見ないような吹雪の中の調教始めとなりました。


★お清めも馬場に向かっているのか雪山に向かっているのか･･･な構図


★盛岡競馬場の馬頭尊さまも雪をかぶって

　“過去と比べて･･･”というのは去年のこのブログでもちょっと書いたのですが、今年の雪を見て改めて過去の調教始め式の日の画像を見比べてみるに、これだけ雪が降りしきる中で行われたのは過去10年、15年くらいのスパンでも無かったのではないか･･･という感じですね（断言できないのは水沢の方に行った年とかもあるため）。


★量は実はそれほどでもないのです。多い時は植え込みが見えなくなるくらい積もっているので

　積もっている絶対量としては、実はそれほど多くはないんです。見た目は凄いですけどね。なのでどちらかといえば雪が少ない冬、なんですけども、やっぱり冬の序盤に雪が少ない時は春先までぐずぐずともつれ込むのでしょうねえ。

　春っぽくない風景の中での調教スタートとはなりましたが、これで3月18日の特別開催開幕まで1ヶ月を切り、新シーズンへ向けての助走も開始です。

　折しも4月からの2017シーズンの開催日程も発表になりました。
　開幕は4月1日（土）。レギュラーシーズンは来年の1月8日までののべ21開催、内訳は水沢11開催（＋特別開催）、盛岡10開催となっています。2016シーズンはいわて国体開催の影響で盛岡開催の方が多かったのですが、2017シーズンは例年の割り振りに戻る形ですね。
　年末年始の所に若干の開催がたて込んだ部分がある他は基本的にカレンダー通り。ＧＷやお盆の時期も含め変則的な所は無いと言っていいでしょう。自分としては4日連続・5日連続といった辛い並びが無いのが良いですねえ･･･。

　あわせて重賞・特別競走の日程も明らかになっています。
　→前半はこちら　後半はこちら

　レースの並びやレースの条件が大きく変わったものはほとんど無いのですが、岩手ダービーダイヤモンドカップが2006年以来11年ぶりに水沢で行われるのが目を惹きます。
　ダイヤモンドカップは『ダービーウィーク』の一戦として近年はずっと月曜日に実施されておりました。2016シーズンは結果的にこのレースだけJRAネット投票発売日から外れてしまったりしていたので、日曜日に（JRAネット投票発売日に）行う、という事を前提に狙っての変更と思われます。

　そうそう。2017シーズンは月曜日に行われる重賞が減りました。ダイヤモンドカップがそうですし、近年ずっと月曜日に行われてきた若駒賞も日曜日に移りました。それにより月曜日に行われる重賞は、3連休の3日目の月曜限定といえるマーキュリーカップ・南部杯そしてトウケイニセイ記念の3つのみになっています。
　とりわけ秋以降の日曜日はJRAのＧ１とバッティングしてしまいますから、ちょっと心配な（売上げ的に）部分はありますけども、どうなるのでしょうかね。
　若駒賞が日曜に移ると、例年そのあたりの月曜日に行われている装蹄師全国大会に久しぶりに行けるかも･･･とか思ったりもしますけども。

　3歳戦線では他に、不来方賞が岩手グレードM2からM1に格上げされ1着賞金も500万円に増額。その後に続くダービーグランプリも1着賞金が1000万円に増額され、秋の3歳戦線・クライマックスにふさわしい構成になりました。
　ちなみに岩手の重賞でグレードレース以外のレースでの1着賞金1000万円台というのは2002年以来15年ぶりの復活になります。

　その他にも細かい変更点、あるいはちょっとびっくりなお話もあるのですが、その辺は正式に発表されてから触れる事にしましょう。