土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。
今週、ぼくの仕事場では、キセキの連続でした。
◆第1のキセキ
このところの園田競馬は、後半で波乱というわけではありませんでしたが、1番人気馬がなかなか勝てないというのが続いていました。
そして迎えた水曜日、オ◯ズパ◯クさんの5重勝式投票券『オ◯ズパ◯クL◯T◯』では、2日連続でキャリーオーバーが、発生していました。
※楽天競馬さんからすると、某競合他社さんとなるので伏せ字で配慮しています。
この日も1、2番人気の馬が勝てず3、4、4、5番人気の馬が勝ち、順調?に票数を減らしていきました。
最終レースを迎えた時点では81票。2万2000票余りあったものがここまで減ったわけですが、それでも人気どころが勝てば、的中者が複数出る票数です。
レースでは単勝1.4倍と断然の支持を集めたホクサイが、全国リーディングトップに君臨する吉村智洋騎手が騎乗して2番手を追走する絶好の展開。
ところが逃げていた7番人気の人気薄アオイシャークが、新人・石堂響騎手の騎乗で逃げ切ってしまうのですから競馬は面白い♪
これならひょっとして3日連続のキャリー!?と思われましたが、奇跡的に一票の的中が!!
払い戻し金は、兵庫のオ◯ズパ◯クL◯T◯史上最高となる1478万6590円となったのでした。
あぁ、払い戻しの独り占め、羨ましい♪
◆第2のキセキ
木曜日の園田競馬では、今度は3連単の史上最高配当が飛び出すのです!
第7レースを勝ったのは、11頭中の10番人気。単勝2万2550円の超人気薄シトリンバレッタでした。
折からの道悪馬場で、前残りの展開が続いたことがいたずらしたのが、騎手たちの中に「前へ、前へ」の気持ちが湧き上がります。
自ずとペースは速くなり、道中では後ろから2番手というポジションだったシトリンバレッタが鮮やかに差し切ってしまうのです!
好位で上手く立ち回り、直線で一度先頭に立ったスナークエンジェルが2着となりましたが、こちらも単勝105倍の人気薄。
単勝万馬券の2頭で決着するわけですから、当然大波乱です!
3着には6番人気のテイケイラフインが食い込み、兵庫の3連単史上初の1000万馬券となる、1053万5770円という超絶配当か飛び出したのでした。
的中票数は、たったの一票!
ここでもまた、払い戻し金の独り占め!!
あぁ、羨ましい(>_<)
◆第3のキセキ
園田競馬場で最も短い距離で行われる重賞『園田FCスプリント』は、遠征馬3頭を迎えて行われました。
スタートの巧拙で決まる、つまり一瞬で勝負が決してしまうのが820m戦。
JRAの1200mで行われるG1のスプリンターズステークスや高松宮記念などは、しばしば"電撃戦"と表現されます。
ところが820m戦はそれどころではない速さという意味から、ぼくは"瞬撃戦"と名付けました。
その瞬撃戦で起こったキセキ。
なんと、1着2頭同着となったのです。
佐賀からの遠征馬エイシンテキサスがスタートを決めてハナを奪います。この時点で大きなアドバンテージ。
同じくスタートを決めた高知のカイロスは、ダッシュで劣り、3番手を追走する形になります。
「末脚の切れる馬ではないので、あとは懸命に粘るだけ」と振り返った佐賀の竹吉徹騎手。
一方「南関東で控える競馬もできるようになっていたので、直線に懸けた」と語った高知の佐原秀泰騎手が迫る。
エイシンテキサス、カイロス、2頭が全く並んでゴールを迎えました。
実際に、全く並んでいました!
重賞では極めて珍しい、1着同着でした。
このブログでも以前に書いたことがあるような気もしますが、かつて園田競馬場で連続する重賞レースで1着2頭同着というのがありました。
2000年の『摂津盃』で、ケイエスヨシゼン(岩田康誠騎手)とシャインマンリー(永島太郎騎手)という2頭で1着を分け合いました。
その年、次に行われた重賞『兵庫アラブクイーンカップ』でも1着同着が発生するのです。
それがまた、岩田騎手と永島騎手だったというキセキ…。
そんな18年前のことが思い起こされる、とにかく珍しい結果でした。
払い戻し金では独り占めが続きましたが、『園田FCスプリント』は仲良くシェアできたというお話でした♪
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さて、日曜日は宝塚記念が阪神競馬場で行われます。
ひょっとして、キセキの締めくくりはあの馬なのか…。