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2021年06月21日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。プチ禁酒中です。



さて、先週火曜日(6月15日)、金沢競馬上半期の総決算・百万石賞がおこなわれました。


金沢競馬の古馬重賞戦線で「四大重賞」は、何度もご紹介してきたとおり、



百万石賞
白山大賞典
北國王冠
中日杯



で、冬季休催期間があり春は3月後半から始まる金沢競馬では、夏前の上半期が短いこともあり、4つのうち百万石賞だけが前半(6月)に、残る3重賞は下半期・秋以降におこなわれます。


が、それは例年の話。




今年の金沢はJBCイヤー。
JBCに備えて、年間の重賞実施日程や条件に、手が加えられています。


というわけで、今年の四大重賞は、



百万石賞(6月15日)
北國王冠(7月25日)

白山大賞典(9月22日)



と、ここまでがJBC前におこなわれ、年末の総決算・中日杯が12月12日となっています。





今年の百万石賞は、金沢の女帝・ハクサンアマゾネスにライバルたちが挑むという図式。
昨年、3歳4月にデビューして以来、連戦連勝で石川ダービーを制覇したあとも、冬季は南関東へ短期移籍して走るなど、休みらしい休みを入れることなく走り続けてきたハクサンアマゾネスは、


「去年からずっと走り続けてきてね、…さすがに疲れがきてる」


と主戦の吉原寛人騎手がその状態を気遣う状態。
管理する加藤和義調教師も、


「(状態が)上がってこない。戻らない」


などと弱気な発言。


はたして女帝が本来のパフォーマンスを見せられるのかどうか、心配されました。




結果は、逃げたファストフラッシュをピッタリ2番手でマークしたハクサンアマゾネスが、4角から直線に向くや先頭、食い下がるファストフラッシュを振り切って優勝。3着以下は7馬身離れました。









4歳馬による百万石賞制覇は2010年ジャングルスマイル以来。
牝馬の優勝は、2003年トゥインチアズ以来の快挙でした。




吉原騎手は、ハクサンアマゾネスについて、


「レース毎に全力で走ってしまう馬で、レース終わって上がってくると、脚が震えていることがある。
徽軫賞を、本来ならラクに勝って追い切りがわりのようにするハズが、思いの外相手が強くて負けてしまった、それがそのあとの利家盃にも響いて、さらに今回にも影響してる」


と語り、その性質からも連戦の疲れが蓄積していることを懸念していたのですが、結果的にはその不安を払拭してみせた馬の走りでした。



以前、他の実績馬の重賞勝利について吉原騎手と話した際に、


「この馬の強さは見せたけど、本来のという意味で、力は見せてない、という表現でいい?」


と尋ね、「まさにそのとおり」と言われたことを思い出し、今回も、もし勝てるとしたらそういう状況?と聞いてみると、


「そうですね…。とにかく状態は決してよくないので、馬にかわいそうなことにならないように。
あんまり強気な乗り方はできないでしょうね。慎重に乗ってくることになる」










とにかくレース前は終始厳しい表情をくずすことのなかった吉原騎手でした。





無事優勝し、勝利騎手インタビューに臨んだ吉原騎手は、気のせいか、目元を少しうるませた様子で、インタビュー中にも言葉をふるわせるシーンがありました。




​吉原寛人騎手 百万石賞優勝インタビュー​


「ホッとしました…はい。
ホントに…ありがとう。いやあ、ホントにね、苦しい日程でなかなか状態も上がってこなくてね、ボクもちょっと弱音を吐く感じでレースに挑んじゃったんでね、こんだけ頑張ってくれたアマゾネスにちょっと失礼感じになっちゃったんですけど。ホントに結果出せてよかったです。


他の有力馬たちも万全の仕上げでね、挑んできてるのがわかるくらいの迫力のある馬たちがいっぱいいたのでね、ちょっとホントに不安になりましたけど、最後はアマゾネスの地力に頼って祈るような気持ちで追ってました。


レース前のプランとしては、ファストフラッシュだけを目標にというボクのイメージだったんですが、ホントにスムーズにピッタリマークできたので他の馬に負けるなら仕方ないくらいの気持ちで乗ってましたけど、その判断が正しかったようで、後ろを離していたのでね、しっかり倒せてよかったと思います。


馬の呼吸と相手の馬のリズムと、タイミングはしっかりとはかりながらでしたけど、最後また盛り返してきてたので、ホントに苦しかったです。
逃げ馬よりね、外一頭ぶん長く走ってますから、すごい脚で差してくれたと思います。


ついに、百万石賞獲りました!
ここまでくるのにホントに大変な日程で、馬に大変な思いをさせたんですけど、しっかり結果を出してファンの皆さまの声援にこたえることができたので、これからもぜひ応援よろしくお願いします」





逃げたファストフラッシュをピッタリ二番手でマークできたことについて、加藤師は、


「逃げ馬との間に何かに入られるのがイヤだったから、スタートからアクセル踏んで行ったんだよ」


と話し、吉原騎手は、


「3〜4角で、いつものアマゾネスだったらもっと馬なりで並んで抜いていけるんだけど、ファストフラッシュもいつも以上に手応えよく逃げてたから、こっちもグイグイ追っていかないと並んでいけなかった」


ライバルの好走にも言及しつつ、苦戦をものにした喜びを語りました。




(逃げて2着のファストフラッシュ。距離面で不安をささやかれましたが、見事な走りでした)





この春、新星のごとく現れた同じ4歳牝馬・ネオアマゾネスにこそ遅れをとったものの、他のレースでは牡馬相手にも完勝を続けたハクサンアマゾネス。


金沢の女帝、その走りに陰りなし。
強さは見せた。今度は本来の力を、より強い相手に見せてほしい。


そう思わせた、百万石賞でのハクサンアマゾネスのパフォーマンスでした。







(徽軫賞時のハクサンアマゾネス)








(今回の百万石賞のハクサンアマゾネス)








なお、今シーズン初め、吉原騎手はハクサンアマゾネスについて、


「JBCレディスクラシックに出たいのでね…夏の読売レディス杯がちょうど1500メートルですから、そこでいい走りを見せて秋に向かいたい」


と話していましたが、はたしてこのあとのローテーションはどうなるでしょうか?
まずはゆっくりと、たまった疲れを癒やして、次は元気いっぱいな姿を見せてほしいと思います。






最終更新日  2021年06月21日 20時13分41秒
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