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2021年02月25日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 気がつけば2月も最終週、来週の月曜日はもう3月というところまでやってきました。まだまだ寒いながらも徐々に日が長くなってきて、春も徐々に近づいてきているのだな・・・と感じます。

 昨日は一ヶ月と10日ぶりくらいに水沢競馬場に行きました。“春が近づいてきた”と書いておきながら、昨日はまた1日氷点下の真冬日でして、水沢に行く途中の花巻とか北上とかはホワイトアウトしそうなほどの吹雪だったりもしたのですが、調教も活発になってきていて、まあやっぱりですね、春到来という感じの方が強くなってきましたね。


★水沢競馬場の調教風景。冬休みの間は夜間ではなく午前中に調教しています

 3月12日から特別開催がスタート、という事で、今回からは2020シーズンの各部門表彰馬を採り上げつつ、これからも有力馬となるだろうそれらの馬たちの新シーズンの路線などもお伝えしたいと思います。
 電話取材という形になるため都合が付いた方から・・・という事で“順不同”になるのを最初にお断りしておきつつ、まずは『最優秀短距離馬』のゴールデンヒーラー、『特別賞』のエンパイアペガサスを管理する佐藤祐司調教師に両馬についておうかがいしました。


■2020シーズン岩手競馬最優秀短距離馬ゴールデンヒーラー/”岩手のウォッカ”を目指す


★ゴールデンヒーラー(プリンセスカップ優勝時)


-まずは昨年、昨シーズンですね。ゴールデンヒーラー号の活躍を振り返って
「芝の2戦、1000mのJRA認定戦とマツリダスティールに敗れた若鮎賞とですが、それ以外のダートでは十分に活躍してくれたと思います。
 勝ち負けの結果だけでなく走破タイムも良かったですし、鞍上の信頼度というか、レース前・レース後のコメントなどもね、次のレースに向けて期待度が高まっていく内容になっていきましたからね。それが非常に心強かったですし、今後に向けてもっと頑張っていけるかなという想いを強くしました」

-デビューしてから重賞を勝つまで、内容が良くなり安定感も増していったように思うのですが、それは馬自身の成長度なのでしょうか?あるいはそれだけでなく馬に適した条件が見つかったり馬が手の内に入ってきたり・・・という事だったのでしょうか?
「2歳馬ですから使うレースは最長1600m、という前提があるわけですが、先ほども触れたように1400mあたりでのスピードは合格点のものを持っている。後は、そこから200m伸びる、あるいは将来もっと長い距離に進む。そういう時にも対応できるようなレースができればと思っていました。3歳のシーズンに向けてですね。幸いにして距離はもっと伸びても心配はなさそうという鞍上の評価をいただけましたし、良い形で進んできたのだと思います」

-3歳になっての春ですが、どんな路線を考えられていますか?
「まずは春のあやめ賞・日高賞というところを戦うとして、その後は“ウォッカを目指そう”と考えています」

-というと、牡馬と戦うと
「そうですね。鞍上とも相談しながら考えているのですが、当面の目標はダービー(※東北優駿)を、と。ダービーからオークス(※ひまわり賞)。春はこの4戦というのは決めています」

-そういう路線を狙うというのは楽しみですね
「距離に関しては大丈夫そうですから、後は既存の勢力図の中での力関係。例えば長い距離を得意とする転入馬が来たら・・・とかも考えておかなくてはならないでしょうか。
 あとはやはりもう少し成長してほしい。もう一段階成長しそうなタイミングがありそうなんですよね。それによっては春先は無理をしないように走らせてあげたいですね」


■2020シーズン特別賞エンパイアペガサス/遠征してのタイトルも狙い続けたい


★エンパイアペガサス(北上川大賞典優勝時)


-シーズンラストの活躍ぶりは見事でした
「思っていたとおり、考えていたとおりの競馬をしてくれてのあの結果でしたから、自分もホッとしています」

-北上川大賞典、桐花賞と勝った走りが本来の力かなと、見ていて思いました
「今になって思えばこれまでは、前年度の桐花賞なんかもそうだったんでしょうけども、“勝ち急ぎ過ぎた”のでしょうかね。先行して、好位で競馬をしてこそと、力みすぎていたのかもしれない。
 昨年の桐花賞などでは、出遅れたとしても、だったら差す競馬でいこうと、じっくり構えていけばいいと村上騎手とも話し合って決めて挑めた。結果的にはそれがうまくいったんでしょうか」

-そして、その2戦を勝って終わった事で、新シーズンもまだまだやれるなというところを見せてくれたようにも感じました
「昨シーズン、2020年ですが、6戦しかしていないんですよね。馬主さんのご理解とご協力があったおかげで今年8歳、7シーズン目になりますが、それほど数も使わない状態でこれていますから(※2歳のデビューから前走まで、6シーズンで44戦)そうそう年を取ったような感じもない。
 とはいえもう8歳ですから、そろそろキャリアをどう締めくくるかも考えてあげなくてはならない。もちろんまだ先の話ですけどもね。良い形で、まだまだやれるという力を残しながら進んでいける、という状態は保ってくれているのかなと思いますね」

-この冬はどう過ごしていたのでしょうか
「また浦和に行って走るというのも考えたのですが、昨年の後半に頑張ってくれましたし無理をさせる必要もないだろう・・・ということで在厩のまま休養していました」

-では新シーズンのローテーションなどは?
「馬主さんとも相談しながらいくつかの選択肢を検討しています。ひとつは地元で、シアンモア記念からみちのく大賞典へと進むパターン。もうひとつは遠征を試してみるパターンですね。遠征してのタイトルというのも考えてみたい。今のところはそのふた通りですね。それによって春の使い出しをどこからにするかを考えているところです」


 ゴールデンヒーラーは“ダービー挑戦”という構想があるとの事。「!」という感じですけども、牝馬ながら昨年の2歳世代のTOP3、リュウノシンゲンやマツリダスティールとも僅差で戦えているわけですから決して大きすぎる構想ではないと思いますね。
 また、ゴールデンヒーラーの母系はフロリースカップまで遡る小岩井牝系バリバリの直系。その点からも岩手をベースに、岩手発で活躍していってほしい存在です。

 エンパイアペガサスは昨年終盤の重賞連勝が見事でした。シーズン前半が、決して悪い成績ではなかったものの、この馬としては初めて春に勝ち星を得られずに終わった事が後半戦の評価にも影響したように感じるのですが、しかしきっちり巻き返した形での重賞連勝で「やっぱりエンパイアペガサスは侮れない」という評価を取り戻したのは立派だったのではないでしょうか。
 新シーズンの古馬勢力図の中にこの馬が加わって来るならば、4歳のフレッチャビアンカから8歳のエンパイアペガサスまで・・・という形で、古馬たちの戦いの“厚み”も楽しみにしていて良いんじゃないかと思います。






最終更新日  2021年02月26日 01時48分47秒



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