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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。
前回のこのブログで“残りの開催が無事に終わりますように”と書いたのですが、残念ながら全く叶わず、本来ならレギュラーシーズン最後となる1月9日から11日までの3日間が全て取り止めという形で終わってしまいました。 ★こういう看板があったんだなと感心しましたが、しかしそうそう目にしたいものでは無いですね・・・ 2018年の冬も禁止薬物問題の影響で年末を迎える事無く打ち切りの形で終わったのですが、今年は雪と低温のため、年末年始は越えたものの3日間連続取り止めの形での終了に。 結果的に、冬の水沢開催はのべ22日の予定のうち実質8日間が実施できませんでした。終盤の16日間に限れば半分が無かったわけで、この年末年始はなんか競馬があったような無かったような、中途半端な感覚でしたね。ファンの皆さんも不完全燃焼だったのではないでしょうか。 ★懸命な馬場整備が行われたのですが 近年は雪が少なくて、降ったとしても開催に影響が無い場合がほとんどで・・・という感じで。北国の本当の“雪の脅威”を思い出させられた気持ちです。 ★冬の山とかスキー場とかでしか見れないような光景が平地の競馬場に出現した・・・という、それだけ寒かったというわけですね 来年は、つまり来シーズンは、恐らくこの3日連続で取り止めになった1月第2週のところの開催は無くなると言われています。 “年度で赤字なら廃止”というスキームがある以上、開催取り止めとか打ち切りは可能な限り避ける、頑張って開催する・・・という面がこれまではありましたが、近年の好調な売り上げのおかげで今回のような危険な時は安全に振った判断がしやすくなった、それによって取り止めが多くなったという一面もあります。 今季は結果8日間が無くなったのでさすがに3月に4日分の特別開催を追加しましたけども、リスクの高い期間はなるべく開催日を減らし、その分他の時期にしっかり“稼ぐ”というのがこれからの方向性かもしれません。 ちなみに冬期の1月にも開催が行われるようになったのは、調べてみたところ1992年からでした。その年は1月3日から6日、12日から15日と延べ8日間もみっちりと開催がありました。当時は雪も多かったでしょうに、なんか凄いですね・・・。 まあ競馬ブーム、競馬バブルの頃でしたし、年末年始はドル箱、稼ぎ時の頃でもありましたからね。ちなみにその1992年1月3日は北の水沢から南の荒尾まで地方競馬が12場(!)も開催されていました。かつての盆暮れ正月&ゴールデンウィークはホント、日本中で競馬が行われていましたよね。 突如競馬シーズンが終わって、しばらくは競馬場にも行く事が無いかと思っていましたが、用事があって盛岡・水沢と回りました。盛岡は、この時期は雪が積もったままで、まあ雪山みたいな状態です。水沢の方は数日前よりも雪が減っているようにも見えました。大雪のピークは越えたとされますが、まだしばらくは極低温になる日があるようで気が抜けません。 ★昨日の盛岡競馬場。すっかり雪山 ★今日の水沢は暖かかったです 先ほど触れましたが、取り止めが多かった事を受けて3月12日から15日まで4日分の開催が追加され、当初11開催の予定だった水沢開催が12開催とされました。それに伴って馬場開きの日程も前倒しされるでしょうから、あと1ヶ月もすればコースでの調教が再開される事になるでしょう。 今年の冬休みは短めなんですけど、しかし岩手から2騎手が出場予定だった『全日本新人王争覇戦』は3月に延期、昨年山本聡哉騎手が優勝を果たした『佐々木竹見カップ』も今年は南関騎手のみでの開催。そして高松亮騎手がベストフェアプレイ賞を受賞した『NARグランプリ2020』は表彰式典は実施されず。なんか盛り上がらない・・・。 取材をしたかったことができずにバタバタしていたりもして手近なネタができていないんですが、次回はもう少し岩手競馬の話題をまとめたいと思いますのでちょっとお待ちください。 ★盛岡競馬場の馬頭尊は冬ごもりモードですが、あと1ヶ月もすれば・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月15日 02時50分56秒
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