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2017/06/17(土)23:17

ダービー馬はブレイヴコール!

竹之上 次男(729)

 土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。  今年の『兵庫ダービー』は、大本命マジックカーペットの戦線離脱で大いに揺れました。  そんな中、勝ったのは2番人気のブレイヴコール(牡3・諏訪貴正厩舎)。先手を奪って堂々の逃げ切り勝ち。  同馬にとって、重賞で2着が2回(勝ち馬はいずれもマジックカーペット)ありましたが、これが悲願の初重賞制覇!  なんとそれがダービー馬の称号となったのです!  管理する諏訪(すわ)調教師も初めての重賞がビッグタイトル。  騎乗した川原正一騎手は、笠松時代に『東海ダービー』は3度制してはいますが、『兵庫ダービー』は初の制覇となったのです。  詳しくは『チャージアドバンス』に書いていますのでご覧ください。  同馬はカルストンライトオ産駒ということもあり、距離が不安視されていました。  それでも折り合いに心配がなく、猪突猛進的な逃げを打った父とは違い、スローの上がり勝負が得意な馬です。  そのレースを貫いてのダービー制覇は、父の種牡馬としての可能性を示した、大きな意味を持つ勝利だったかも知れません。  ここ数年、兵庫ダービー馬はその後に重賞はおろか、古馬のオープンですら勝てていません。  ブレイヴコールにはそんなジンクスを打破するような走りを期待します♪ 〓Weeklyトピックス〓 ★魅力ある新馬勝ち  6月14日に行われた新馬戦では、セイヴァーベナ(牝2・盛本信春厩舎)が9馬身差をつけて大楽勝でした。   レース結果はコチラ>>>  401kgと小柄な牝馬ですが、走りっぷりが非常に美しく、かなりの素質を感じさせるデビュー戦でした。  騎乗した田中学騎手も「気持ち良かった」と振り返ったように、乗っていてもいい走りだと感じていたようです。  まるで全身バネであるかのような弾ける走りは、今後の距離延長にも十分対応できると感じさせます。  勝ち時計の50秒4は、2010年以降820mで施行された新馬戦(良馬場に限る)の中では3番目の記録。  1位はオオエライジンの50秒0。2位はトーコーガイアの50秒2。  上位の2頭はともに兵庫ダービー馬。もう出世が約束されたようなものかも知れません。  そんな単純なものではないでしょうけど、走りっぷりには確かな能力を感じた競馬関係者が多くいました。今後の走りにも注目です♪ ★来週はSJT最終戦  来週の木曜日、6月22日『スーパージョッキーズトライアル(SJT)』の最終戦が行われます。   SJT特設サイトはコチラ>>>  最終決戦の地は園田競馬場。  果たしてどの騎手が世界の舞台へ駒を進めるか注目です♪  現在のポイントトップは船橋の中野省吾騎手。2位以下に14ポイント差をつけて大きくリードしています。  もしこのまま総合優勝となれば、史上最年少の地方代表騎手として『ワールドオールスタージョッキーズ』(WSJS時代も含む)に参戦することになります。  しかし、そう簡単には勝たせてくれない猛者揃いなのがSJTというもの。  全国の腕達者の反撃も楽しみにしましょう♪  2015年には同じく園田での最終決戦となり、ポイントで最下位にいた藤田弘治騎手が2連勝で大逆転勝利を目の当たりしました。  ひと波乱もふた波乱も今年もあるのではと思ってしまいます!  名手の競演、世界への切符を懸けたアツい闘いをお楽しみください♪ ★イオタイザンが故障…  兵庫ダービーではアクシデントもありました。  5番人気のイオタイザンが直線半ばで故障発生。なんとかゴールには到達し、4着でレースは終えました。  それでも直後に鞍上の杉浦騎手が下馬、左後肢に大きなケガを負っていたのでした。  検査の結果、重度の骨折と分かり、残念ながら予後不良ということに…。  管理する新井師は「(杉浦)健太にとって、北海道の牧場に行って、生まれたばかりのときから接してきた最初の馬やから、ツラいやろうと思う」と弟子の心情を察して気遣います。  兄のマイタイザン以上の活躍を期待され、確実に成長していただけに、本当に残念でしかたありません…。  杉浦騎手のツラい気持ちは本人にしか分からないものでしょうけど、次のステージに目を向けて頑張ってもらいたいところです。  実は、マイタイザン、イオタイザンの妹エーピーエレナが今週デビューを果たす予定でした。  ですが直前で出走取り消しとなっていました。  理由は「挫跖(ざせき)です。なんか踏んづけたみたいやね」と新井師。  大事に至るものではないので、改めてデビューに備えることになります。  杉浦騎手とのコンビで活躍する姿をご期待ください! ★その金フォト(ほぼプロレス)  今年もやってまいりました競馬場プロレス!  大日本プロレスさん、本当にありがとうございます♪  宿敵、関本大介登場!  「今回はなんにもなしで行きましょう」となぜか弱腰…。  そっか、やっぱり関本大介といえども、怖くなる時があるんやなぁ、うんうん。  いや、そんなことを言う関本選手が心配やがな…。  っていうか、今回は業務上闘う展開は最初からなし。命拾いしたんじゃないの関本クン♪  いや、ぼくが関本と闘うってことも、皆さまあんまり期待しないでくださいね(>___

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