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2018年06月11日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。やっぱり胃が痛い。


さて、地方競馬はダービーシリーズ2018が絶賛進行中です。
シリーズも後半…終盤ですな。みなさま今年のシリーズの成績はいかがでしょうか?



やや古い話になりますが、5月29日には、シリーズの2戦目・第2回石川ダービーがおこなわれました。
昨年はシリーズ終盤に実施された石川ダービー、今年は昨年より一ヶ月ちかく早くなったわけです。



(第2代石川ダービー馬・アルファーティハ パドック)



第2回石川ダービー当日は天気にもめぐまれ、馬場は良。
早い時間帯から場内にはいつも以上に多くの方が来場、いかにもダービーデーだなあという華やかな雰囲気でした。


個人的には、場内で予想イベントを実施するとか、場内装飾をスペシャルにするなど、もう少し演出を加えてもいいのではないかな?と思わないではありませんでしたが。


SNS全盛の現在、ちょっとでも特別感のあるモノがそこにあれば、ファンのみなさまがドシドシ写真にとって発信してくださるわけですから、カンタンな撮影スポットひとつでも作らない手はないと思うのですが、いかがでしょうか。


(場内で「石川ダービー」の表示を探すと、着順掲示板に…)





ながく「ダービー」と名のつくレースがおこなわれなかった金沢競馬に、ダービーが復活して2年目。


ファンの方々と同じく、われわれを含めた関係者も、特別な思い入れをもってこの日を迎え、そして楽しみました。





第2回石川ダービー、スタートは全馬ほぼ互角。

エムザックヒーローあたりはほんのわずかに遅れ、さらにダッシュがゆるかった感じではありましたが、おおむねそろったスタートと言っていいでしょう。



レース後、人気のノブイチが敗れたことなどを振り返る際に、「ノブイチは出負けしている」と指摘する方もありました。
映像を見ると、たしかに半馬身ほど遅いかとは思いますが、それほど致命的な遅れとは見えません。
むしろ、勝ったアルファーティハとの比較では、やや勝っているくらいではないでしょうか。


折に触れて、ノブイチのゲート内での挙動やゲートからの飛び出しを心配していた陣営ですが、この石川ダービーでは、ゲートの中や飛び出しより、そのあとのダッシュとレース前半のポジションあらそいに難があったと言えそうです。




金沢競馬場は、長く、本当に長いこと(年単位で)、


​「内ラチぞい有利」​


と言われています。



この馬場状態を各ジョッキーに聞くと、とにかく内ラチぞい馬一頭ぶんだけ特に走りやすく、そのすぐ外、二頭目・三頭目あたりはまるでダメ。ラチぞいを逃げた馬が断然有利、という状況が続いているのです。



逃げられない場合でも、道中はなるべく外に出さず内ラチぞいを進み、勝負どころまでは力を温存しておく、というのが現在の金沢競馬の定石のようになっています。
逃げ馬の直後につけ絶好位のように見えても、一頭ぶん外を通ってしまうと苦しく、いかに長く内々を走れるか、ジョッキーはそこに頭を悩ませてレースに騎乗しています。




とにかく単独でラチぞいを逃げれば「勝率80パーセントくらい」(吉原寛人騎手談)というのですから、前哨戦圧勝のノブイチが2番枠に入れば人気が集まるのは当然。ノブイチは一番人気の支持をうけました。

(石川ダービー当日、「内を逃げたら勝率80%。それを強い馬にやられちゃうと難しくなるね」と語っていた吉原騎手。胸中で早くも作戦を立てていたのかどうか…)




しかしスタート・ダッシュともにスムーズだったのは、同厩舎の別路線組で2番人気におされたサノノツルギでした。


(パドックのサノノツルギ。この馬がスンナリ先手なら逃げ切り濃厚か?とも言われたのですが…)


前走までこの馬の手綱をとってきた藤田弘治騎手が、「脅威です」と警戒していたサノノツルギ。それがすんなりハナ…となれば、形勢はサノノツルギ有利。



なのですが。



11番枠で、しかもスタートがそれほどはやくなかったアルファーティハが、一周目の3コーナー~4コーナーで一気に外からポジションを上げ、スタンド前に出たところで先頭に立ち、内ラチぞいを逃げるカタチに持ち込みました。


(アルファーティハ 騎乗前)




アルファーティハの吉原寛人騎手は、


「なんとか内に放り込みたいと思ったんですけど、内を見たら大渋滞だったので」


中位の内追走をあきらめ、全馬を抜いた上で内ラチぞいに「放り込んだ」のでした。




結果論ですが、吉原騎手がこの作戦を決行した段階で、勝負あり。
あとは馬場の「走りやすい内ラチぞい」を通ったアルファーティハが、スイスイと逃げ、直線でも追ってきたサノノツルギ・ノブイチを寄せつけず、優勝しました。



道中一旦3番手に後退したサノノツルギは、常に内ラチぞいを通る競馬で、直線一度は勝ち馬に迫るシーンも作りましたが、最後は離されて2着。


人気のノブイチはレース前半、後ろから4頭目あたりの位置取りとなり、ここから外へ出してポジションを上げていったのですが、長く外目を通ることとなり、結果これがこたえたか、直線伸びきれず3着でした。

(パドックのノブイチ。とにかく今回は展開負け、と言うしかありません。巻き返しがあると信じて…)



とにかく勝ったアルファーティハの吉原騎手が見せた思い切った騎乗が、見事に功を奏した一戦でした。




吉原寛人騎手の話(表彰式インタビューにて)


「心配していたゲートもそれなりに出てくれて、ちょっとペースが落ちたところで、馬も行く気があったので、何とか奇襲をかけられないかという気持ちで一気にしかけました。

本当にうまいことハナをとることができて、そこである程度、力を出し切れるかなという展開になりました。

道中は遊び遊び、気を抜いて走っていたんですが、もし一生懸命走っていたら、2000メートルはもたなかったかもしれません。

去年、第1回を制して、この表彰台で第2回もまた獲りたいと誓ったんですが、有言実行することができて本当によかったと思います」

(第2代石川ダービー馬・アルファーティハ。吉原寛人騎手は石川ダービー連覇)



吉原寛人騎手、管理する金田一昌調教師、ともに石川ダービーは第1回につづいての連覇。
第1回、第2回ともに、圧倒的な支持をあつめる人気馬を倒しての勝利は、本当に見事の一言です。
来年は…あらたなダービージョッキー・ダービートレーナーの誕生となるのでしょうか?それとも3連覇があるんでしょうか?



終わってすぐ、はるか一年先の次回を夢想したくなるダービーというレースは、やはり特別なレースであることだなあと思うのでした。




ダービーシリーズ2018、残すは、

17日 高知優駿
​20日 北海優駿​

2ダービーです。


一年のうちで最も特別なタイトルを、あと2つ、期待をもって見守りたいと思います。






最終更新日  2018年06月11日 08時50分04秒

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