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2020/08/12(水)09:00

名古屋の暑い夏を乗り越え 躍進の秋へ(湾岸スターカップ)

坂田 博昭(898)

​​   水曜日の担当は、坂田博昭です。    どうも、ネタが1週間前のものになってしまうのですが…  先週水曜日、8月5日の名古屋競馬場の話。  重賞の湾岸スターカップ(SP2)当日でした。    まず暑い! そして、ひとが少ない…。  この1週間ぐらいで、急激に「数字」が増えてきた愛知県  街中の人々も、道を行き交う車も、数が少なかったな…    名古屋競馬は引き続き無観客  状況が状況だけに、とにかく無理せずトラブルなく、開催を続けていって欲しいと心から思っています。名古屋だけではなく、他の競馬場も。      朝一番の競馬場では、この人が準備に精を出していました。  今年4月デビューの細川智史騎手  この日は、メインレースで初めての重賞騎乗(ミサキシャンティ)の機会が巡ってきました。  「意識はしますか?」と質問すると…   ​「やはり意識はしますね。親には伝えました。『お客さんいないけど頑張ってね』ぐらいの反応でしたけど。ひとつでもいい着順になるよう頑張ります。」​  まだまだ勉強しなければならないこともたくさんありますし、厩舎のスタッフの方々としても「伝えたい」「学んで欲しい」ことがたくさんあるはず。    これからどんな風に成長していけるか。  この日の重賞初騎乗も、小さなものだけれども、ひとつの道しるべのようになればと感じました。      つづいては、このひと。  今井貴大騎手  2レース タイガーロックで勝って  通算1100勝達成!  文字通り「破顔一笑」  道中なかなか気持ちが入らずに苦労する馬を、レースの間中しっかり促して動かしての勝利でした ​  勝利のあとのインタビューの模様は、名古屋競馬Youtubeチャンネルの​こちらの動画​でご覧になれます。(私がインタビューさせていただきました。たまたまいたので、笑)​​​​​ インタビューは、動画の2分のあたりから始まります。    続けること、続いて行くこと。  そのかけがえのなさを感じさせてくれる話でした。      続いては、騎手候補生シリーズ  塚本征吾さん 櫻井今朝利厩舎で実習中 「弥富(トレセン)と競馬場での生活にも慣れました。実戦を走る馬は、馬に馬力があって、学校にいる馬とは全然違いますね。あとは、馬主さんから預かっている馬だ、というプレッシャを感じながら乗らせて頂いています。ファンの期待に応えることが出来る騎手になりたいです。」  16歳。若いですね…  いい形で経験値を積んで、頑張って頂きたいです。  このひと、戻ってきました!  加藤聡一騎手  膝の故障で6月中旬から戦列を離れていましたが、7月31日の開催から復帰。  先週までの開催ですでに3つの勝利を挙げています。   膝の靱帯…ですって。アスリートがよくなる故障らしい。  レースではない、仕事の中でのちょっとしたアクシデントだったそうで、「少しのことで防げた」とやや残念そうな表情も見せていました。 「少し迷いましたが、医師とも相談して休んで治療することにしました。30歳までで現役終わりならそのままでも良かったけれど、そうではないので。」  まだ騎乗数はぼちぼちですが…完全回復とともに、もっともっと活躍が見られるといいですね。      さて、メインレースの湾岸スターカップ  東海デビュー馬限定の3歳重賞  このあと笠松で行われる岐阜金賞(8月末)や西日本ダービー(9月中旬)につながっていく一戦です。  東海ダービー2着のエムエスオープンが1番人気  1月に大敗後春を休養に充て、前回7月に復帰戦快勝のインザフューチャーが2番人気  名古屋1600m戦は、3コーナーからスタートして、すぐに4コーナー  レース序盤の先行争いと位置取りが、非常に重要  この日も、緊張感ありました  予想通り、内目の枠を引いたメタリフェル(黒帽)が、主張して先行  課題の発馬がうまくいったインザフューチャー(その外青帽)は、その直後  エムエスオープンは、その2頭の間に見えるオレンジ帽オレンジ服    残念ながらエムエスオープンは、勝負どころでもう追随出来ず後退  勝負どころで、メタリフェルが一度インザフューチャーとの差を広げて、「やったのか!?」っていうシーンがあったのですが…手  インザフューチャー(青帽)が、また追いついてきた!! (主催者提供)  結果的には快勝でした (主催者提供)  戸部尚美騎手の優勝インタビューの模様は、名古屋競馬Youtubeチャンネルの​こちらの映像​でご覧下さい。    川西毅調教師(写真右)も、嬉しそうな表情を隠しませんでした。  この笑顔が、勝利の価値を物語っているのではないでしょうか。  デビューから3連勝で期待した馬。大敗したとは言え、ダービーを諦めて立て直しの道を選択するのは、外からいうほどたやすい決断ではなかったと思います。しっかり立て直して、復帰後文句なしの2連勝。手応えのある勝利だったのだと推察します。 「今日は自分自身との戦い。スタート、位置取り。他の馬は意識していなかった。勝てて、やったな、という感じです。」  次走予定としては、一応西日本ダービーの名前が挙がりました。  遠征勢に強豪が現れそうな情勢ですが、迎え撃つ東海でも、候補として十分という馬が、復活を果たしました。    エムエスオープンは、6着…。  騎乗していた​今井貴大騎手​の話。 「やはり休み明けの分ですかね…あとはこの暑さと。道中の走りも本物ではありませんでした。先のことは、改めて相談ですね。」 ​​​​ この時期の名古屋の暑さは、半端ない。  この場所で夏を乗り切るために、人馬ともに味わう労苦がしのばれます。      名古屋の次の重賞は、9月17日木曜日の秋桜賞(SP1)  主な重賞の舞台は、これからしばらくの間笠松に移ります。    重賞はしばらくないとは言っても、夏の終わりの名古屋も、暑さとライバルを相手にしての熱戦が繰り広げられます。    名古屋モーニングフィーバーも絶賛開催中ですよ~  午前中発走のレースの3連単の払い戻し率が、77.7%  10月2日までやってます!! ​     次週は、お盆開催の門別の様子をお伝えする予定です。

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