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2017年05月10日
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カテゴリ:坂田 博昭
 水曜日の担当は坂田博昭です。

 昨日、久しぶりに金沢競馬場を訪れました。



 威容を誇る金沢駅



 駅の中にセブンイレブンがあるんですけど
 期待半分で店の中を覗いてみると…



 競馬の専門紙売ってる! 4紙全部
 それも、ニューヨークタイムスと並んで売ってる!(笑)



 JBCがここで行われたとき以来なので、もう3年半ぶりになりますか…
 競馬場の中の様子は変わらぬ感じ。火曜日平日とあってお客様の入りは勿論当時には及びもつかないのですが、朝一番から恐らくいつもこの場所で競馬を楽しむお客様方が集まり、なかなかの盛況。そういえば、金沢駅からのファンバスは予想談義に花を咲かせるお父さん方で賑わっていましたしね。






 金沢でのお目当ては勿論、ワールドオールスタージョッキーズのワイルドカードの2戦。
 そのメインイベントが始まるまでの間にも、検量室前で様々なジョッキーたちの表情に出会いました。



 赤岡修次ジョッキー 恒例となった騎乗前のストレッチ運動中取材(笑)
 どこの競馬場に行っても、こうして騎乗前にストレッチする赤岡ジョッキーの姿。
 そこで聞く彼の話の興味深さ。

 5日・園田の兵庫大賞典をサウスウインドで勝ってご満悦の様子。

「(同じ日のかしわ記念の)コパノリッキーが勝ったのを見て、触発されました」

…というのは、どうやら武豊ジョッキーの騎乗振りのことらしい。

「馬の力を信じて乗ると言うことを、あのレースを見て意識しました。」

 確かに、スタート後の向正面で内外の2頭を抑えての突っ張り先行は見応えがありました。

「いい乗り方をした人をマネすること、だと思っています。こうしてあちこちで乗せて頂くと、テン乗りになることが殆どですし。そういうときに『自分の乗り方』を当てはめてしまっては、馬の力は出せません。馬とか、その場に合わせて乗ることが大切です。」
 
 自分がレースを一番数多く見ているはず、と衒いなく話す赤岡ジョッキー。
 数々の好騎乗を支える彼の「哲学」が垣間見える話でした。




 金沢の若手・柴田勇真ジョッキー

 今日は笠松でヤングジョッキーズシリーズに騎乗する柴田ジョッキー。
 前回の高知では結果が出せなかったので、今回は頑張りたいと言っていましたが…
 さて、今日の結果はどうかな?

 この日は、実績ジョッキーが集うワイルドカードのメンバーの中で「誰がライバルか?」と無茶振りに近い質問を浴びせられ(笑)、渋々専門紙の紹介ページを指さして答えたのは…

「そりゃあ、やっぱり!」

 吉原寛人ジョッキーでした。



 ライバルというより、目指すべき目標、っていう意味ですよね(汗)



 プロテクターに縫い付けてある「勇」の文字。
 デビューの時からつけているそうです。

 この文字の通り、勇敢な騎乗で一歩でも上を目指してくれることでしょう。


 ホッカイドウ競馬からはふたりが参戦。



 委員会推薦で出場の阿部龍ジョッキー
 今回アンダー30の出場は彼一人。

 シーズンが始まったばかりのホッカイドウ競馬ですが…

「自分の調子はまずまず。厩舎(所属の角川秀樹厩舎)は、今年は古馬が調子がいいですね。」

 自分の騎乗振りよりも厩舎の馬たちの様子が出てくるのは、若いけれども職人肌、馬を仕上げるという仕事に心血を注ぐ彼の姿勢を表しているような気がします。

「2歳馬はもの凄い期待馬が今年はいないんですが、結果は出ていますよね。能検で時計が出なくて、どうかなと思っていてもそこから攻めているうちにキッチリ仕上がっているということなんでしょう。」

 確かに、開幕日のスーパーフレッシュチャレンジもそうでしたが、「断然この馬」という感じではなくてもレースでは勝ち上がっている今年の角川厩舎の2歳馬たち。やはり今年も目が離せそうにありません。

「今日のレースは人気薄の馬2頭で…エキストラ騎乗の馬も含めて、初めての金沢でしっかり乗って帰りたいです」

 活躍よりも、彼の姿がまずこの場所にあることに、敬意を表したいと思いました。




 五十嵐冬樹ジョッキー
 こちらも、騎乗馬が2頭とも人気薄なのですが、現地で馬場の情報なども仕入れつつ一発を狙っている様子。

「ジョッキーのレースは、いつものこの場所の競馬とは違うメンバーで、何が起こるかわからないから。昨年の永森のように。初戦の馬は揉まれると良くないと言われていて内枠ですけど…(苦笑)、何かが起こせるように頑張ります。」

 

 藤田弘治ジョッキー
 既にトライアル本戦に出場が決まっていて、今日のメイン2戦は外から傍観。
 周囲からは「誰が上がってきて欲しい?来て欲しくない??(笑)」みたいな意地悪な声も飛んで、苦笑い。

 でも面白いですよね、構図としては。
 迎え撃つ立場の藤田ジョッキー。今日も活躍を見せていました。




 さていよいよ、ワイルドカード2戦こっきりの戦いが始まります!!




 第1戦のブロンズサドル賞
 先行有利とおぼしき馬場状態のなか、各馬早めの仕掛けが目立ちましたが、仕掛けた順にゴールまで持たず力尽き、中団内目からタイミング良く仕掛けた田中学ジョッキー騎乗のトゥルースカイが快勝!





 第1戦を終えて取材に応じる田中学ジョッキー
 次の第2戦に、グリグリ大本命の馬の騎乗を控え、周囲からは早くもこの時点でトライアル出場「当選確実」の声も…



 2着の五十嵐冬樹ジョッキー
 人気薄の馬で好走を果たし、ご覧の表情はしてやったり?それとも次のレースに向けての意欲?
 揉まれ弱い馬を何とかなだめ、馬場の軽い内ラチ沿いを終始キープして直線だけ間を割って出させる好プレーでした。



 一方、こちらは残念さを隠せない村上忍ジョッキー。
 人気の馬に騎乗して、前々から抜け出しを図る一見「勝ちパターン」のレース。
 しかしそれでもまだタイミングは早かったのか…

「伸びきれませんでした… 次頑張ります」

…の声にもやや力がなく、ガッカリを2戦目で払拭して巻き返せるのかどうか注目されました。


 果たして、その2戦目



 村上忍ジョッキー騎乗のオイヌサマ 一人旅の大激走!





 喜びと言うよりも、安堵の表情でしょうか…
 トップ通過確定!



 2戦目は断然人気の馬で敗れましたが、それでもギリギリ2位に踏みとどまった田中学ジョッキー
 「クラス的にそれほど人気になるとは…」と、冷静にレースを分析しつつ、トライアル本戦出場についてはストレートに喜びをアピールしていました。

 残念なのは、こちらだ…
 僅差ポイント3位の吉原寛人ジョッキー



 この表情だもの…
 結果的には、あとどちらかのレースで着ひとつ取っていれば、間に合った勘定。
 うーん、何とかならなかったかと、最後は1戦目で最後少しだけ吉原ジョッキーを交わして着を取って同じ金沢の青柳ジョッキーに冗談で八つ当たり(笑)。

 いやいや、でも気持ちはわかりますよ……



 結果を見たら、本戦が行われる岩手と兵庫のジョッキーが1勝ずつして本戦出場権を獲得。
 ほんと、結果論なんですけど…そういうものなんですね。


 戦いは、まだまだ続きます。
 次なるステージへ!






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最終更新日  2017年05月10日 14時01分07秒
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