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2018年12月06日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。
 この時期、どこを見ても香港ネタですなあ。いいなあ。

 さて、先週行われた北上川大賞典のお話を。ダート2500m、岩手競馬最長距離の重賞は、1番人気のエンパイアペガサスが優勝しました。着差は「大差」、2着チェリーピッカーに2.2秒の差をつける圧倒的な勝ち方で、単勝1.1倍のこれまた圧倒的な人気に応えました。
 前走の絆カップでも1番人気に支持されながら5着に敗れていた同馬なのですが、その時が展開のあやというかエアポケットのような所に嵌まって負けてしまった感があった。今回は、その時の轍は決して踏まないという思い切った戦いを敢えてやって見せた・・・。そんな風にも思えた圧勝劇でした。


★北上川大賞典優勝/エンパイアペガサス

 3歳時、マイルの重賞で強い勝ち方をした一方で2000mのダービーグランプリで敗れたりしていて、どっちかと言えばマイルくらいの方が合う馬なのではないかと思っていた・・・という話はこれまでもエンパイアペガサスの事を書いた時にしばしば触れていたような気がします。
 それが古馬になって、2000mやそれ以上の距離のレースで勝つ一方で1600mでは脆い所を見せている。マイルの青藍賞を勝った事でやっぱりマイルでも大丈夫なのではと考えたりもしましたけども、やっぱり彼に、エンパイアペガサスにとってはある程度距離があった方が戦いやすいのだということを改めて感じさせられた勝利だったのではないでしょうか。
 元々長めの距離が良かった馬だったのか、それとも年齢を重ねてそうなってきたのか。エンパイアメーカーという父自身は2400mのベルモントSを勝ち2000mのケンタッキーダービー2着と中距離以上で活躍していますが、産駒は日本も海外も1800mあたりで好走する馬が一番多いように感じます。2500mなんていう距離で勝ったエンパイアメーカー産駒はエンパイアペガサスが日本で初めて?では。
 エンパイアペガサスも、2歳時には水沢の1300mで圧勝していたりしますし、3歳時などはマイルで圧勝する一方で1800mや2000mではマイルほどの圧勝はしていなかったりと、1800mでもちょっと長いのかな・・・と感じる結果だったりします。古馬になってみちのく大賞典を勝つ頃までの成績を、着順の数字だけを眺めたなら「2000mだとちょっと長いんじゃないか」という印象を誰もが受けるのでは。

 ただ、例えば3歳時の岩手ダービーダイヤモンドカップでの勝ちタイム2分9秒4、不来方賞の同じく2分10秒4、いずれも盛岡ダート2000mの良馬場でのタイムですが、近年の中では優秀な方に入るものですし、昨年の桐花賞の、水沢ダート2000m・不良馬場での2分8秒4も決して悪くない時計です。本当に“2000mが長い”馬ならこういうタイムは出せないでしょう。
 それらを踏まえて逆算してみれば、エンパイアペガサスは3歳の頃から長い距離をこなす素質はちゃんと見せていたと。馬体重なんかも、3歳時は510kg台で走っていたのが今は普通に530kg台。その辺の成長分も背景にあって長めの距離でも力を発揮するようになった・・・ということなのでしょうね。




 次戦に予定されている桐花賞をエンパイアペガサスが制したなら、これも何度か書いたような気がしますが、みちのく大賞典-桐花賞-みちのく大賞典-桐花賞と岩手のグランプリレースを4連勝。それは岩手競馬史上ではトニージェント以来13年ぶり史上4頭目の快挙という事になります。みちのく大賞典・北上川大賞典・桐花賞という歴史があり「格上」とされるレースを1年のうちに3つとも制するとなると1992年のグレートホープまで遡ります。
 ちなみに「グランプリレース4連勝」はトニージェント、グレートホープ、スリーパレード。「1年でみちのく大賞典・北上川大賞典・桐花賞制覇」はグレートホープ、スリーパレード。トウケイニセイやメイセイオペラ、ナムラタイタンとかが達成してそうに思うんですけど、なにか一つが欠けていて案外つながらない。

 エンパイアペガサスが今年のみちのく大賞典を勝った時にこんな話を書きましたね。その時点では、もしかしたら今年の冬もまた南関東に短期移籍する可能性があったので「夢」という感じでしたが、今年は移籍はせずに、遠征をするにしても岩手からという陣営のお話ですので、桐花賞に出走する可能性は大きく高まったと言って良いでしょう。せっかくここまで来たのですから久々になる快挙を達成してほしいですね。



 ところで今週末の岩手競馬は、月曜日にダービーグランプリと寒菊賞のダブル重賞が行われる予定になっておりますが、お天気がね。先週までの暖かい日々とはうって変わっての真冬になる模様です。
 しかし、どこかで「真冬の寒さ」が来るのは間違いないようなのですが、天気予報のサイトというか会社によって細かい所が異なっていて正直予想が付きません。
 最高気温・最低気温の幅が異なるとかの違いは、まあ良くあるのですが、降るのが雪だったり雨だったり気温が低かったり高めだったり本当に予報によってまちまちなうえ、それこそ予報を見る度に変わっているくらいに変化も激しい。これくらい天気予報が定まらないのはちょっと珍しいかもしれませんね。
 週末あるいは月曜日に水沢競馬場においでの皆様、いろいろなお天気に対応できるような準備をしておいていただけたら・・・と思います。





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最終更新日  2018年12月07日 06時53分38秒



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