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水曜日の担当は、坂田博昭です。 どうも、ネタが1週間前のものになってしまうのですが… 先週水曜日、8月5日の名古屋競馬場の話。 重賞の湾岸スターカップ(SP2)当日でした。 まず暑い! そして、ひとが少ない…。 この1週間ぐらいで、急激に「数字」が増えてきた愛知県 街中の人々も、道を行き交う車も、数が少なかったな… 名古屋競馬は引き続き無観客 状況が状況だけに、とにかく無理せずトラブルなく、開催を続けていって欲しいと心から思っています。名古屋だけではなく、他の競馬場も。 朝一番の競馬場では、この人が準備に精を出していました。 今年4月デビューの細川智史騎手 この日は、メインレースで初めての重賞騎乗(ミサキシャンティ)の機会が巡ってきました。 「意識はしますか?」と質問すると… 「やはり意識はしますね。親には伝えました。『お客さんいないけど頑張ってね』ぐらいの反応でしたけど。ひとつでもいい着順になるよう頑張ります。」 まだまだ勉強しなければならないこともたくさんありますし、厩舎のスタッフの方々としても「伝えたい」「学んで欲しい」ことがたくさんあるはず。 これからどんな風に成長していけるか。 この日の重賞初騎乗も、小さなものだけれども、ひとつの道しるべのようになればと感じました。 つづいては、このひと。 今井貴大騎手 2レース タイガーロックで勝って 通算1100勝達成! 文字通り「破顔一笑」 道中なかなか気持ちが入らずに苦労する馬を、レースの間中しっかり促して動かしての勝利でした 勝利のあとのインタビューの模様は、名古屋競馬Youtubeチャンネルのこちらの動画でご覧になれます。(私がインタビューさせていただきました。たまたまいたので、笑)
インタビューは、動画の2分のあたりから始まります。 続けること、続いて行くこと。 そのかけがえのなさを感じさせてくれる話でした。 続いては、騎手候補生シリーズ 塚本征吾さん 櫻井今朝利厩舎で実習中 「弥富(トレセン)と競馬場での生活にも慣れました。実戦を走る馬は、馬に馬力があって、学校にいる馬とは全然違いますね。あとは、馬主さんから預かっている馬だ、というプレッシャを感じながら乗らせて頂いています。ファンの期待に応えることが出来る騎手になりたいです。」 16歳。若いですね… いい形で経験値を積んで、頑張って頂きたいです。 このひと、戻ってきました! 加藤聡一騎手 膝の故障で6月中旬から戦列を離れていましたが、7月31日の開催から復帰。 先週までの開催ですでに3つの勝利を挙げています。 膝の靱帯…ですって。アスリートがよくなる故障らしい。 レースではない、仕事の中でのちょっとしたアクシデントだったそうで、「少しのことで防げた」とやや残念そうな表情も見せていました。 「少し迷いましたが、医師とも相談して休んで治療することにしました。30歳までで現役終わりならそのままでも良かったけれど、そうではないので。」 まだ騎乗数はぼちぼちですが…完全回復とともに、もっともっと活躍が見られるといいですね。 さて、メインレースの湾岸スターカップ 東海デビュー馬限定の3歳重賞 このあと笠松で行われる岐阜金賞(8月末)や西日本ダービー(9月中旬)につながっていく一戦です。 東海ダービー2着のエムエスオープンが1番人気 1月に大敗後春を休養に充て、前回7月に復帰戦快勝のインザフューチャーが2番人気 名古屋1600m戦は、3コーナーからスタートして、すぐに4コーナー レース序盤の先行争いと位置取りが、非常に重要 この日も、緊張感ありました 予想通り、内目の枠を引いたメタリフェル(黒帽)が、主張して先行 課題の発馬がうまくいったインザフューチャー(その外青帽)は、その直後 エムエスオープンは、その2頭の間に見えるオレンジ帽オレンジ服 残念ながらエムエスオープンは、勝負どころでもう追随出来ず後退 勝負どころで、メタリフェルが一度インザフューチャーとの差を広げて、「やったのか!?」っていうシーンがあったのですが…手 インザフューチャー(青帽)が、また追いついてきた!! (主催者提供) 結果的には快勝でした (主催者提供) 戸部尚美騎手の優勝インタビューの模様は、名古屋競馬Youtubeチャンネルのこちらの映像でご覧下さい。 川西毅調教師(写真右)も、嬉しそうな表情を隠しませんでした。 この笑顔が、勝利の価値を物語っているのではないでしょうか。 デビューから3連勝で期待した馬。大敗したとは言え、ダービーを諦めて立て直しの道を選択するのは、外からいうほどたやすい決断ではなかったと思います。しっかり立て直して、復帰後文句なしの2連勝。手応えのある勝利だったのだと推察します。 「今日は自分自身との戦い。スタート、位置取り。他の馬は意識していなかった。勝てて、やったな、という感じです。」 次走予定としては、一応西日本ダービーの名前が挙がりました。 遠征勢に強豪が現れそうな情勢ですが、迎え撃つ東海でも、候補として十分という馬が、復活を果たしました。 エムエスオープンは、6着…。 騎乗していた今井貴大騎手の話。 「やはり休み明けの分ですかね…あとはこの暑さと。道中の走りも本物ではありませんでした。先のことは、改めて相談ですね。」 この時期の名古屋の暑さは、半端ない。 この場所で夏を乗り切るために、人馬ともに味わう労苦がしのばれます。 名古屋の次の重賞は、9月17日木曜日の秋桜賞(SP1) 主な重賞の舞台は、これからしばらくの間笠松に移ります。 重賞はしばらくないとは言っても、夏の終わりの名古屋も、暑さとライバルを相手にしての熱戦が繰り広げられます。 名古屋モーニングフィーバーも絶賛開催中ですよ~ 午前中発走のレースの3連単の払い戻し率が、77.7% 10月2日までやってます!! 次週は、お盆開催の門別の様子をお伝えする予定です。
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