今日は耳目社山中が担当します。
今回も、金沢競馬出張中です。
土曜日に、北陸新幹線の「計画運休」に遭遇してしまいました。
台風25号の影響で、
土曜日乗るはずだった金沢行きは、長野までしか行かないことに。
夕方くらいまでは大丈夫かなぁ…と思っていたのが甘かった。
どうしても土曜日のうちに移動しなくてはならなかった状況なので、速くて輸送力の高い鉄道の運休は大変痛い。痛かった。北陸新幹線はJR東日本とJR西日本にまたがる路線で、東京駅の改札口でJR西日本の運転状況を尋ねても「わからない」と言われてしまい、これも困りました。
計画運休をしなければならない「やむを得ない場合」がどんな場合なのか、もっともっと検討を重ねたうえで、早めに利用者に告知して欲しいと思いましたね。利用者の立場としては。
そんなこんなでたどり着いた金沢競馬場、
日曜日(7日)のメインレースは
2歳牝馬重賞の石川テレビ杯第13回金沢プリンセスカップ(1400m)。
金沢競馬今年最初の2歳重賞は、牝馬限定の12頭立て。
1番人気は、前走逃げられず大敗した5番ハクサンフラワー。デビュー2戦を大差で逃げ切ったこの馬の巻き返しに期待が集まりました。
隣の枠6番ビシュラも、前走初めて連対を外しましたが、こちらの巻き返しもあると見られて2番人気。
3番人気はその隣7番グレイトレナウン。JRAから移籍後2着→1着と好成績で、ここも注目を集めました。
スタートはビシュラの方が早かったものの、そこから押してハクサンフラワーが先頭に立ってハイペースの逃げ。ビシュラが追いかけて2番手で、3番手以下は大きく離れる展開。ビシュラがハクサンフラワーに迫ろうとしましたが最後は突き放されて2着。3着は一旦単独三番手に上がった11番ミリオンピエールを直線内から捕らえた11番人気の9番シリウスシリアスが入りました。
(結果は→こちら)
ハクサンフラワー 吉原寛人騎手 表彰式インタビュー
(聞き手:泉悠介アナウンサー)
―スタートについて
前回もジャンプ発走で、スタート(上手く)切れなくて、人気を裏切ってホントに申し訳ないことしたんですけど…。
今回もスタートのダッシュが付かないんで…行けたらこれだけのパフォーマンスを見せられる馬なんで、何とかスタートだけには気を付けてたんですけど…まぁ、遅かったですね(笑)。
―その後のダッシュは速かったですね
スペースは何とかあったので、右ステッキに持ち替えて促していったんですけど。何とかハナ切れた時には、何とかなると思ったんで良かったです。
―逃げ有利の馬場で、(他も追いかけてきて)楽ではなかったと思うのですが、ペースは?
シルポート産駒に今まで乗ってきた中で、あまりタメて「よーいドン」っていうよりは、ちょっとハイラップで他をバテさせた方が良いタイプなんで、あまりペースのことは意識せずに、馬のリズムだけで行きました。
―流石にこのペースでは、(他の馬は)ついて来られませんでしたね
ついてきたら逆に潰れるくらいのペースなんで、何とかセーフティーリードを保って直線に入りたいなと思ってたんで、その通りになって良かったです。
―スタートが今後の課題?
これでスタートが良かったら『鬼に金棒』なんですけどね。ちょっとそこら辺は改善の余地があると思うので、何とかスタートダッシュ付けられるようにしたいなって思いますし、
今後、認定も取ったんで、中央競馬とかもし行けることがあったら、応援していただけたらなって思います。
そんな吉原騎手、全国各地をステッキ一本で渡り歩いているのはご存知の通り。
先週は台風24号の影響で、佐賀競馬の開催日程が変更になって、いろいろな手配に苦労したとのこと。
今週は、7日(日)金沢
→8日(月・祝)盛岡
→9日金沢
→10日門別
→11日大井。
うーん、凄い移動距離。
来週も全国各地の重賞で騎乗する予定と話してくれました。移動がスムーズに行って、レースでいい結果になるよう願っています。
(東京記念の時の一コマ。吉原騎手は木曜日、ブランシェクールに騎乗予定)