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2018年07月12日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 最初にブレーキングニュース。齋藤雄一騎手が調教師試験に合格しました!




 2次試験の手応えが良かったという話は小耳に挟んでいましたが、結果が出るまでは見ている方としても安心できず。見事合格、おめでとうございました!

 いや、正直な気持ちを言うと、騎手を辞めてしまうのは惜しいとも思ってしまうんですよね。盛岡所属の中のトップというだけでなく岩手のリーディングも狙える騎手だったし、実際に手が届く所まで行きましたし。
 それと、齋藤雄一騎手は2002年の春デビューで、私が本格的に岩手競馬の仕事に就いてからデビューした、つまり自分がデビューの時から見ている最初の騎手なんですよね(ちなみに同期は木村暁騎手)。なので「もう引退して調教師になるのか!」という感慨にふけってもしまいます。

 1000勝といわず1500勝、2000勝と目指していってほしかったけど、齊藤騎手自身は近年は常々“1000勝達成したら目標を調教師に切り替える”と言っていたので、こういう日が来るのは時間の問題だろうなとも思っていました。
 であれば、調教師としての1勝目が1日も早く達成できることを期待しましょう。

 ところで今回合格した事による調教師免許は8月1日交付ですのでその前日、23時59分まで騎手です。齋藤騎手も7月30日までは騎乗するつもりと言っておりました。あと3週間ほどの間の“騎手・齋藤雄一”の闘いにもご注目を。
 そして調教師としての業務が始まるのは8月1日からなので、早ければ8月19日からの5回水沢開催から、そこに間に合わなければ9月1日からの6回水沢開催から、“調教師・齋藤雄一”の新たな闘いが始まることになると思われます。


 さて今週末はマーキュリーカップを含む重賞3連戦。盛岡の熱い夏が本格的にスタートします。という事で今回は各レースの展望をお伝えしましょう。

■フェアリーカップ(オープン牝馬・ダート1800m)
 今年から準重賞になったフェアリーカップですがビューチフルドリーマーCのトライアルという位置づけは変わらずで、その重要度も変わりなしと言っていいでしょう。
 盛岡ダート1800mの牝馬戦となって以降の過去9回で1番人気馬の優勝が7回。同時にその場合常に2番人気馬も馬券対象になっており、比較的堅い決着が多いレースです。
 一方で2011年や2015年のように1番人気~3番人気が揃って馬券圏内から消える結果も起きており、その時は2回とも3連単10万馬券の波乱。“堅いか荒れるか両極端”だという見方もできるかもしれません。

 11頭中で古馬の重賞を制しているのはユッコとアリッサムの2頭。2017年のシアンモア記念を勝ちA級特別でも4勝を挙げているユッコはやはり今回のメンバー中で最右翼の実績を持っている馬だと言えます。昨年8月以来勝ち星がない状況ではありますが、それは牡馬の一線級と戦い続けているという事もあるでしょう。馬の状態もだいぶ良くなっているというお話ですし、そろそろ変化があるのでは。




 アリッサムは昨年のヴィーナススプリントの勝馬です。過去は短距離メインで使われ1800mは初めて、マイルも2回だけと距離が最初の課題になるでしょうが、一昨年2着のソサエティクイーンや2012年3着のコパノマユチャンなど短距離主体で来ていた馬が上位に入るパターンは少なくないレースですので、距離はあまり気にしなくていいように思います。




 そして昨年のこのレースの2着だったアークマイニング、同3着スパンコール、同4着ダンストンレガーメ。いずれも「盛岡・1800m」という条件だと少し注文がつくタイプなのでしょうが実際にこなしているのだから軽視はできません。また前走でついに勝ち星を手にしたフレンドパリの勢いは侮れないところですし、かきつばた賞2着のリュイールスターも例えばコスモジョイジョイとのタイム差を物さしにするならここでは差が無く見えます。
 いずれにせよフェアリーカップは「惑星多数の激戦」と見るべきでしょう。


■岩鷲賞(オープン・ダート1200m)
 当初申込があったラブバレットが回避して混戦ムードになりましたが、「栗駒賞上位馬」「早池峰スーパースプリント上位馬」の争いになるだろうというポイントは変わらないでしょう。
 とすれば栗駒賞2着タイセイファントム、同3着であり早池峰スーパースプリントでも2着のメイショウオセアン、早池峰スーパースプリント勝馬であるナムラバイオレット。この3頭をイーグルカザン・フォルスが追うという構図になるでしょう。

 タイセイファントムは早池峰スーパースプリントでの7着を除けば3着も外していない成績です。盛岡1200mでも昨年のクラスターカップ6着、そして今年5月には不良馬場とは言え1分11秒5という飛び抜けたタイムで勝っており相性は十分。前走でラブバレットを追いつめた走りならここでも。




 メイショウオセアンはJRA時代の実績どおり短距離で強さを見せ始めています。坂がある盛岡はもうひとつかもと思っていましたが、早池峰スーパースプリントでは強烈な伸び脚を発揮、距離が合うなら盛岡でもというところを見せました。1200mはもちろんその“合う距離”。
 不気味なのがナムラバイオレットです。岩手転入後は1800mで勝ったりもしていますがやはり主戦場は短距離と思わせた近二戦。特に1000mで直線一気を決めた早池峰スーパースプリントは驚異的とも言える勝ち方でした。あれをもう一度やられたら・・・ですよね。



 イーグルカザンは昨年の栗駒賞で4着した後に岩鷲賞で3着に入りました。奇しくも今年の栗駒賞でも4着。とすれば。
 フォルスの前走はラブバレットがいたこともあって厳しい展開を強いられましたが早池峰スーパースプリントではあわや逃げ切りかという走りを見せています。1200mなら前走よりは二走前の形に持ち込めるかもしれません。
 岩鷲賞は「上位拮抗」か。


■マーキュリーカップJpnIII(オープン・ダート2000m)
 毎回書いていますが今年22回を迎えるなかで地方馬が勝ったのは2度だけ。その他は全てJRA勢が制しているJRA勢圧倒的優勢のレースです。今年のJRA勢も隙が無いメンバーを揃えてきました。

 昨年の勝馬ミツバ。実は昨年の優勝以降の勝ち星は無いのですが、しかしG1級のレースでも好走しているように内容が悪いわけではなくむしろ昨年の参戦時より経験値を増してきている印象です。好走しつつ勝ち星がないために54kgで出走した昨年から僅かに1kg増で済むのも幸運というべきか。




 注目の存在がフェニックスマークです。キャリアこそ少ないもののデビューから7戦5勝2着2回。前走のブリリアントS優勝も光ります。
 昨年のミツバもそうでしたが、東京ダート2100mのブリリアントSは盛岡ダート2000mのマーキュリーカップと関連度が高いレースです。これを勝ってきたフェニックスマークは当然要注目。
 同レースで2着だったザイデックメアも同様です。こちらは左回りダート中距離が合う可能性が高まったといえ、ここがむしろ狙い目になるかも。
 マイネルバサラは現状左回りよりは右回りが・・・という印象ですけども、浦和記念勝ち・ダイオライト記念3着なら特に気にする必要はないかも。それよりは大敗後に一息入った初戦という所がカギか。

 地方勢ではまず昨年5着のドラゴンエアル。重賞赤レンガ記念2着後に中距離戦を勝ってからの参戦という過程が昨年と全く同じになりました。対古馬で経験を積んだ今年は昨年以上の走りが出来るかもしれません。
 地元勢ではやはりエンパイアペガサスですよね。以前は2000mというと少し長いのではという心配がありましたが今なら全く問題なし。マーキュリーカップでどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしています。






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最終更新日  2018年07月13日 03時33分29秒



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