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カテゴリ:竹之上 次男
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。
4月11日、園田競馬の平成最後の重賞『菊水賞』が行われ、断然の1番人気に支持されたジンギが好位から抜け出して快勝。3歳三冠初戦を制しました。 ジンギに注目が集まる中、2番人気はジンギに唯一黒星を付けたアイオブザタイガー。3番人気はJRAからの移籍初戦となるエナキョウ。2歳王者テンマダイウェーヴは6番人気となりました。 好スタート切ったアイオブザタイガーが逃げ、それをマークするようにジンギが2番手に。テンマダイウェーヴが3番手につけ、エナキョウはスタートで大きく出遅れて最後方からのレースとなってしまいました。 勝負どころの3コーナーでは持ったままで先頭に並びかけたジンギ。こうなると逃げていたアイオブザタイガーは苦しくなり4コーナーまでは食い下がりましたが敢えなく後退。そこへ好位で脚をためていたテンマダイウェーヴ、後方から追い上げたエナキョウが迫って直線を迎えます。 追い出してから楽々と突き放すジンギは追撃を余裕で振り切り、最後は2着以下に5馬身差を付けて楽勝しました。2着にはテンマダイウェーヴが粘り、スタートの出遅れが響いたエナキョウは3着に敗れました。 勝ったジンギは通算5戦4勝で重賞2勝目。父ロードカナロア、母はJRAでダート4勝のロイヤルインパクト。母の父ディープインパクトという良血馬で、次はJRAの強豪が集う5月2日の『兵庫チャンピオンシップ』を目指す予定。平成最後の重賞を制し、令和最初の重賞も制することができるか注目を集めます。 園田競馬の三冠レースは『菊水賞』→『兵庫チャンピオンシップ』→『兵庫ダービー』の3つのレースで行われます。 JRAの強豪が集結する『兵庫チャンピオンシップ』は、地元勢が勝てるはずないレース設定。 もういいかげん、同レースは三冠レースから外してもらいたいと思う。かつてロードバクシンが勝って、三冠馬に輝いたことがありますが、もうすでに20年程前のこと。 当時と今では、比べ物にならないぐらい、JRA勢の出走馬レベルが上がっています。 今年の『菊水賞』の勝ち馬ジンギは、これまでの兵庫勢の活躍馬と比べても、かなり上位にランクされる力量。それでも、今年もJRAのダートで活躍する3歳馬は強力で、太刀打ちできるとは思いにくい…。 それでも期待したいほどの素質を秘めたジンギ。絶賛応援するわけですが、出ない可能性だって考えらえます。 そんなレースをいつまでも三冠レースの位置づけにするのは馬鹿げているなと感じる。 三冠馬なんて出るはずないやん!と思います。う~む、だいぶ前から言うてるけど改善せぇへにょなぁ…。 それはさておき、ジンギを管理する橋本忠明調教師は、今年早くも4勝目の重賞勝ちで、通算15勝目のタイトル獲得となりました。 そして、騎乗した田中学騎手は、これが通算51勝目の重賞勝ち。父の田中道夫師が騎手現役時代に挙げた重賞50勝を超えるタイトル獲得となったのです! 断然人気の馬で制覇した『菊水賞』ですが、今回はすごく緊張したと田中騎手は言います。 これだけの実績を上げてきたベテランでも、緊張することあるんやなぁと感心。それでいて、レースでは簡単に勝っているかのように見せるわけですからさすがです! とにかく、ジンギの次走は注目です♪ 〓Weeklyトピックス〓 ★新人騎手ほろ苦デビュー 菊水賞が行われた4月11日、新人ジョッキー木本直(きもと なお)騎手がデビューを果たしました。 プロフィールは大阪府となっていましたが、実のところは兵庫県西宮市出身だということです(;'∀') デビュー戦となるはずだった第3レースは、騎乗馬が本馬場入場の際に暴れて、故障を発生。競走除外になってしまいました。そして木本騎手もこのときに負傷し、そのあとの6レースと7レースを騎乗したものの、痛みに耐えられず騎手変更となってしまうホロ苦デビューとなってしまいました。 実は、このとき骨折をしていたとのこと(;'∀') 詳しい診断結果は来週分かるそうですが、どうか早期復帰が叶いますように。 早期復帰を願う! ★長谷部騎手もケガで離脱… 4月10日水曜日、第2レースに騎乗した長谷部駿弥騎手が、レースが終わった後に落馬して負傷。どうやらこちらも手を骨折した疑いがあるということで、すぐに乗り替わりとなり病院へ搬送されました。 詳しいことは公式の発表を待ちたいところですが、少なくとも1ヶ月はかかるとのことでした。 長谷部騎手と言えば、新年度から減量騎手の規定が変わり、-2kgの減量が復活していました。 その効果もあって依頼が増え、勝ち星にも結び付いたことから、ますます騎乗数が増加しているところでした。 う~む、残念でなりませんが、ここは焦らずじっくり直して、元気に復帰してもらいましょう! ★キクノステラが名古屋で重賞V 名古屋競馬場で行われた古馬の重賞『東海桜花賞』が行われ、園田競馬から参戦したキクノステラが後方からマクリを決める豪快なレースぶりで快勝。重賞初制覇を成し遂げました。 騎乗したのは名古屋の岡部誠騎手。管理する田中範雄調教師は通算56勝目のタイトルとなりました。 ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ 皐月賞はサートゥルナーリアは外せないやろけど、ぼくはアドマイヤジャスタで勝負や!頼むで岩田!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月13日 20時17分23秒
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