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2018年11月02日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 金曜日は、古谷が担当します。

 11月になりました。いよいよ「JBC競走」を迎え、今年は初のJRA京都競馬場での開催に、今までとは違う趣きを感じます。「JBC」当日は、東京競馬場でイベントに参加します。愛知の宮下瞳、木之前葵両騎手、そして津田麻莉奈さんとともに、昼はゴール前特設ステージ、その後は3階センターコートの2回に渡り、トークショーがあります。東京競馬場でも「JBC競走」を楽しみましょう!

 さて、全国ニュースで取り上げられるほど、波紋を呼んでしまった「北海道2歳優駿」の誤審について、午後4時から記者会見がありました。

 昨日は「グリーンチャンネル地方競馬中継」の解説があり、東京にいましたので、門別競馬場ににいた方々から聞いた話や、今日の記者会見に出た人から、現場の雰囲気などを伺いました。

 モニターを観ていて、内のイグナシオドーロが有利に見えたものの、着順掲示板に「7」が1着で点滅をした時には、少々驚きがありました。競馬場によっては、角度の違いで内外の見方が変わることも、ままあったりするので、その辺りの問題で内が有利に見えたのか…?とも思いました。
 競馬場にいた方々の話では、検量ではイグナシオドーロが出ていたスローの映像を見て、やはりイグナシオドーロ陣営が勝ったような状況があったものの、いざ掲示板に「7」が点滅した時には、「えっ、そうなの?」と雰囲気が一転したそうです。当然、ウィンターフェルの関係者は、諦めムードからの1位点滅に、喜びもひとしおだったそうです。

 改めて、今日の記者会見で発表された時間経過とともに見ていくと、全馬がゴールをし、1着と2着の写真判定を、着順判定モニター(電子スリット)で確認。判定の結果、1着「7」、2着「2」と着順掲示板に表示し、20時09分に着順確定後、掲示板の確定ランプを点灯させています。その後、場内の掲示や、ホームページでの掲載をするために、20時15分頃に着順判定写真(電子スリット)で再確認をした際、誤審が判明し、開催執務委員長に報告があったそうです。20時30分頃、地方競馬全国協会に、このことを報告した、と説明がありました。

 誤審の要因は、2名の決勝審判員の確認不足があったそうですが、毛色が似ていた2頭の顔が重なっていたことにより、錯誤したという説明がありました。その場で訂正できなかったのか?という質問に対しては、地方競馬で誤審が初めての経験で、対応できなかったとの説明もありました。

 すでに着順が確定し、支払われている払戻金については、有効なものとしてそのまま。正しい到達順位の払戻金相当額を支払う方向で、地方競馬全国協会ほか関係機関と協議しており、その具体的な方法などは、改めてお知らせがあるそうです。正しい到達順位の払戻金相当額は、約1億円になるとのことでした。

 また、着順に関しては、施行規定の関係で、確定したものを変えることはできないようで、レース結果に関しては、そのまま取り扱われることになりそうです。2着馬のイグナシオドーロについては、1着賞金との差額が支払われる形で対応することになると思います。

 野球などのスポーツに例えることが正しいかはわかりませんが、誤審を認めたとしても、その試合の結果を変えることはほぼないと思います。その例と同じく、確定したレースの結果を、誤審があったとはいえ、変えられないという状況だと理解します。

 誤審はあってはならないこと。まして、優勝に関わることとなると、様々な面での余波が大きく、報道の取り上げられ方を見ても、大変な事態になったことを痛感します。今朝から、僕のところにも色々と問い合わせがあり、戸惑いがありました。

 絶対あってはならないことであっても、人間がすることに100%はありません。完璧を求めても、人間がすることには限界があります。だからこそ、チェック機能を徹底し、限りなく100%の結果を追い求めることが重要です。

 誤審はあってはならないのは確かです。ただ、現実に起こってしまったので、その後の危機管理の重要性も問われた案件だったと思います。絶対起こりえないことなどない、という前提で様々なシミュレーションをした上で、このような事態を想定しなかった主催者の対応に課題もあり、今後の徹底した対応策を注視していく必要があります。

 再発防止に向けて、今後の開催に向けた決勝審判の体制については、同様な誤審判定を二度と起こさないよう、到達順位の判定作業について体制を強化することも、会見で話されていました。当然ながら、これは徹底して欲しいと思います。

 1日経ったから遅い、と言われる面もあるかと思いますが、ナイター開催で、しかもメインレースだったことを考えると、誤審があった後の対応は、個人的には早かった方だったと感じます。会見での時間経過を見ると、昨晩の段階で誤審を内部で認めて対応策を考えていたようです。日が明けて、午前中には厩舎関係者に説明や謝罪も行い、その後札幌へ移動して記者会見をしています。

 起きてしまったことを真摯に受け止め、再発防止にとどまらず、誤審をしてしまった時の危機管理マニュアルもしっかり作ることが望まれます。何度も言いますが、人間が行うことに完璧はありません。それは、主催者の地位は関係なく、実際にJRAでもあり得た案件ですから、誤審があった際の対応も問われます。

 しかし、これだけは言いたいのは、今年の「北海道2歳優駿」は、本当は史上に残る名勝負だったんです。先日の盛岡で行われた「不来方賞」に匹敵するような、熱いレースでした。イグナシオドーロの差し返した執念、ソラを使うウィンターフェルに対する井上騎手渾身の騎乗は、見る者を興奮させたことは間違いありません。誤審としてこのレースが記憶されてしまう寂しさを感じますが、それも現実だと受け止めなければならないのかもしれません。しかし、この2頭と関係者は、名勝負を見せてくれた立役者として、改めて素晴らしいレースを見せてくれたことに関して、称えて欲しい気持ちもあります。だからこそ、この2頭の次走は必見です。






最終更新日  2018年11月03日 02時20分34秒
[古谷 剛彦] カテゴリの最新記事

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