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2020年05月21日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 遅くなってすいません&また地味なネタですいません。あの「赤字12億」というニュースが衝撃的で、その事に触れるのにいろいろ考えていました。本当はもっとのんびりしたネタを書こうと思っていたのですが・・・。

 とりあえず見出しになって目を惹いた『今年度収支12億6000万円の赤字』は、その報道の中でも触れられているように「ごく機械的に試算した」数値だろうとのこと。


 ここからは自分の手元での計算です。

 今年度予算の詳細資料が手元にないので一昨年度の決算資料を見直してみるに、「広域受託協力金」(※岩手で発売する他場の場外発売の利益。平日にやっている方の他場発売)を年度で12億円ほど見込んでいると思われまず。まずひとつはこの「広域受託協力金」の部分。これが「無くなる」という想定。
 プラス、『当初の発売計画をもとに』ともあるように、年度の発売計画額約400億円をベースに自場分や他地区委託分が無くなり全部ネットになったらという仮定で計算すると手数料増加でだいたい10億円の利益減。
 「広域受託協力金」の12億と手数料増の分の10億は通年での計算なので、半期だとすれば11億。細かい金額や比率が違うだろうからきっちりは合いませんが、だいたいこういう“機械的試算”なのではないかと。ここまで計算終わり。

 また、繰り返しになりますが『当初の発売計画をもとに』ともあるように、12億円分を引いたであろう元の部分はあくまでも“年度当初の収支計画”からの金額で、現在の(手数料分が多いとはいえ)対前年比150%になる発売額や無観客開催で不要になった経費の部分などは考慮されていないだろう、とも。

 ゆえに『今年度収支12億6000万円の赤字』は現実的な数字ではなく、それよりは「仮にネット発売が好調に推移した場合でも3億6000万円の赤字となる見通し」という話の方がより起こり得るだろう数字。
 しかしそれにしてもあくまでも『9月一杯無観客が続いた場合』、『当初の発売計画をもとに』ですから、例えば当初の予算に入っていた設備更新を保留する等でカバーできるものになるようですし、9月一杯無観客という前提条件も”岩手競馬の年度の半期分”という区切りで想定した条件です。

 という事で、賞金手当削減とか、さらには存廃危機とか、現時点ではそういう状況では無いと言えます。自分がTwitterとかで「数字が独り歩き」と書いたのはそういう事で、見た目のインパクトが強すぎる数字が前に出てしまったのでまたしても「廃止か!?」みたいな印象が先に広まった。
 もちろん、広域受託協力金の部分が無いのは痛手には間違いないですし、長期的に考えて今の「自粛バブル」の売上増がいつまでも続くとは思えない。さらにはこの先の不況の影響も出てくるでしょう。その時はまた状況が変わって来ます。が、現時点では廃止問題には直結しません。

 ところで、ネット発売のおかげで好調だけど「実際どれくらい売れたら良いの?」という話を耳にします。
 凄くざっとですが岩手の場合は昨年比125%~130%で“手取り部分”が釣り合うのかなと。反対に言えば8掛けですね。なので、ネット発売オンリーなら1日平均5億売れたらな、売れるようにしないとな・・・というのが正直なところではあります。





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最終更新日  2020年05月22日 13時15分10秒



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