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2021年01月04日
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カテゴリ:大川 充夫
大川ミツオーです。明けましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。


さて、競馬界に年末も年始もなく、競馬開催は大晦日も元日も続いています。


わたくし年末4日間は、笠松競馬の実況を担当しました。





(オグリキャップ像前で自撮り)



年末の笠松競馬、例年は場内イベントも盛んにおこなわれ、重賞競走が複数おこなわれることから入場者も多数。年間で最も場内がにぎわう開催です。


が、この年末は感染症対策として、場内イベントはなし。入場制限を実施、事前抽選の上、上限1000名さままでの入場となりました。


…この1000名さままでの入場制限ですが、結果的にはうまく機能しませんでした。



12月28日からの4日間のうち、初日の28日は希望者が1000人に届かず。
また、29日以降も実際の入場者数は1000名に遠く及びませんでした。

当選者以外のファンから、入場できないか問い合わせの電話があったそうですが、事前抽選実施の事情により、希望者を新たに入場させることはできなかったとのこと。


管理者の古田聖人笠松町長が、この入場者数と方法について、


「もう少し知恵を絞るべきだったと、反省しています」


とツイートしています。
確かに、入場希望のファンがせっかくの年末開催に入場できない一方で、場内が定員に達していない(しかも、遠く及ばない)という事態は、誰にとっても残念なことでした。


場内の売店や場立ち予想の方々は、年末の書き入れ時!と期待されていたところを、かなり苦しい営業となってしまったそうです。


わたしのような人種も含め、すべての関係者がこの事態を残念に思っているわけですが、このように管理者みずから反省の弁をおおやけに、しかも極めてすみやかに出してくれるのは、われわれとしては正直ありがたいところです。


うかつに「この方策はまずかった」などと書けば、批判したとして主催者の機嫌をそこねるかも…と、往々にしてこの手の話題を書くときには気をつかうものです。


が、ここは管理者みずから「反省しています」と書いてくれたわけで、尻馬に乗るわけではありませんが、こちらとしても「うんうん、残念でしたよ」と言いやすい。



古田町長は笠松競馬関連のツイートがたいへん多く、競馬場を気にかけてくれていることがよくわかる方です。全国の管理者の中でも、珍しい存在ではないでしょうか。
ありがたいことだと普段から思っていましたが、今回のことで、さらにその想いが強くなりました。



ちなみに、古田町長は同じく年末のツイートで、


「今年は本当にいろんな事がありました。
ファンの皆さんに多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことを関係者を代表してお詫び申し上げます」


とも書いています。
もちろん夏に発覚した、騎手・調教師による馬券購入の件をも念頭においてのことで、これも管理者みずからが「お詫び」を、手軽に扱えるツイッターというカタチで発信していることは、少なくともわたしはその姿勢を良いものとして受け止めたいと思っています。


同時に、吉井友彦騎手会長のコメントをご紹介しておきます。


吉井騎手はこの件について、騎手会長としてファンのみなさまへの年末挨拶に代えて、わたしに以下のように語ってくれました。


「ボクが会長のときにああいうことが起こったというのは悲しかったです。

本当はあのときにボク、会長辞めようかと思ったんですけど、でも辞めて解決するわけじゃないし、ボクと調騎会の会長が二人辞めたら世間が見てくれる目が変わるのかって言ったら、そんなことはないでしょう。

とりあえず今はできることを頑張るしかないなって。

ひとレースひとレースみんなが真剣に乗って面白いレースを提供することが、売り上げにもつながることですし、ファンのみなさまへのお詫びというか。頑張っていくという姿勢を見せることが信頼にこたえるということだと思います」


こちらも、この件に関して逃げることなくシッカリとした口調で話していました。





(吉井友彦騎手会長)



吉井騎手は自身の通算1000勝目前にせまっています(年明け時点で997勝)。
1000勝について、


「500のときはけっこう意識してたんですね(岩手所属時の師匠が騎手時代に500勝に及ばなかったということで、この数字を達成できれば師匠に恩返しできると思った、とかつて語ってくれました)。

そのあと6、7、8、900のときとは今回は意識も違うし、各段にうれしくなると思います。
1000勝できたら、ちょっと人にも自慢にはなるかなと思いますし。人生で1000勝つことって、そうないですもんね。
ホントに今の師匠(=森山英雄調教師)のおかげです。リーディングもとらせてもらったし」



年明け早々にも1000勝達成が期待されます。



昨年の笠松リーディングジョッキーは、筒井勇介騎手。
2年連続のリーディング、勝ち星も一昨年より伸ばしましたが、


「もっと勝てたと思うんです。取りこぼしが多かった。
それが2着の数に現れてると思うんですよね…」


と言いつつも、明るい表情でした(マスク着用でしたけども)。







ところでこの年末、寒波に見舞われた笠松競馬場、大晦日にはかなりの降雪がありました。





(降り始め…)




(一旦やんだものが次は強く降るようになり…)




(積もり…)




(視界も最悪に)




しかし、このあと馬場の整備を懸命におこなっている10分程度のうちに雪はやみ、最終レースまで実施することができました。ホント、一時はどうなることかと思いましたが。









年末、30日・31日と、笠松競馬では重賞2連発。


30日は2歳重賞の第24回ライデンリーダー記念、31日は3歳以上の第49回東海ゴールドカップが、それぞれおこなわれました。


ライデンリーダー記念は2012年から牝馬限定となっていましたが、今年ふたたび牡馬・セン馬にも開放。北陸東海チャンピオンシップ2020の一角としておこなわれました。


勝ったのは、フーククリスタル。
好スタート好ダッシュから先手を取りきり、直線では追い込んできたマナバレンシアを振り切って優勝。



(フーククリスタル号 写真提供:谷口浩カメラマン)




騎乗した高木健騎手は、実に12年ぶりの重賞制覇。前回の重賞勝ちは、08年のくろゆり賞、ロードバクシンでした。

第24回ライデンリーダー記念 優勝フーククリスタル号


高木健騎手

「優勝できてたいへん光栄に思っています。
気性的に、馬をこわがるところがあるので、今のところは逃げたほうが持ち味を発揮するのではないかと。

2番手あたりからだと馬をこわがって、外に張ったり、真剣に走らないところがあるので。
前回負けたときに悔しかったし、厩務員さんにも申し訳ない思いをしました。
スタッフの方がしっかり仕上げてくれてるのに負けて悔しい思いをしたので。
今日は恩を返せたと思います。

直線はとにかく粘ってくれ、頑張ってくれと。

今たいへんな時期ですけども、笠松競馬も頑張っていますのでみなさん応援お願いします」




井上孝彦調教師


「これからは2・3番手からの競馬も教えていこうと思っていますが、とりあえず今日は勝ちに行く競馬をして。

前回の競馬を見ていたら、(人気の)ニジイロよりはうちの馬のほうが速いと思っていて、あっちはハナに行かせたら強いかもしれないが、行けなければモロいと思っていたので。

フーククリスタルは入れ込むところがあるので、遠征は今のところ難しいかもしれません。今後についてはこれから考えます」





東海ゴールドカップは5番人気のウインハイラントが優勝。

早め先頭から、直線では追って並びかけてきた昨年勝ち馬・ニューホープを振り切りました。



(ウインハイラント号 写真提供:谷口浩カメラマン)




第49回東海ゴールドカップ 優勝ウインハイラント号



加藤聡一騎手


「スッと折り合いついてそのまま前が流れて、向こう正面からは、いつ後ろが来ても、という感じでした。
前の馬より後ろの馬だったので。後ろから来たタイミングで仕かけて行こうと。

坂の下りで行きかけて、迷ったんですけど、そこで引っ張り殺してしまってはよくないと思って行きました。
ちょうど前も止まらない馬場でしたし。
しまいは、一瞬ちょっとあやしいかなと思ったんですけど、2着の馬が来てくれたことでまたシッカリ走ってくれて、最後は馬に助けられたと思います。
2着馬が来るぶんだけ、一馬身抜けてまた息ついて、また並びかけられて前に出るという感じで、そこは馬に感謝です。

スタートも出て好きな位置とれるし、早いペースにも対応できるし、ハナ行ってもいいし、後ろから行ってもいい脚使ってくれるし、どんなレースでもできるというのが持ち味かなと思います。

東海菊花賞では挑戦という意味もあったんですが、初めて56キロ背負ったということやメンバー的なこと、ペース的なことも初めてで戸惑ったところがあったみたいなんですが、今回巻き返して勝つことができてよかったです。

馬のデキも、涼しくなってきてから良くなって、今回は前回以上だったと思います。寒くなってからのほうが走りはいいですね」
笠松競馬、新年の開催は今週水曜日・6日から。
新たな年も笠松競馬にご声援ください。





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最終更新日  2021年01月04日 15時14分44秒
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