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2018年10月11日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 10月8日、OROパーク盛岡競馬場で『第31回マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI』が開催されました。
 優勝したのはルヴァンスレーヴ、南部杯史上初めての3歳馬による南部杯制覇となりました。


★マイルチャンピオンシップ南部杯優勝/ルヴァンスレーヴ





 単勝1番人気に推されたのはゴールドドリームで1.6倍。ルヴァンスレーヴは2番人気の2.1倍。この差の理由はいろいろあれど、一番大きかったのは古馬対3歳馬、いくら強いと言ってもこの時期の3歳馬が古馬相手に勝てるのか?場合によっては対ゴールドドリームはおろか他の古馬にも一蹴されるのではないか?という懸念が影響したのではないでしょうか。
 見方を変えればそういう懸念がありながらもこの程度の差とも言えるわけで、ルヴァンスレーヴに対する期待もまた大きかったのかなとも感じます。

 31回目の南部杯にして初めて3歳馬が勝ったわけですが、そもそも3歳馬の出走自体少なかったのも確かです。それは南部杯の代表に3歳馬が選ばれるには、ベテラン古馬との実績比較になるとどうしても不利になるという事がありますし、例えばジャパンダートダービーを勝った馬がその後なかなか順調に勝ち星を積み重ねられないという事もあります。
 過去10年のジャパンダートダービーの優勝馬、ルヴァンスレーヴも含めて2009年以降の10頭の中で“ジャパンダートダービーの後、1年以内に勝ち星を挙げた馬”は3頭(12年ハタノヴァンクール、15年ノンコノユメ、18年ルヴァンスレーヴ)。“3歳馬のうちに”と区切るとハタノヴァンクールが外れて2頭のみになります。
 JRA含みの全国交流としてダービーGPが行われていた頃は夏のジャパンダートダービー・秋のダービーGPと勝っていく馬も少なくなかったですが、ダービーGPがグレードレースとしては休止して以降はその路線も無くなりました。おのずとジャパンダートダービーを制した3歳馬は秋の、脂の乗った古馬たちが目の色を変えて狙ってくるダートGI戦線に飛び込まざるを得ず、跳ね返される事が多くなった・・・なのでしょう。

 今回のルヴァンスレーヴの勝利はただ“3歳馬が勝った”というだけではなく「今年のフェブラリーS馬」「今年のかしわ記念馬」「今年の帝王賞馬」を破った点に大きな価値があります。この結果をもって“今年のダート界の頂点に立った”と主張することもできるわけですからね。
 この後のルヴァンスレーヴがどんな結果を残すか?どんな道のりを進んでいくのか?どうせなら南部杯と言わず日本のダート界の歴代最強と言えるくらいの馬になっていってほしいものです。

 南部杯でのライバルたちも決して悪い走りではなかったと思うのですが、勝った馬が凄すぎてちょっと霞んでしまったかもしれません。



 ゴールドドリームは5着に終わった昨年よりはるかに良い形で進められたように見えたのですが、相手が強かったという結果に。




 ノンコノユメは心配されていた出遅れがあり、優勝争いからは離れた4着が精いっぱい。




 オールブラッシュも良い位置を確保していたのですが最後の伸び脚勝負で後れを取りました。上位との差はほぼ上り3ハロンの差。



★ベストウォーリア

 メイショウウタゲがしぶとく上位に粘りこみ、一方で昨年2着のノボバカラや過去に連覇しているベストウォーリアが掲示番圏外に終わったのは、今年の盛岡の馬場状態が昨年や一昨年よりやや時計がかかる、力を要す状態だったからかと思います。
 一昨年などは当日の下級条件から好タイム決着が連発され「これは普通に回ってくるだけでレコード必至」と思うくらいだったのですが、今年はそれに比べれば1秒から1秒半かかる感じ。その差が中距離タイプのパワーに有利に働き短距離タイプのスピードや切れ味を鈍らせた面があったのでゃないでしょうか。

 今年の南部杯にはもう一つの「史上初めて」がありました。それは、ここではもう何度も書いていますがはくぼ開催の、人工照明下の初めての南部杯になったことです。







 当日は好天に恵まれたおかげもあって南部杯のパドックの頃にはまだ空に明るさが残っていたのですが、レースの頃にはすっかり暗くなってコースが照明に浮かび上がる様な感じに。コース脇やスタンドでレースを待つファンの皆さんの雰囲気も、これまでの南部杯とはちょっと異なっていたような気がしましたね。

 さらに、今年の南部杯は単体で約11億4900万円、レース当日1日で約15億円と、昨年に比べて大幅な売上額増加となりました。
 岩手競馬の1日の発売額レコードは2014年JBC当日の約29億3300万円なのでこれにはさすがに及ばないものの、1レースとしては同じく2014年JBCクラシックの約11億8300万円がレコードなので、それにはあと4000万円弱まで迫っていたことになります。もちろん南部杯単体・南部杯当日としては過去最高です。
 南部杯だけでなくひとつ後の最終第12R、ここも1億2000万円以上売れたのが大きかったですね。照明のおかげで後半の発走時刻を遅めにできた効果が現れたのでしょう。
 いろいろと運が良かった面もあってのこの発売額ではあるのでしょうが、現実にこれだけの額になったインパクトは大きかった。実現するまでは懐疑的な声も決して少なくなかった照明も本格使用開始した最初の週からこういう結果になった。本当に良かったと思います。

 という事で今年の南部杯は「史上初の3歳馬制覇」だけでなく「史上初の人工照明下のレース」「史上最高の発売額」という三つの“史上初”が生まれて終わりました。今後これを越えるのはなかなか難しいとは思いますが、さらに何かのレコードブレイクが起きることを、今年以上にエキサイティングなレースを期待しながら、来年の南部杯を楽しみにしていきたいですね。


★今年の場内の賑わい。来年もいいお天気になりますように!






最終更新日  2018年10月11日 22時41分29秒

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