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カテゴリ:高橋 華代子
日曜日担当の高橋華代子です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、もうすぐ10年。 当時の南関東競馬は、ちょうど大井開催中でした。当時行っていた若手騎手たちによるフレッシュジョッキーズシリーズのユースフルステッキ賞。 最初の大きな揺れは、その本馬場入場の時。 私もパドック撮影から馬場へ向かう際にLウイングの外を歩いていると、最初は自分のめまいかなぁと思ったのですが、すぐにガタガタガタガタというものすごい音が聞こえてきて、 Lウイングの屋根がまるで下に落ちてきそうなくらいのうねりで、とんでもない地震がきていることがわかりました。 騎乗していた騎手たちのお話しでは、馬に乗っていると揺れは気づかなかったそうですが、Lウイングの翼の揺れの音に反応した馬たちの動きから、地震が起きていることがわかったと。 その時点では、東北がそれ以上の揺れであったことはわからなかったのですが、馬場管理の方たちの無線?で、「宮城が震度7」と聞いて衝撃的でした。 その後、大井競馬場で見たテレビで仙台空港の津波の様子が流されていて、さらにとんでもないことが起こっていることがわかり、被害もどんどん大きくなっていきました。 この日は帰ることができず、大井競馬場に泊まりました。私の実家は仙台なのですが内陸部にあるので無事でしたが、放送される映像を見ながらあまりにもショッキングで夜は一睡もできませんでした。 その日の朝方、被害のなかった大井競馬場は通常の朝でした。馬たちのカツカツコツコツコツという蹄の音を聞いて、張りつめていた心が少し和らいだことを覚えています。 10年経った今も、あの時の馬たちの蹄音は忘れられません。 南関東競馬も東日本大震災から1か月間に渡り競馬開催は中止。その頃のブログに、当時の南関東4競馬場の大将たちにも登場して頂いて、元気を送ってもらいました。 その当時の写真が、 浦和はキスミープリンス↓ 大井がボンネビルレコード↓ 同じ大井がフジノウェーブ↓ 川崎はブルーラッド↓ 船橋はフリオーソ↓ 東日本大震災から10年が経ち復興もどんどん進んでいますが、まだまだ大変な思いをされている方がたくさんいる中で、 今は新型コロナウイルスとの戦い。あの頃は、まさか10年後にウイルスとの戦いになるとは夢にも思いませんでした。 先日には東北でまた大きな地震が起きましたが、いつ何が起きるかわからない世の中で、しっかり備えだけはしておきたいですね。 楽天クラッチ募金では、現在は福島県沖地震被害支援募金と新型コロナウイルス感染症対策支援募金を呼び掛けています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月07日 13時20分49秒
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