|
カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
22日の朝、札幌のソメイヨシノで開花が発表されました。昨年より8日早く、観測史上2位タイという話でしたが、4月下旬の早い段階での開花というのは、正直驚きです。今年は、雪から雨に変わるのも早いほど、気温の上昇が早かったこともあり、例年よりタイヤ交換も全道的に早かった訳ですが、ホッカイドウ競馬が開幕し、まもなくして桜が咲く話題になったのは、20年の北海道生活でも初めてに感じます。 今週のホッカイドウ競馬は、2鞍の「フレッシュチャレンジ」が行われました。今年初の1100mで行われた21日は、トゥザワールド産駒のモリデンブラックが、逃げるエイシンスコッティをゴール前で捕らえて勝利しました。 (モリデンブラックと関係者) 1100mなので、ラップの出し方は0.5Fからになりますが、個人的に採ったラップは 6秒8-11秒7-12秒1-12秒5-12秒8-13秒4=1分09秒3(前半3Fは36秒8) でした。今週は、夕方辺りまで、向正面がアゲンストで直線追い風という状況が目立ちました。そう考えると、エイシンスコッティは大型馬で、強風にも負けませんでしたが、かなり速い流れを刻んでいます。古馬のレースだと、2F目でも12秒台が目立ち、その分、直線では追い風もあり、12秒台でまとめ上げる馬が目立っていた中で、2歳馬にとって過酷なペースだったこともあり、最後の1Fは13秒4も要しました。 「折り合いがポイントでしたが、この流れでその課題は克服していましたし、その分、終いもしっかり伸びてくれました。芝は合うと思っている馬なので、この後も結果を残して、芝に挑戦できるように成長していけるよう、頑張ります」 と、石川倭騎手は話していました。 22日は、1000mの「フレッシュチャレンジ」。2Rから良馬場に回復し、少しずつパワーの要る馬場になっていました。この日も強風の時間帯はありましたが、「フレッシュチャレンジ」の時は風が落ち着いていたので、レースラップは 12秒6-11秒9-12秒1-12秒8-13秒5=1分02秒9 と、序盤から速い流れとなりました。能検初日に49秒9の好時計をマークしたデシジョンは、スタートで遅れ、仕掛けていった時に掛かってしまったものの、早めに抜け出して2着プリンセスカーリに1馬身半差をつけてデビュー勝ちを果たしました。 (デシジョンと関係者) 「返し馬から鞍上に反抗する若さがあり、早めに抜け出すとソラを使った分、最後の1Fは本気で走っていません。時計は簡単に詰まると思いますし、気持ちに課題があるだけで、距離が延びても全く心配はありません。強い相手と走った時、もっと真剣に走る方向に気持ちが向いてくれると思いますから、この内容で勝ったことは能力の証だと思います」 と、宮崎騎手。能検でのパフォーマンスを含め、覚えておきたい1頭です。 今週のメインは、21日「ナダル・プレミアム」はリンノレジェンド、22日「アドマイヤマーズ・プレミアム」はスマートアヴァロンが勝利しました。中距離は生え抜きの実力馬、短距離はJRAオープンの古豪が新天地で復活Vと、それぞれにドラマがありました。今シーズンのオープン戦線も楽しみです! (「アドマイヤマーズ・プレミアム」を制したスマートアヴァロン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月24日 20時33分09秒
[古谷 剛彦] カテゴリの最新記事
|