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2017年12月15日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 「第68回全日本2歳優駿」は、ルヴァンスレーヴが余力十分の勝利で、無敗の2歳ダート王となりました。デビューから荒削りな競馬をしながら、楽勝を続けてきたルヴァンスレーヴ。当然、多くの支持を集めましたが、スタートで出遅れ、外から勢いよくドンフォルティスが追い込んできた時は、接戦になる可能性もあるかと思いましたが、着差は1馬身でもそれ以上の強さを示していたと感じます。今年はゴールドドリームが、2つのJRA・G1を制しました。新興勢力が台頭しつつある状況の中で、将来のダート界を担う存在になりうるルヴァンスレーヴの走りは、来年もさらに期待が高まります。

 2着のドンフォルティスは、着差が1馬身だったことから、3コーナーでの不利が大きく響いた印象を受けます。もちろん、不利なくスムーズに上がったとしても、それ相応にルヴァンスレーヴも対応していたと思いますので、「それがなければ…」と言い切れない点はありますが、ドンフォルティスの強さも改めて感じさせた1戦だったと思います。

 南関東勢では、ハイセイコー記念を制したハセノパイロが地方最先着を果たしました。大型馬で、まだ体を持て余している印象を受ける状況の中で、しかもJRA勢は過去最高と言えるメンバーの中で3着に食い込んだ点は、大きく評価できます。来年もっと良くなるでしょうから、南関東クラシックの主役に立ったと言えるでしょう。

 ホッカイドウ競馬勢は、ダモンデが前日に挫石して競走除外となりました。今後は、船橋・稲益厩舎に移籍するとのことです。そして、逃げたサザンヴィグラスは8着でしたが、こちらも川崎・河津厩舎へ移籍することになります。来年のヒヤシンスSに出走する予定があるようで、JRA勢を相手に改めてどんな走りを見せるか注目したいと思います。

 さらに、ハッピーグリンも3コーナーで不利を受けた影響があり、9着に敗れました。ハッピーグリンは、そのまま北海道に残るようです。また、ソイカウボーイは、12着と奮いませんでしたが、左回りときついカーブを気にしていたようで、自分の走りができなかったと、レース後に御神本騎手が話していました。この後は、船橋・岡林厩舎に移籍し、1月の地元開催から始動する予定とのことです。

 さて、先週末は、今年4度目の韓国に行き、昨年に引き続いて「第36回グランプリ」を観てきました。この日は朝から雪が降り、途中から雨に変わり、そして昼過ぎには雨が止むといった時間経過で、馬場水分は10%を超える状況で競馬が行われました。1Rには、ソウルに遠征中の畑中信司騎手が、吉田照哉氏所有のコンカーという馬に騎乗し、見事勝利を収めました。





 前日にも勝利を収めており、この週の畑中騎手はその他でも上位争いを演じているなど、好成績を収めていました。パドックでは「信司さーん」とファンに声を掛けられるシーンが目立ち、人気ぶりを発揮していたようにも感じました(^^)

 そして、「グランプリ」には、釜山に遠征中の米倉知騎手が、ブハルイバンソクで参戦しました。昨年のサクセスストーリーに続き、2度目の「グランプリ」騎乗です。


(パドックのブハルイバンソクと米倉騎手)

 レースは、4連勝中の上がり馬で1番人気に支持されたチョンダムドッキが逃げましたが、馬場を意識する騎手が多かったことで、2番手以下の馬たちも突っつく展開になりました。1.5Fから3.5Fまで10秒7-11秒3-12秒2というラップで、長距離戦ということを考えると、このラップでは先行勢には苦しい流れと言えます。「大統領杯」3連覇を果たしたトリプルナインが早めに動き、チョンダムドッキを交わしたかと思ったところに、馬群を捌いてきたパワーブレイドが差し切り、昨年3着から見事に巻き返しました。





 パワーブレイドは、昨年の三冠馬で、「コリアカップ」にも参戦して4着。今年は「コリアスプリント」に出走し、グレイスフルリープの2着に健闘しました。前走の「大統領杯」ではトリプルナインの2着に敗れたが、大一番で雪辱を果たした形になります。

 昨年、今年と違うカテゴリーながら、国際競走で上位争いを演じたパワーブレイドは、距離が全く違う舞台でも、きっちり結果を出したことは、ハイレベルな競馬を経験した重みを改めて感じさせるものがありました。来年は、ドバイも視野に入れているようですが、その辺りはオーナーと相談して…という陣営の話でしたので、今後の動向を見守りたいと思います。

 そして、米倉騎手のブハルイバンソクは、後方からの競馬となりましたが、直線はジリジリ伸びて5着に健闘しました。


(左の9番がブハルイバンソクと米倉騎手。右の1番はトリプルナイン)

「スタートして進んでいかず、ちょっと心配しましたが、ペースが速かったことでこの馬に流れが向きました」

と米倉騎手は話していました。

 今年の「グランプリ」の売上は、62億6709万5300ウォンで、昨年比110.4%を誇りました。天候が悪くても、朝から多くのファンが競馬場に詰め掛け、1Rから大歓声が上がっていたことから、ソウルの競馬ファンの熱気を感じました。「グランプリ」が終わっても、今週も競馬は行われますが、17日には今年のダービー馬・ファイナルボスが出走します。来年の大きな舞台に出て欲しい器が、どんな走りを見せるか注目したいと思います。

 今回も、牛山基康さんには大変お世話になりました。この場を借りて、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。





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最終更新日  2017年12月16日 01時26分14秒
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