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2017/03/08(水)01:15

第48回イレネー記念

太田 裕士(526)

火曜日担当の太田です。  年が明けるまですっかり予約を忘れていた検診。ようやく本日病院でベルトコンベヤーのように次々と回され検診を受けてきました。結果が出るまでドキドキ。今年も何事もなく健康でありますように・・・。    今季のばんえい競馬もいよいよ大詰め。4週連続で重賞が組まれています。先週の『チャンピオンカップ」』から今週の『イレネー記念』、そして『ポプラ賞』。最後はもちろんばんえい競馬の最高峰レース『ばんえい記念』です。3月に入ると「ばんえい記念」を意識せざるを得ません。このレースを見たさに毎年帯広競馬場へお越しになるお客様も多くいらっしゃいます。今年は20日月曜日です。3連休の最終日。連休を利用してぜひ帯広競馬場へ迫力あるばんえい重量1tを曳くレースを観戦にお越しください。   4週連続重賞2つ目。先日5日(日)2歳三冠路線最終戦『第48回 イレネー記念 BG1』が行われました。春の能力検査1番時計。デビューから7連勝で「センゴクエース」の再来と言われていましたが、夏場は調子を崩し、一冠目の『ナナカマド』賞は大敗。しかし、しっかりと二冠目の『ヤングチャンピオンシップ』制して、世代王者を狙う「ホクショウムゲン」が1番人気。A1クラスで好走を続け主役に名乗りを上げた「ゴールドインパクト」が2番人気。世代で常にトップ、安定した走りを見せる「ジェイワン」が3番人気に押されていました。 馬場水分1.2%、牡馬690k、牝馬670kの定量戦。どの馬も未知の重量でゆったりとした流れで前半64秒。昨年は馬場水分2.6%で前半46秒のハイペース。人気所が総崩れで後ろに待機していた馬のワン、ツーという結果だったこともあり、今年はそれを意識していたかどうかわかりませんが、例年よりもかなり遅いペースとなりました。第2障害は「ジェイワン」、「ミノルシャープ」、「ホクショウムゲン」の3頭が仕掛け、それから「ゴールデンフウジン」と「センショウニシキ」とチャレンジが始まります。最初に抜けてきたのは「ジェイワン」、そして、「センショウニシキ」、「ミノルシャープ」と続き、障害で膝をつきかけた「ホクショウムゲン」でしたが、すぐに立て直し、障害を下っていきます。逃げる「ジェイワン」でしたが、切れ味抜群の「ホクショウムゲン」が残り20mで捕らえて先頭。しかし、「ジェイワン」も負けじと粘りを見せていましたが、「ホクショウムゲン」が競り勝って二冠としました。2着に「ジェイワン」、3着に後方から追い上げた「ゴールドインパクト」が入りました。(主催者提供)  鈴木恵介騎手「二冠達成は素直にうれしい。道中流れは遅く感じていました。少し前の方での位置取りで、思った通りのレースができました。もともとのウィークポイントの第2障害では少し甘さを見せましたが、天板まで来ていたので、ギリギリ持たすことができました。第2障害を越えた時点で前にはギリギリ届くとは思いましたが、前走ゴール前でバーンと止まったところはやはり気になっていました。道中スローペースで息が入っていたので最後まで歩いてくれたと思います。ここにきてやんちゃさが抜けて乗りやすく、大人になってきた印象です。来年度は三冠を狙いえるように頑張ります。」  服部義幸調教師は「前走ゴール前止まったことについて騎手は意識していたと思います。それにより、騎手の言うことを聞いて道中ゆったりとしたペースで、息を入れながら行けたことが勝因。いつもだと行きたがるところがありますが、今日はそれもなくレースを進めることができたのが良かった。課題の第2障害も甘さを見せましたが、前半の貯めが効いてすぐに立て直し、余力を残すことができました。ここまで重い荷物を担いでの調整をしてきました。右側の馬を気にするところがあるので騎手と話し、右ブリンカーをする判断をしました。今後は楽しみでもありますが、苦しみを感じることもあるでしょう。慎重に大事に使っていきたいと思います。」とコメント。 (主催者提供) 蓋を開ければ人気3頭の決着。現段階ではこの3頭が抜けているように感じます。なかでもデビューから注目されていた「ホクショウムゲン」がきっちりと二冠達成。実力をしっかりと見せてくれました。2歳三冠濃厚と言われていただけに、初戦の『ナナカマド賞』を取れなかったのは少し残念ではあります。年間通して体調を維持していくというのはそれだけ大変なことなのでしょう。「ホクショウムゲン」にとっては来年度ハンデ面などきつい1年になることでしょう。また、それを乗り越えて3歳三冠を目指してほしいと思います。2着の「ジェイワン」は常に惜しい競馬。ここまで3着以下2走前の1度しかなく安定感抜群。第2障害も苦とせず上がってくるので、いつかチャンスが巡ってくると思います。年を重ねて順調にいけば面白い存在になる予感。また、3着の「ゴールドインパクト」も力をつけてきているように感じます。世代のいいライバル関係で今後も盛り上げてくれることでしょう。来年度成長著しい3歳三冠路線も楽しみになってきました。 さて、次回3月12日(日)は4歳、5歳の重賞『第38回 ポプラ賞 BG3』が行われます。史上初の連覇を狙う「センゴクエース」が登場予定です。例年5歳馬のほうが有利と言われている上、世代では負けなしの「センゴクエース」が中心になること間違いなし。鈴木恵介騎手が「ハンデ面が心配」というように、そこがポイントになるでしょう。他の馬たちにチャンスがないとは言えません。『第38回 ポプラ賞 BG3』3月12日(日)第10レース18時05分スタート。ご期待ください。  帯広競馬場ではポプラ賞に合わせてのイベントが行われます。  また13日(月)は船橋競馬場でイベントを開催。    先日平成29年度の日程が発表されました。「ばんえい記念」は年度最終日の平成30年3月25日(日)の予定です。次年度もばんえい競馬どうぞよろしくお願い申し上げます。

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