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2018年01月11日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 この1月8日の開催をもって岩手競馬は冬休みに入ったわけですが、その最終日までいろいろと目を離せない戦いが続きました。
 まずは8日の第6レース。ゴールドジャイアン号で優勝した村上忍騎手はこの勝利が地方競馬通算3000勝目。岩手競馬では菅原勲元騎手・小林俊彦元騎手に続く史上3人目の大記録達成となりました。

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★村上忍騎手地方競馬通算3000勝達成(1月8日水沢第6レース)

 村上騎手は1994年7月のデビューですから24シーズン目・23年6ヵ月での達成。菅原勲騎手が24シーズン目・22年10ヵ月、小林俊彦騎手は26シーズン目・25年2ヵ月でのそれぞれ3000勝達成でしたのでデビューからの“速さ”では菅原勲騎手>村上忍騎手>小林俊彦騎手という事になりますね。
 こうしてみると、菅原勲元騎手の現役時代の勝ち星の積み重ね方は相当速いなと思いながら見ていたのですが、村上忍騎手も遜色ないくらいのスピードで来ているんですね。
 この“達成までのスピード”の話をすると村上騎手に限らず今の現役の騎手は「昔と条件が違うから」(以前は1日の騎乗数が今より少なく制限されていましたし、そもそも開催日数が少なかったりも)と言うのですが、それでもこれだけ勝ち星を積み重ねるには何年間もトップクラスの力を保っていないといけないわけですから、昔の騎手より数を乗っているから・・・だけではないと思いますよね。

 最終日のもうひとつの注目が調教師リーディングの最後の争いでした。
 1位を守ってきた板垣吉則調教師と2位で追いかけてきた櫻田康二調教師。その差はわずかに「3」という状況で最後の3日間に突入した調教師リーディング争い。板垣調教師が6日に2勝、7日に1勝を挙げてリードを拡げようとするも櫻田康二調教師も7日に2勝して食い下がる・・・という激戦が続きました。
 8日の段階では、6日開始時点より差が広がってはいるものの、それでも櫻田康二調教師の出走馬が全勝に近い活躍をすれば逆転も可能という状況で、その結果が注目されたのですが、櫻田康二調教師の8日1レースの出走馬が3着敗戦、そして8日2レース、板垣吉則調教師の出走馬が勝って櫻田康二調教師の出走馬が2着となって、この直接対決の結果で差がさらに拡がった所で調教師リーディング争いについに決着が付きました。

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★3年連続でリーディングを獲得した板垣吉則調教師

 板垣吉則調教師はこれで3年連続リーディング獲得。それも3年ともそれまでの常識を遙かに超えるような勝利数で王座を守ってきました。
 騎手と違って調教師の場合は管理馬が大活躍した翌年はあまり勝てない(大活躍するとクラスが上がってしまってどうしても勝ち星が減りがちになるため)というパターンが起きがちです。それだけに板垣吉則調教師の3年連続リーディングは“偉業”と言って過言ではないと思います。

 もちろん板垣吉則調教師自身も簡単に達成できたとは考えていなくて、今回も「今年も終盤になって他地区に移籍する馬が多く、手駒が少なくなった中で、スタッフたちがよく頑張ってくれた結果かなと思っています」とまず終盤の苦しさを振り返りました。
 実際、シーズン後半は0勝で終わる週も少なくなく、それが他厩舎の急激な追い上げを許す形に。かなりきわどい競り合いだったとも見ていて感じましたが、それでも逃げ切ったあたりが板垣厩舎の底力なのでしょう。

 「自分は“何が何でもリーディングを”というつもりでやっているわけではないし、どのクラスで勝っても一勝は一勝だと思っている。その中で今年はダービーも勝たせていただいてそのうえでこれだけの勝ち星も得る事ができた。今年は『満点』と言っても良いのではないでしょうか」と板垣調教師。師にとっては昨年や一昨年以上に内容の濃いリーディングとなったようです。

 一方、最後まで攻め続けた櫻田康二調教師。
「最後は手駒が尽きてしまった感じだね。そもそもシーズン後半の勝ち方がちょっと神がかっていたくらいだったのだろうから追いつけなかったのも仕方ないかと思うのですが、ここまで来たならリーディングを獲りたかったというのも正直な気持ち。盛岡にリーディングを持ってこれるようにこれからも頑張ります」。
 昨年2位の晴山厚司調教師に続いて今年も盛岡所属の櫻田康二調教師が2位となり、久しぶりの“盛岡所属調教師のリーディング獲得”は成りませんでした。
 しかし見方を変えれば「2年連続で盛岡所属調教師がリーディングの座を奪えそうなところまで来た」という事。今季は3位にも盛岡所属の櫻田浩樹調教師がきており、来季は今季以上に激戦になりそうな予感がある調教師リーディング争いの結果だったのではないでしょうか。

 騎手リーディング争いはこちらも3年連続で山本聡哉騎手が獲得。それも山本聡哉騎手208勝、村上忍騎手166勝の大差での決着でした。

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★山本聡哉騎手は1月8日は騎乗せず。次回の騎乗は南関東で

 シーズン序盤から大きなリードを保ち、リーディング争いという点では危ないシーンがなかったように見える山本聡哉騎手ですが、しかし今季に関しては、
「出だしが良かったですが中盤は乗れてないなと感じる事が多かったです。遠征で活躍できた場面も多かったですし、シーズンを終えて自己最多の勝ち星。怪我もなく終える事ができた。その点で収穫はあったのですが、自分の“出来具合”としてはそんな納得できる感じではなかった」と厳しめの評価をしながら振り返っていました。
 「昨年までの自分の“一番良い時”が基準になっているのか、ちょっと調子が悪く感じるとどうも気持ちが乗らないような感じがしてしまうんですよね。自分で納得できるレースができるよう、これからも自分の質をもっとよくしていきたいです(山本聡哉騎手)」。

 この後の南関での期間限定騎乗についても「勝ち星の数がどうこう言う以前に“いくつ乗せてもらえるか”も楽観できないと思っています」と厳しい視点。ですが「結果が厳しいものになったとしても何か得られるものがあるはず。何かを得て帰ってこれると思っています」とも。
 2ヶ月間の南関遠征でどんなレースを見せてくれるのか?いや、それを終えた後の山本聡哉騎手がどう変わっているか?の方が楽しみなのかもしれません。
 この辺のお話、山本聡哉騎手からいろいろと興味深いものを聞かせてもらったので、機会を改めて全体をご紹介したいと思います。

 さて、レギュラーシーズン終了に伴い2017シーズンの岩手競馬の発売成績も発表されました。2017シーズンの発売額は285億6900万円。昨季の254億円あまりから約31億円の増でした。
 対前年比112.5%、それだけ見れば決して悪くは見えないのですが、地全協が発表している開催成績を見れば、例えば2017年4月~11月の期間の地方競馬全場の伸び率が114.6%であるとか他地区には120%以上の伸びを見せている所もあるとかと比較すれば、厳しい言い方になりますがこれでは“むしろ悪い”と言わざるをえません。
 来季2018年シーズン、秋には盛岡競馬場のコース照明設備が稼働する予定になっています。来季に関しては実質1ヶ月ほどの期間ですから効果は限定的になるでしょうが、それでもその先のシーズンにつながるきっかけになれば。そういう2018シーズンになってくれればと願っております。






最終更新日  2018年01月12日 01時17分52秒
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