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2017年04月21日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 金曜日は古谷が担当します。

 月曜、火曜と台風並みの雨と風の影響で、全国的に大変だったと思います。かくいう僕も、火曜の飛行機が「羽田空港に引き返す恐れあり」の状況で、30分遅れで新千歳空港に行きましたが、何とか無事に到着。そのまま門別競馬場へ向かいました。



 開幕を待っていたファンが午後2時の開門とともに入場。その直前に競馬場に到着したので、この瞬間に間に合ってホッとしました。この日は競馬教室と、北斗盃の予想トークイベントに参加し、ファンの方々とともにホッカイドウ競馬の開幕を楽しみました。

 開幕日恒例は、全国で最初に行われる2歳戦「スーパーフレッシュチャレンジ競走」と、3歳三冠第1弾「第41回北斗盃」です。

 「スーパーフレッシュチャレンジ競走」のパドックの様子はこちら。通常の「フレッシュチャレンジ競走」より、1着賞金が2倍の「スーパーフレッシュチャレンジ競走」は例年、ハイレベルの戦いとなり、重賞ウィナーや後の活躍馬を続々と送り出しています。今年は、出走してくれば勝ち負けが期待されたソイカウボーイが、1週前の追い切り後にソエが出てひと息入り、少々小粒なイメージがありました。しかし、終わってみれば厳しいラップを踏み、1分14秒3という勝ち時計は、同じ日のB4特別と0秒1しか違わないハイレベルな1戦となりました。


(スーパーフレッシュチャレンジ競走を逃げ切ったキタノシャガール)

 勝ったのはキタノシャガール。好スタートから先頭に立ち、そのまま逃げ切りました。そのレースラップは、僕が採った時計で

12秒5-11秒1-11秒9-12秒2-12秒7-13秒9=1分14秒3

です。2F目で11秒1、3F目が11秒9と、相当速い流れを刻みました。3~4コーナーの4F目でも12秒2とラップは落ちませんでしたが、このペースは後続も脚を使わされる分、差せそうで差せないという流れになります。結果として、最後の1Fは13秒9も掛かりましたが、2着のヤマノファイトは2番手から流れ込む形で、行った行ったの競馬になりました。

 角川師は勝つには勝ったものの、最後の1Fがパタッと止まっているのが明らかにわかっていたので、時計が平凡だと思っていたようですが、僕が採った時計を見せると

「えっ!?そんなに速かったの?」

と驚いていました。騎乗した桑村騎手も、少しは速いかなと思っていたようですが、乗っている感触よりラップは速かったようで、

「そんなに速く感じませんでしたが、それだけ背中が良い証拠でしょうね。能検の時は砂を被った時に嫌がる素振りを見せていましたが、今回はスムーズに行き過ぎてしまった面はあります。ただ、最後までよく踏ん張ってくれましたし、能検の感じから砂を被れば折り合いもつき、距離が延びても対応してくれると思います」

と話していました。2着のヤマノファイトに騎乗した水野翔騎手は悔しそうでしたが、

「まだ余裕のある体つきでしたし、最後は一杯になってしまいました。でも、スピードはあることが証明できましたし、叩いて変わってくれると思います」

と、期待の新種牡馬・エスポワールシチー産駒として、しっかり結果を残したことは、馬産地にとって嬉しいニュースでしょう。

 そして、「北斗盃」のパドックはこちら。岩手から南部駒賞など重賞3連勝中のベンテンコゾウが、ホッカイドウ競馬の三冠を狙って出走してきました。


(ベンテンコゾウのパドック)

 1番人気に支持されたベンテンコゾウは、前半の3F標識で1秒0遅れの3番手を追走。それでも、内回りコースらしい緩みのないラップで、後半3Fはアラアラになるという厳しい競馬を、積極的なレース運びで見事にホッカイドウ競馬勢を蹴散らし、一冠目を奪取しました。


(北斗盃を制したベンテンコゾウ)

 北斗盃のレースラップは、僕が採った時計で

11秒9-11秒1-12秒2-12秒6-12秒8-13秒7-14秒6-15秒2=1分44秒1

でした。騎乗した村上忍騎手は、強風にため、飛行機の状況が心配だったことから急遽、新幹線から特急へと乗り継ぎ、陸路で門別競馬場に来ました。引き上げてきた村上忍騎手に、

「新幹線代が出たな」

と、菅原勲調教師も笑顔で話しかけていました。村上忍騎手は

「内回りコースの傾向が、早め早めの競馬が良いし、色んな騎手に聞いてもそんなイメージでしたから、積極的に乗りましたが、さすがに速過ぎましたかね(笑) しかし、この流れを押し切った辺りは、一度使っている有利さあっても強い内容と言えます。次は2000mなので、折り合いに気を付けながら頑張りたいと思います」

と、次への抱負も語っていました。ホッカイドウ競馬の重賞は、地方交流(グランシャリオ門別スプリント、ブリーダーズゴールドジュニアC、道営記念を除く)ばかりですが、その大半は輸送費は自己負担になっています。ですから、他地区からの遠征はほぼなく、勝利を意識する馬こそが遠征してくると考えても良いでしょう。そして、ベンテンコゾウは早めに門別競馬場に入厩し、しっかり結果を残した辺りは、岩手2歳最優秀馬の意地を見せたと思います。

 「スーパーフレッシュチャンレジ競走」は売上額が約2000万円弱、「北斗盃」は8000万円超えとなり、この日の売上が目標額を上回る2億6000万円超えとなりました。2日目は目標に及ばなかったものの、2億円は超えましたし、開幕週の売上とすれば目標達成率は100%を超えました。ホッカイドウ競馬の注目度の高さを感じるとともに、多くの方々に参加して頂き、僕も嬉しく思います。

 今年は「ニコニコ生放送」でもホッカイドウ競馬をお楽しみ頂けるようになりましたが、開幕の18日は大井競馬のニコ生より多くの方が観に来てくれたそうです。19日は、僕も少し書き込んだりして、楽しみました。このような形で、新たなホッカイドウ競馬ファンが開拓されていけば良いかと思います。



 さて、大井競馬でも21日の3Rで「2歳新馬」が行われました。パドックの様子はこちら

 ゲート入りに相当時間が掛かり、次のレースは10分遅れになるほど。その中で、唯一と言ってよいほどゲート入りがスムーズだったクロスケが、1000mを豪快に差し切り、南関東1番乗りとなりました。


(新馬勝ちしたクロスケのパドック)

 ホッカイドウ競馬は、ゲート練習を2度クリアしなければ、能検を受けることはできません。しかし、南関東はゲート練習を兼ねる形で能試を行います。厳しい言い方になりますが、今回のゲート入りの手こずり方は、その辺りの影響は大分あると思います。


(ホッカイドウ競馬の番組編成要綱の一部抜粋)

 2歳戦のノウハウが、北海道とは圧倒的に違う点はありますが、4月に南関東で2歳戦を行うメリットが正直あるのかどうか…。例えば、新潟のダリア賞に地方馬が最近出ていないので、そのために早い時期からJRA指定競走もしくは上級認定競走を行って、その流れを作るというなら、まだわかります。しかし、そういう番組作りでもないので何とも…。

 昨年はミサイルマンが最初の勝ち上がりでしたが、その後爪の病気になり、結果として夏は良い休養となって馬体が成長したことが、ハイセイコー記念Vにつながったので、最初に2歳戦を勝ったから…という訳ではないというのが正直なところです。

 とはいえ、この日のクロスケは、映像を見て頂ければ一目瞭然だと思いますが、最も仕上がりが良く、距離不足かなという不安はあったものの、あっさり差し切った辺りは仕上がりの良さがつながったと言えます。今後のクロスケの活躍を期待したいと思います。





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最終更新日  2017年04月22日 00時22分46秒



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