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2019年04月03日
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カテゴリ:坂田 博昭

​​​​​​ 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 新年度に入っても、そして来たるべき新たな時代となっても、引き続きこのブログのある限り頑張って取材していきます。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
 
 
 今週の話題は、名古屋
 先週、3月25日(水)の若草賞の取材に出かけました。



 開門前の様子
 ファンサービスで抽選券が配布されることもあってか、ご覧のように長蛇の列。100人ぐらいは開門を待っているでしょうか…。名古屋の熱気も、負けてない!




 いつも私が来ると、雲一つない快晴になるはずの名古屋競馬場ですが、今日の天気はこんな感じの曇天。でも、ちょっと前までは雨予報が出ていたんですって。やはり俺って晴れ男だー(笑)。

 …などと、くだらないことを言っていないで取材。
 何度かこの場所で出会っている馬なのだけれど、わたしが取り上げるのは初めて。



 1R 800m戦の最後の直線
 取り上げたいのは、断然ぶっちぎりの勝ち馬じゃなくて…



 うわ!かろうじて姿撮れた!!
 間にいる青帽子・宮下瞳ジョッキーが乗っている馬が、ヒカルアヤノヒメ
 2004年生まれの15歳

 この日は残念ながら出遅れて後方からの競馬でしたが、最後まできちんと走って8着でした。宮下瞳ジョッキーは「2番手につけるつもりだったのに出遅れて…」と、レース後残念そうな表情。

 井上哲調教師は「春になって大分調子も良くなってきたし、また4月になったらクラスも下がるから、もう少しやれるんじゃないかな。なんとかもう1回勝てるように頑張るよ!」と、まるで自分が走るかのような気合いで話してくれました。

 この馬のことは、4回前に笠松で出走したときに、​大川アナウンサーが別ブログで取り上げておられる​ので、そちらを是非ご覧下さい。



 折に触れて、地元メディアがこの馬の取材に来ているのも目にします。
 この日は、名古屋のあるテレビ局のディレクターの方(夕方の報道番組担当)が、カメラを持って取材に来ていました。今日取り上げるというわけではなく、以前一度取り上げたあとの追跡取材で、また取り上げるきっかけがあるときのためのもの。
 
 その取材にいらしていた若い女性のディレクターの方に、話を聞いてみました。
 こうした馬を報道として取材し、取り上げることにテレビ的にどんな意義があるのかということを。

「私自身、この馬の取材をするまで競馬というものに全く縁がありませんでした。周りに競馬見に行ったりする友達もいませんでしたし。こんな街中にあるのに、競馬場にも来たことはありませんでした。でもこのヒカルアヤノヒメの取材を通じて、いまは競馬とか競走馬というものに興味を持つようになりました。」
 
 そもそも、この番組でヒカルアヤノヒメを取材することになった放送企画自体、この彼女ではなく別の人が書いたもの。担当番組の異動で彼女に担当が回ってきて、よくわからないままに取材し始めたのがきっかけだったんだそうです。それが今回は、具体的な放送予定はないものの、追跡取材ということで志願してレース出走のタイミングで取材に訪れたとのこと。

 そう聞くと…馬がしっかりと、ひとびとを繋いでくれているよね。
 競馬と、馬と、ひとびとと。このヒカルアヤノヒメがそのつながりを作ってくれていると思うと、頑張りにすでにずいぶん下がっている私の頭も、更に「最敬礼」というところまで下がっていきます。
 
「いまのところ、まだ取り上げると言ってもなかなか上司の理解をすんなり得られるというわけには…昨年けがで苦労したところからまた復帰してきたこととか、お客さんの反応とか、伝えたいことはあるんですけれども……。」
 
 彼女の取材がいつか近いうちに日の目を見て、ヒカルアヤノヒメの「活躍」が多くの人々に伝わる機会が出来ればいいなと、心から思いました。
 
 私も、若手の素晴らしい放送人に、競馬を通じて出会うことが出来ました。
 
 
 さて、そんな取材をしている間に、このふたりを発見!



 右:​村上弘樹ジョッキー​ 左:水野翔ジョッキー

 いま35勝で名古屋リーディング2位の村上ジョッキー。水野ジョッキーを嫌がっているわけではなくて(笑)、売れっ子なだけに騎乗依頼も増え、連続騎乗で少々疲労も蓄積している様子。うまくコントロールをして、いい活躍を続けてほしいものです。
 
 一方の水野ジョッキーは、前回の予告通り髪は赤くなってた!
 こちらも26勝で笠松リーディング3位(ほかに名古屋で1勝)。
 騎乗についての取り組みは、着々と成果につながっているようです。
 
 このふたり…同期だとは気がつきませんでした。
 那須の教養センターで、一緒の部屋だったんですって。
 うーん、どんなルームメイト関係だったんだろうか。
 「キャラ違い」でむしろかみ合っていたのかもしれませんね(笑)。
 
 
 そうこうしている間に、レースシーンでは取材すべき出来事が発生!



 7R 左がメモリーパール 友森翔太郎ジョッキー
 あとひとつで300勝とか、全く気がついていなかったよ…
 控え室で一休みしつつ映像を見ていて、自力で写真を撮ることが出来ませんでした。



 2枚のレース映像は、主催者・広報担当の太田さんから公式に頂戴しました。
 太田さんは、私たち取材陣に情報提供等含めて大変よくして下さっていましたが、この4月で競馬場内の別の部署に異動。そういう季節ですね…
 太田さん、これまで本当にありがとう!
 そして新たな部署でも、よろしくお願いします。




 本人も、人に言われるのであと1つと気にはしていたようですが、そこまでの意識はないそうです。

「一時良かったときに比べて、成績が落ちているような気がします。また盛り返して頑張っていきたいです。」

 実は…朝、所属の塚田隆男調教師と話したときに、似たようなことをおっしゃっていました。「今年に入ってなかなか…いいときもあれば良くないときもあるので。」と。

 確かに、勝ち鞍においては少しペースダウンしているようですが、重賞勝ちを含めて中身は充実と外から見れば思える、最近の活躍。そういう脚質の活躍馬が多いのかも知れませんが、上手に先行して勝たせる、というイメージがあります。派手さはなくても、これってすごく重要なことだと思うんですよね。

 
 
 実際、今日のメインレースも…



 恒例のパドックへの肩掛け展示
 この日の重賞は3歳牝馬の若草賞(1400m)
 グランダムジャパン3歳シーズンの主要レースとして、他地区からの遠征馬も含めて12頭が集まりました。



 友森翔太郎ジョッキー騎乗のゴールドリングの独壇場
 外枠でしたが、好スタートからハナを奪い、そのまますいすい
 直線はリードを広げるばかり



 後ろのビジョンで、どれだけちぎってしまったかがわかりますね



 主役のエムエスクイーンが復帰に手間取る中、主役不在と思われていたこの路線に、圧倒的なパフォーマンスを発揮する新たなヒロイン候補が登場しました。
 この写真でもわかるように、馬っぷりがいいんですよね。この日の馬体重が前走から増減なしの460kg

 門別ではデビューも遅く1勝しか出来なかった馬ですが、東海に来てからは1月の笠松・ゴールドジュニアのような激しい先行争いで揉まれ、前回の1800m戦のスプリングカップではピタッと折り合って見せ場を作り、そして今回は圧勝劇。まさに見違えるような活躍を見せています。





 馬、かわいい…



 友森ジョッキーのインタビューの模様は、​名古屋競馬の公式HP​から、​Youtube映像​でご覧下さい。



 右が塚田隆男調教師
 前週の笠松・マーチカップでのメモリージルバに続いて、このコンビで重賞制覇となりました。
 
 
 それぞれにとって、楽しみな春。
 新たな季節への期待感を存分に感じた、名古屋の一日でした。






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最終更新日  2019年04月03日 08時00分13秒



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