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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。
今回は競馬場を離れた話題をという事で、7月28日の日曜日に行われた『全国やぶさめ競技 第13回遠野大会』のお話を。 遠野といってもやや花巻よりの柏木平で行われた遠野大会。6月には馬力大会(草ばん馬)が開かれているのと同じ場所になります。馬力大会の時にはばん馬がそりを曳いて走り抜けるところに今回は馬が駆け抜けるコースと的が設置されております。 猿ヶ石川の川縁にある場所なので涼しくてもいいような気がしますが、この日は非常に日差しが強く暑かった。やぶさめを見ていた観客の数も心なしか馬力大会の時より少なかったような気がしました。暑かったからなあ・・・。 ★試合開始を待つ選手の皆さん ★「こうしたらもっと綺麗に弓をひける」と練習中 ★騎馬武者が長刀で切り結びながらコースを駆け抜けて試合開始 この大会では「一般」「プロ」「団体」「勝ち抜き」の各部門が行われました。それぞれ一走で3つの的を狙い、その的中数に応じた得点と走破タイムを競います。的に3つとも的中すれば走破タイムが速い方が上位。逆に3つとも的中させても走破タイムが規定タイムよりも遅くなってしまうと失権になってしまいます。速く、そしてミス無く的中させる事が肝要という事ですね。 ★態勢を整えつつ加速しコースへ向かう人馬 ★1的目に向かう際の姿勢は選手によって様々 ★1的目を撃ってすぐ2的目の矢をつがえる所が難関 ★3頭同時に走る団体競技は初めて見ました。ジェットストリームアタックみたい 土手からコースを見下ろせる形なのと、コースが微妙にカーブしているのでいろいろなアングルで撮る事ができました。真正面もそうですが、真後ろからもなかなか新鮮です。 ★矢を放って、残心・弓返り。真後ろからのアングルはなかなか面白かった ちなみにこちらは神事の流鏑馬。毎年秋に盛岡八幡宮で行われる流鏑馬です。 神社の境内にしつらえられたコースは平坦で直線。騎乗者の装束も異なります。 放つ矢も普通(?)の矢ですね。馬装もより古式に則った構成なのが分かるでしょうか。 神事の流鏑馬は、駆け抜けるスピードは速いしそもそもそう何度も走るものではないですしね(盛岡八幡宮の流鏑馬は試射も含めて1時間ほどで終わる)。見て楽しむ分にはいわゆるスポーツやぶさめの方が手頃です。 時間の都合で全てを見る事はできませんでしたが、人馬一体の競技は見どころ十分でした。暑い中何度も走った、人もですが馬の方もたいへんお疲れ様でした。 流鏑馬の大会は、このあとは8月11日に八戸市で『全国スポーツ流鏑馬第4回八戸大会』(櫛引八幡宮)が、10月には十和田市で『第5回世界流鏑馬選手権』が行われるそうです。また、盛岡八幡宮の流鏑馬は今年は9月16日に行われる予定です。興味がある方はぜひご覧になってみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月02日 00時45分00秒
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