土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。
先週の日曜日、園田競馬場では『ダートランinそのだけいば2018』が開催され、1488名の皆様が参加してくださり大いに盛り上がりました!
主催してくださったサンケイスポーツの皆さまを始め、運営に携わってくださった皆さま、本当にありがとうございます。お疲れさまでした。
いやぁ、今年は絶好のマラソン日和♪
日陰は寒かったけど、日が当たると汗ばむ陽気の中でのレースでした。
※今年もミライズさんがお水を提供してくださいました♪
4年目を迎えた今年は、初めてSKNフラッシュ8のメンバーも参加して、華を添えてくれました。
大井真巳ちゃんと宮下遥ちゃんはスタートカーに乗り、スターターの大役も果たしました。
第1レース、直線コースを使用して300mの距離を走る『キッズラン』では、今年も渡瀬和幸騎手がこどもたちと参戦。途中でリタイア、砂遊びをすることなく、最後まで走りきることができました。
渡瀬騎手は今年の夏に3人目のお子さんが誕生したので、来年は1歳の乳飲み子を抱えて走る渡瀬騎手の姿が見られそうです♪
今回は、うちの次男(じなん)の幼稚園に通う同級生家族もご参加いただきました。
聞くところによると、昨年も参加してくれてたとのことで、今年の大会も楽しみにしてくださっていたそうです。いやぁ、ありがたいことです♪
第2レースで行われた『ファンラン』は、馬場を3周(5.3km)するもっとも過酷なカテゴリー。
このレースに、第1回から3連覇中で、4連覇を狙う絶対王者が平池宏至さんが今年も参戦!
打倒平池で臨むランナーもいるでしょうが、それでもこれまでのレースぶりを見る限り、平池さんの4連覇は間違いないだろうと思っていました。
ところが、その絶対王者が敗れるのです…。
スタートから平池さんが引っ張って行くと思いきや、他のランナーがハナを奪い、平池さんは6番手あたり。
昨年までは10月に開催されていましたが、今年は初めての12月開催。つまり、コース全面の砂の入れ替えが行われる後に開催される初めてのケース。
その馬場のせいなのか、平池さんは様子を見ながらのレースぶりにも見えました。
昔で言う“テレビ馬”のような形で抜け出していたランナーもいて、しばらくすると上位は3名に絞られていました。
初出場の巻野力也さんが軽快な走りでトップに躍り出て、2番手を櫻井研吾さんが追いかける展開。それを見ながら、平池さんが3番手を追走。
2周目で一旦、櫻井さんが先頭に躍り出るシーンがありましたが、巻野さんがすぐさま先頭を奪い返して最終周回へと向かって行きます。
その間、平池さんはやや離された3番手で、なかなか前との差を詰められないでいます。
それでも、かつて神戸マラソンで3位に入賞した実力、加えてコース経験豊かで園田のダートを熟知している平池さんの巻き返しを期待していましたが、残り半周となったところで、決定的な差がついてしまい、4連覇の夢は消えてしまいました…。
優勝争いは巻野さんと櫻井さんに絞られましたが、内馬場の芝の部分でスピードをいかんなく発揮し、リードを保った巻野さんが最後は1着でフィニッシュ!
櫻井さんは12秒差の2位。そして平池さんが3位でゴールを迎える寸前、もの凄い末脚で飛び込んできたのが再田光進さんで、堂々3位に入賞。4連覇を狙った平池さんは、馬券圏内(馬券の発売はありません)をも外して4位に敗れてしまいました。
レース後、優勝した巻野さんに話を伺うと、どうやら平池さんとはランナー繋がりのお知り合いのようで「平池さんがチョイチョイ出て、優勝しているというのは聞いてました。ダートは思った以上に苦しかったです」と感想を語ってくれました。
平池さんとはレース後に会って話をしたらしいのですが、「お疲れさま」と言っただけだったそうです(^^;)
勝手に平池さんを絶対王者に仕立て上げ、打倒平池を煽り、実況で何度も触れたことでプレッシャーを与えてしまったのではないかと、少し心配しているところです。平池さんごめんなさい(;>_<)
それでも平池さんのことですから、来年も参加して、都合4度目の優勝を狙ってくれることを信じています♪
レース結果はコチラ>>>
一方で、女性の部で最も注目されたは、美人ランナー井野光子さんの3連覇なるかということ。
しかも、昨年は男子の平池さんに次いで総合2位でゴールしている強脚で、打倒平池に最も近い存在としても期待がかかっていました。
ところが、この井野さんは、残念ながらエントリーしなかったのです…。
あぁ、今年も井野さんの走りが観たかったのに…。
いや、ただ単に美人の井野さんとお会いしたかった…(^^;)
とにもかくにも残念…。で、優勝したのは初参加だった中島環さん。
普段は知り慣れたコースとは違い、ダートコースは殊の外苦しかったそうです。
2位には昨年3位だった松島由香里さんが入賞。いつもご参加ありがとうございます♪
そして3位には大学生の廣瀬瑠華さんが続きました。
さて、来年は井野光子さんの復活なるのか!?それとも戦国時代へと突入して行くのか!?興味の尽きない女子の部のファンランとなりそうです。
そして、いよいよオーラスの第3レース『リレーマラソン』がスタート。
昨年優勝の高校生チーム、修徳桜坂スーパーマンが不出走で混戦模様。
とはならず、やはり過去に実績をあげている実力チームが上位入賞を果たしました。
ちなみに、昨年チームで第11位と大健闘した兵庫県ジョッキーズは、今年はSKNフラッシュ8、KBS『競馬展望プラス』の稲富菜穂ちゃんとの混成チームとなり、さすがに上位入賞はなりませんでした。
それでも各ランナーの必死の走りは素晴らしく、順位に関係なく見事にタスキを繋ぎ一丸となって走りぬいたのでした。
ぼくも一周だけ走ったのですが、ホンマに今年の馬場は重く、大変でした…。
砂の入れ替え後の馬場はフカフカで、馬にとっては走りやすい馬場で時計出やすくても、人間には走りにくく、時計がかかる馬場だと感じました。
その中でSKNや稲富ちゃんはよく頑張ったと思う!!
※稲富ちゃんも走ったレースの模様は、きのう『競馬展望プラス』で放送されていました♪
さて、チームの優勝争いですが、一昨年の覇者で、昨年3位だった「住友化学ランニングクラブ」の皆さんが堂々2年ぶりの優勝を果たしました!
このチームのエースは、ファンランで2位に入賞した櫻井さん。なんと櫻井さんはリレーマラソンでも3回走り、都合6周するという大車輪の活躍!っていうかやりすぎ(;>_<)
そのエースの活躍が実り、見事に王者として返り咲いたのです!
※住友化学ランニングクラブの皆さん。写真中央が櫻井さん
2位には昨年の4位だった「ダテまさむね」チームがわずか1分の差でゴール。昨年は「A」と「B」に分かれて参加し、4位と9位にランクインした猛者集団。今年は1チーム編成で惜しい準優勝でした。
※来年は悲願の初優勝が期待されるダテまさむねチーム
3位には和歌山からの初参戦、「みかんのことなら山文農園」さんが入賞。実は、実況席にもみかんを差し入れていただきました。
途中トップに立つ快走を披露しましたが、最後は力尽きての3位でしたが、立派な走りでした。
※みかんはホンマに甘くておいしかった♪
これを機に、来年もご参加いただいて、できればまたあの美味しいみかんを差し入れしていただけたらと切に思うのです。
いや、走りも立派なので、その健脚で是非とも優勝を狙ってもらいましょう!
参加し続けるも惜しいレースばかりで、みかんを差し入れるだけで終わると、いつしか“ミカンの大器”などと言われるかも知れませんよ♪
という、おやじギャグで終える今年のダートランでした(^^;)
〓Weeklyトピックス〓
★激化!リーディングトレーナー争い!!
12月に入り、リーディング争いが激化する調教師の争い。昨年まで3年連続リーディングとして君臨する新子調教師を向こうに回し、飯田調教師が先週の時点で1勝差でトップでした。飯田師は今週も好調で、3勝を挙げて95勝まで勝ち鞍を伸ばしました。
ところが新子調教師はさらに上を行く活躍を見せます。火曜日に1勝を挙げると、木曜日には4頭を出走させて、すべてを勝たせるという離れ業をやってのけたのです。
騎手の一日4勝は多く見られますが、調教師の一日4勝は滅多になく、兵庫では2015年5月22日、長南(ちょうなん)調教師が達成して以来、3年半ぶりのことでした。
新子調教師はこれで96勝まで勝ち鞍を積み上げ、飯田調教師を抜いてトップに立ちました。4年連続100勝越えとリーディング達成が見えてきました。しかし飯田師も勝ち鞍を計算できる馬を多く抱えて臨む師走シリーズ。大晦日まで目が離せないリーディングトレーナー争いとなりそうです。
ちなみに、長南調教師が一日4勝をしたときも4戦4勝で、前後の開催日でもひとつずつ勝ち鞍を挙げていて、出走機会6連勝を達成していました。
新子調教師はその記録を破るかどうかも注目されます。
★ジョッキーは吉村騎手が独走中!
リーディングジョッキー争いは、昨年まで2年連続トップだった下原騎手が今年は3位に低迷。ここで頭角を現してきたのが吉村智洋騎手でした。現在、267勝を挙げ、2位の田中学騎手に49勝差をつけて、自身初のリーディングをほぼ確定させています。
また、全国リーディングでは、吉村騎手の騎乗停止があって、トップの船橋の森泰斗(もり たいと)騎手に一時は15勝差ほどつけてられていましたが、11月に入って一気にペースアップ。1ヶ月間でなんと34勝を挙げてその差を大きく縮めました。
12月に入った今週も、3日間で9勝を挙げて、木曜日の時点で森騎手に1勝差に迫り、再びリーディング争いを接戦に持ち込んでいます。
南関東の競馬は開催日数も多く、リーディングを獲るためには吉村騎手にさらなる勝ち鞍量産が求められますが、ここまで来れば是非とも全国トップを獲ってその名を知らしめてもらいましょう♪
★来週は園田金盃!
来週の園田競馬は火曜から金曜までの4日間連続開催!13日木曜日には、ファン投票&記者選抜のグランプリレース『園田金盃』が行われます。
ファン投票1位のマイタイザンに対し、昨年の覇者サウスウインドや、重賞で常に好走するエイシンニシパ。そこへリーディングトレーナー新子師が送るタガノヴェリテ、タガノゴールド、エイシンホクトセイの3頭も有力候補として出走します。
年末を飾る古馬中距離王決定戦『園田金盃』にご期待ください!
★永島太郎騎手が戦線離脱
2000勝ジョッキー永島太郎騎手が、12月2日に調教中のケガで戦線離脱しています。
骨折したとのことですが、本人は痛みはそれほどなく、できれば来週から乗りたいと言っているそうです(競馬場の広報によると)。
どんなケガでも超人的な回復を見せるのが騎手。その回復力に期待しましょう♪
★競馬キンキ忘年会♪
今年はお馴染みの『箕面温泉スパーガーデン』に行ってきました。
この字面ですぐに節をつけて読んでしまったあなたはバリバリの関西人!(ある程度年齢がいっている必要があるかも)
競馬キンキさんには今年もお世話になりました♪
さて、今年のMVPですが、いろいろとおもろいことをしてくれた方がいたようですが…。
今年は…
オレ!
にしときます(^^;)
ほとんど記憶ないし、2年連続ケータイをなくしたけど戻って来ましたから♪
ぼく自身に何かプレゼントを考えておきます♪
今年も招待いただきまして、ありがとうございます!!
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ダートラン当日、祖母が他界したと報告が入りました。
走り終えてヘトヘトになっているところに連絡が来て、身も心もボロボロになってしまいました…。
おばあちゃんは我流で極めた編み物の達人で、セーターやマフラーを数え切れないほど編んでもらった。
幼い頃に父を亡くして母子家庭だったので、本当におばあちゃんの存在は絶大でした。
ぼくは三兄弟の中でとくに甘えたおばあちゃん子やったと思う。
ホンマに思い出尽きないけど、92歳(来週が93歳の誕生日だった)まで長生きしてくれてありがとう♪