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2019年11月15日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 とうとう北海道も冬が到来。昨日の朝に羽田へ移動してきたので、まだ雪に見舞われてはいませんが、ニュースで見る光景は、完全に真冬モードです。以前、11月3日頃に大雪があったので、この時期なら当然考えうることなんですが、これまでが意外に暖かかったので、一気に来たな…という実感です。10月中にタイヤ交換は済ませているので、冬支度はしてきたつもりですが、週明けに北海道に戻る時、どんな路面状況なのか心配してしまいます。

 さて、ホッカイドウ競馬のシーズンが終わりましたが、今週は挨拶もかねて門別競馬場に行ってきました。自分の机も多少整理しておかなければ…という思いもありましたので(-_-;) コスモバルクを始め、数多く取材でお世話になった田部厩舎にお邪魔しました。



 コスモバルクがクラシックを戦い抜いた2014年。僕は、道新スポーツの道営担当でした。今までの道営担当は、開催前日に全レースの印と見解、コラムなどを書いて一面すべてを埋める作業に追われるとともに、開催当日に何かあれば、その記事を書くという流れでした。そこに、中央競馬に、しかもクラシックに有力馬として向かうコスモバルクの存在は、いわゆる「バルク番」として僕の名前を押し出してくれました。中央担当の記者の方々と知り合うきっかけにもなりましたし、田部厩舎に訪れた時には、取材を終えた後も、集まった記者たちと田部厩舎の方々で談笑していたのが、良い思い出です。その後も、「時間ある時、うち寄ってね」と気さくに声を掛けてくださり、定年を迎えたといっても、最後まで調教に跨り、体形や気持ちはいつまでも若い田部師でした。

 忘れられないシーンは何度もありますが、日本ダービーを終えた翌朝は、最も印象に残る1日でした。ダービーが終わり、急いで羽田空港に向かって北海道に戻り、翌早朝は門別競馬場での取材。会う人会う人、ダービーの話題になるんですが、元気のない五十嵐騎手に誰も声を掛けづらく、そうこうして時間が過ぎると、その週の重賞に挑むフラワーサークルに跨っていた五十嵐騎手から声を掛けられ、追い切りを終えた後に、色々と話をしました。その後、田部厩舎を訪ねました。

「ダービーまでは、毎日凄い人だったのに、1日経つとまあ寂しい(笑)」

と、田部師の奥様・満智子さんが話しかけてくれましたが、田部師、満智子さん、僕の3人でダービーを振り返るとともに、その後の展望を色々と話しました。

 また、ナイママの札幌2歳S追い切りでは、岡田繁幸オーナーも駆けつけ、田部師と一緒にコース追いを見ていましたが、馬場の悪い中追い切った影響で、爪から少し出血しているのを見つけました。時間がない中、鉄橋鉄を履かせ、坂路での微調整は田部師が騎乗していましたが、

「保護のためにしているけど、歩様に出ていないから大丈夫だよ。坂を上った雰囲気も良かったから、楽しみ」

と話していたので、本番を楽しみにしていましたが、残念ながら惜しい2着…。これを最後に、川崎に移籍することも決まっていたので、

「勝ちたかったけど、よく頑張ってくれたよ!」

と、ナイママを労っていたのも印象に強く残っています。爪の出血に気づいた後は、無事にレースへ出走できるよう、最大限注意して微調整も行ったと思います。負けたにせよ、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた背景には、陣営の苦労を知っていただけに、勝って欲しいという思いは強く感じていましたが、田部師の表情を見て、負けたとは言っても僕自身も納得した瞬間でした。

 田部師に聞くと、11月一杯で厩舎を離れなければならず、その準備で忙しいようですが、門別競馬場から近い場所に引っ越す予定とのことです。長い間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。





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最終更新日  2019年11月15日 15時21分29秒
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