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2019年09月20日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 中央競馬の3日間開催が終わると、その翌日からセプテンバーセールが2日間行われた1週間でした。16日は、「グリーンチャンネル地方競馬中継」の解説を担当しましたが、よこてんさんも書かれていたように、スタジオで観た「不来方賞」のゴールシーンは、本当に興奮しました。昨年の「不来方賞」も、その年のベストレースと言っても良いぐらい、サンエイキャピタルとチャイヤプーンの叩き合いは手に汗握り、ゴールした瞬間は鳥肌が立ったほど。三冠が懸かるパンプキンズの逃げを、マークするニューホープ、さらに中団から襲い掛かるヤマショウブラックの図式から、坂を上り切った後のヤマショウブラックの末脚には、スタジオも大興奮でした。

 また、「西日本ダービー」も、地元期待のアルネゴーが、離れた後方2番手を進み、誰もが「大丈夫か!?」と思ったでしょうが、3コーナーからエンジンが掛かったアルネゴーの末脚は、1頭だけ次元が違うものでした。フォアフロントも、4コーナーでリリコに進路を閉められながら、そのリリコとの叩き合いで負けず、2着を確保した内容も評価できると思います。

 そして、「セントライト記念」に参戦したミューチャリーは、12着という結果に終わりましたが、セール会場でお会いした矢野調教師と話した時、

「水分を含んでいたとはいえ、かなり良い状態の芝で、置かれたレースになってしまったのは痛かったですね。外に出すこともロスだし、終いはまずまずの伸びを見せたので、正直残念なレースでした。ただ、芝の走り自体は決して悪くなく、3歳のうちは特指競走が重賞でも結構ありますから、ハンデ重賞を目指すことも視野に入れたいと考えています」

と、この後も芝のレースを選択する余地があるようです。かつて、ナチュラルナインが「アルゼンチン共和国杯」に参戦し、2着に健闘したこともありました。距離に問題がなければ、そのレースも視野に入りますし、「福島記念」は上がりを要する傾向もあるので、ハンデ戦ならこちらも面白そうと話していました。

 さて、「セプテンバーセール」ですが、売却率こそ73.8%とまずまずと取れる数字ではありましたが、売却総額は14億7950万円(税別)で、少し物足りない結果に感じました。平均価格は407万5758円と、「サマーセール」と「オータムセール」のちょうど中間の数字となりました。


(牝馬2番目の価格となった、サウスヴィグラス産駒のピッチシフター2018。母は、地方競馬で活躍)

 近年、「サマーセール」の上場頭数が多くなり、オールカマーのセールという位置付けから、受けたものはすべて受ける状況なので、日程と経費の関係から毎年、開催要項に苦慮しています。昨年は「サマープレミアムセール」を初日に置き、後半4日間に「サマーセール」という形で実施しましたが、金曜日開催は数字が落ち込み、やはり4日間に全てを終わらせたいという意見から、今年の「サマーセール」は4日間開催でした。しかし、1日当たりの上場頭数が当然増え、セール終了時刻が午後7時20分頃になった日もありました。さすがに「長すぎる」という意見も多くなり、どの形が理想的なのか、関係者も困惑している状況が続いています。

 そういった意味でも、「セプテンバーセール」の開催は、「サマーセール」から1か月後に置き、遅生まれの馬たちの成長を期待できそうな馬を、「オータムセール」より早く上場できる選択肢として、「サマーセール」との分散化を狙った意味合いがありました。ならば、「サマーセール」に近い、あるいは同等以上の結果を期待していた関係者も少なくありませんでしたが、平均価格が示す通り、どちらかというと「オータムセール」寄りの結果となってしまいました。これだと、来年は「サマーセール」に出した方が得策と感じる生産者も少なくないと思います。買う側にとっては、「サマーセール」より購買登録者数が約300人少なくなった訳ですから、買いやすさはあったと思います。色んな意見も聞きましたが、この辺りは、来週のスポーツ報知の馬産地コラムで書きたいと思います。

 さらに、ホッカイドウ競馬の話題では、19日に2歳牝馬による「フローラルC」が行われ、ミステリーベルンが好位から抜け出し、重賞初制覇を飾りました!管理する小国調教師にとって、開業4年目で初の重賞Vとなりました!!


(フローラルCを制したミステリーベルンと関係者)

「前走のウィナーズチャレンジで、マイル戦を楽勝したことから、4つコーナーを回るレースの方が合っていると思い、自信を持って送り出しました。宮崎騎手も上手くエスコートしてくれましたし、タイトルを取れてホッとしています。エーデルワイス賞の権利は取りましたが、やはり1周競馬の方が適性があるので、金沢プリンセスカップを目標に置きたいと思います」

と、小国調教師は話していました。間隔が詰まっている方が良いタイプであることも話していたことから、金沢のレースが楽しみです。先々は、暮れの「東京2歳優駿牝馬」を目標に置きたいそうです。ミステリーベルンは、新種牡馬のニホンピロアワーズ産駒です。今年の新種牡馬勝ち第1号がミステリーベルンでしたが、重賞第1号にはならなかったものの、2歳のうちにタイトルゲットとなりました。12頭しか初年度産駒がいない中で、すでに4頭が勝ち上がり、1頭が重賞ウィナーになりました。種牡馬としての潜在能力の高さを示したニホンピロアワーズが、来年以降、頭数を増やすことにつながってくれればいいなと思います。





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最終更新日  2019年09月21日 11時25分10秒
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