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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
楽天競馬のメンテナンスと重なり、金曜日の更新ができませんでした(-_-;) それはそれで、20日は「グリーンチャンネル地方競馬中継」の解説を担当。南関東クラシックを占う重要な1戦「第42回京浜盃」が行われましたが、1着ステッペンウルフ、2着ウィンターフェル、3着ホワイトヘッド、4着ジョーパイロライトまで、ホッカイドウ競馬出身の上位独占となりました。昨年のホッカイドウ競馬2歳戦は、例年に比べると混戦模様で、特に牡馬路線は抜きん出た馬が最後まで出なかったことから、南関東に移籍した馬たちが、どこまで戦えるか、半信半疑でもありました。しかし、一連のレースを観ていると、やはりホッカイドウ競馬の2歳戦は、見た目以上に厳しく、他地区にいけばモノが違うことを証明してくれたと思います。 ステッペンウルフは、船橋に移籍して成長著しく、北海道では勝つことができなかったウィンターフェルにようやく先着しました。そのウィンターフェルは、相変わらず抜け出すとソラを使い、絶好の手応えの割に伸び切れず、2着に敗れました。脚の使いどころが難しく、2度目の騎乗となる森騎手も苦労するほど。本番での巻き返しに注目したいと思います。久々のレースで3着に追い込んだホワイトヘッドも、馬体の成長が見られ、叩かれた上積みを考えると、こちらも「羽田盃」が楽しみです。 中継が終わった後、急いで羽田空港に移動し、夜には高知に入りました。着いた時には雨は降っていませんでしたが、ホテルに入った後から雨が降り出し、一晩で一気に馬場が悪化しました。 (前日は重馬場でしたが、水の浮いた状態に変化。不良馬場で黒船賞当日を迎えました) 「黒船賞」は、昨年が兵庫のエイシンヴァラーが勝利するなど、地方勢の活躍もあるレース。今年も有力馬の参戦があり、地元馬のレベルも上がったことから、JRA勢と互角以上の走りが期待されました。4コーナーでは地方馬たちにも見せ場があり、直線の攻防は見応えありましたが、早めに抜け出したサクセスエナジーが、追い込むヤマニンアンプリメの追撃を凌ぎ、ダートグレード3勝目を飾りました。 「前に馬を置く形が理想で、逃げ馬のサイタスリーレッドが外枠だったので、それを行かせて外に切り替えて2番手というポジションを考えていました。その通りに位置を取れ、道中の雰囲気も良かったんですが、手応えが良すぎて早く抜け出す形になってしまい、直線は少しフワッとしましたが、外からヤマニンが来ても、こちらも手応えはあったので、渋太く粘ってくれました」 と、松山騎手は話していました。北出師は 「指示通り乗ってくれて、1コーナーで勝利を意識できました。浦和のJBCスプリントを最大目標に置いていますので、昨年も勝っているさきたま杯を次走の予定にしたいと考えています」 と、松山騎手の好騎乗を讃えていました。 2着ヤマニンアンプリメ(鮫島良太騎手) 「流れに乗ることができましたし、勝負所からの反応が良く、最後は交わせるかと思いましたが、相手が渋太かったですね」 3着キングズガード(藤岡佑介騎手) 「馬体増の影響を心配しましたが、最後はしっかり脚を使ってくれました。少し間隔が開いていた影響はあったと思いますが、よく頑張ってくれました。これを叩いて変わってくれると思います」 そして、地元期待のサクラレグナムは5着に食い込みました。 「勝負所で上がっていく時の反応は、一瞬夢を見ましたが、最後の追い比べで年齢差と瞬発力の差が出てしまった感じがします。でも、この相手に頑張ってくれました」 と、赤岡騎手は悔しそうな表情を浮かべながらも、サクラレグナムの頑張りを讃えていました。 「黒船賞」の売上は4億3564万5100円と、昨年より約8千万円増の売上レコードを記録。1日の売上総額も10億3090万900円を誇り、15年振りにレコードを更新しました。 高知の桜は、意外とまだ二分咲きぐらいな感じでした。また31日に「御窟人賞」を観に行くので、その時には桜が満開になっていることを願っています。 (高知城周辺の桜) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月26日 22時23分15秒
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