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2021年01月21日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 2020年シーズンの岩手競馬、なんか微妙な感じで終わってしまいましたがひとまずはレギュラーシーズン終了、シーズン単位の各種の記録の区切りも終了となりました。という事で今回と次回の2回にわたって、2020シーズンの騎手リーディング・調教師リーディングのお話をしたいと思います。
 本当なら1月11日あたり、開催最終日にインタビューしたかったのですが叶いませんでしたので、改めて電話取材の形でお話をうかがいました。

 まず今回は5度目の騎手リーディングを獲得した山本聡哉騎手です。2020シーズンの振り返りや新シーズンに期待している馬などについて話していただきました。


★山本聡哉騎手


-2シーズンぶり5回目の騎手リーディング獲得、おめでとうございました。最後がちょっとね、予期せぬ終わり方になってしまいましたが、とはいえ大きくリードしての1位でした。
「春先に遅れて来る形になって(※昨年の冬に南関東で期間限定騎乗をしていた山本聡哉騎手は岩手に戻って自主的に隔離期間を採り、他の騎手よりも実質4週間遅れての参戦となった)、気持ち的には楽でしたね。シーズンの全体的にも今までで一番気持ち的に楽だったというか」


-それは“追いかける方が気持ちが楽”みたいな?
「それもあったと思います。自分が1位になっても変に力んだりする事がなかったですね」



★重賞1勝目/留守杯日高賞(ボンボンショコラ)


★重賞2勝目/栗駒賞(プレシャスエース)


★重賞3勝目/オパールカップ(エイシンハルニレ)


-シーズン前半くらいまではリーディング上位で競り合う感じだったのですが、1位になってからは一気に引き離してしまいましたね
「今季は自分としては出来すぎな年だったかなとは思いますね。勝ち星の数としてはこれくらい(※183勝。5回のリーディングの中では4番目の勝ち星数)でしたが、重賞を10勝できましたし、連勝馬とかね、良い馬にもたくさん乗せて貰えてコンスタントに勝てたのも大きかった。良い馬が揃ってくれたおかげで無理をせず勝ち星を増やせて、そのおかげで気持ちに余裕を持てた。今年はいろいろな流れが良かったかな、って感じですね」


★重賞4勝目/岩鷲賞(プレシャスエース)


★重賞5勝目/ハヤテスプリント(エイシンハルニレ)


★重賞6勝目/やまびこ賞(ピアノマン)


-さて、5回目のリーディングとなって最近はもう“常にリーディング”という感じにもなってきましたが、ここからの次の目標はというと何が挙がってきますか?例えばですね、菅原勲元騎手はリーディングを12回獲っています。またシーズンの勝ち星数では小林俊彦元騎手の215勝という記録があります。
「そうですね・・・。10回はリーディングを獲りたいですね。自分と数字との戦いになっていくので簡単ではないとは思いますが。勝ち星数は、そうですね、自分も200勝を超えた事がありますが、210以上となるとなかなかハードルが高いなって思います」

-とはいえ今季はほら、春先の騎乗しなかった期間とか冬に取り止めになった分とかを考えれば、200は楽に越えて良いペースだったんじゃないかなと。
「逆に春先に乗ってなかった事で生まれた流れもあると思うから、そこはちょっと分からないところかな」

-2015年に204勝、2017年に208勝しているので、もうひと押し。
「そこであと一歩が足りなかったりするのが僕のパンチの無さですね(笑)」



★重賞7勝目/青藍賞(ヒガシウィルウィン)


★重賞8勝目/知床賞(ゴールデンヒーラー)


-惜しいところまで行くけれど、取り止めとかあったりするのがね。今年も歯切れが悪い終わり方になってしまいました。やっぱりリーディング争いは最終日の最終レースまで走り終えて、それで決まった!獲った!っていうのが良いよね。
「最後まで乗り終わって、やりきった疲れを感じながら終わるのが一番気持ちいいんでしょうけどね。ここ何年かはそういうのが無いかな・・・」

-来季こそは取り止めなくシーズンが進んで、その中でのリーディング争いをね、期待したいです。
「今回は南関東での短期騎乗を止めたんですけど、やっぱり短期騎乗に行っていた方がやりやすいというか気持ち的にも体力的にも高まっているんですよね。今年はそうじゃないので、リズムが変わった事でどうなるか、ちょっと不安に思っている部分もあります」


★重賞9勝目/絆カップ(ヒガシウィルウィン)


★重賞10勝目/プリンセスカップ(ゴールデンヒーラー)


-さて、最後に来シーズンの期待馬を教えてください。
「若馬ならやっぱりゴールデンヒーラーが楽しみです。スピードがあるしセンスもある。負かしている相手もね、まずまず良いメンバーですしね。若い馬がどう成長していくかは読みづらいというか難しい所もあるんですけど、どういう風に成長してくれるかはやっぱり楽しみです。機会があれば遠征もしてみたいですね。
 古馬のヒガシウィルウィンは、自分はマイルの南部杯の時の走りが一番良かったように感じました。地元同士で変に流れが落ち着くよりは、相手が強くて少し厳しいくらいの流れになった方が良いタイプかなと思います」

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 既報の通り、山本聡哉騎手は当初予定していた冬期間の期間限定騎乗を取り止めて、また昨年制覇を果たした佐々木竹見カップも今年は南関騎手のみでの実施ともなっており、昨年は南関で重賞勝ち、一昨年は期間限定騎乗していた佐賀で佐賀記念を勝ったりと冬期間でも何度もニュースになった山本聡哉騎手なのですが、今年は粛々と岩手の春を待つ形になりそう。
 とはいえその新シーズンは山本聡哉騎手にとって重要な年にもなるでしょう。というのは、現在1924勝、通算2000勝にあと76勝に迫っており、新シーズンの2000勝達成は何事もなければ時間の問題だからです。岩手競馬では史上5人目・現役では3人目の2000勝ジョッキーという勲章を得るだろう重要な1年。自分としてもいつ達成か?が非常に気になります。
 もちろん、お話の中で挙がったゴールデンヒーラーやヒガシウィルウィンをはじめ、山本聡哉騎手の元に集まるだろう馬たちの活躍も楽しみですよね。

 コロナ禍が収まらず遠征や招待競走の機会も減ってしまって、山本聡哉騎手ほどの騎手がなかなか外で活躍できないのはもどかしい気がしてなりませんが、その分を地元で、地元ファンに活躍する姿を見せ続けてくれればと思います。

 次回は調教師リーディングを獲得した板垣吉則調教師のインタビューをお伝えする予定です。





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最終更新日  2021年01月22日 05時54分10秒



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