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2021年11月05日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 4日の競馬で、今年のホッカイドウ競馬全日程が終了しました。「ノースクイーンカップ」が濃霧のため順延するようなこともありましたが、全82日間で11R制は8日ほどと、12R制でほぼ進めることができたことは、今までないことだと思います。昨年は、春先に10R制もあり、後半でも11R制があったことを考えれば、地方競馬に在籍する馬が増えていることもありますが、春から12R制が組めたことは、1日当たりの売上を伸ばす上でも大きかったと感じます。

 2歳戦主体のホッカイドウ競馬ですが、春先からたくさんの2歳戦が組める訳ではなく、多くのレースが組めた要因は、JRA3歳未勝利or未出走馬が移籍してきたことが挙げられます。それは、笠松のこともあると思いますので、来年も今年のように春から頭数が揃う保証はないでしょうから、魅力ある番組を来年以降、しっかり作り込んでいかなければならないと思います。春は、3歳戦において課題もありました。未勝利の番組は組めても、オープン馬と1勝馬が一緒に走らないと、レースが成立しない条件があり、開幕の時はそれでも良かったんですが、力量差が明らかで、クラスで斤量差をつけても古馬の自己条件に回る方が勝ち負けを意識できると感じる陣営が多く、3歳条件は精査しなければならないと思います。

 課題はある中で、今年も500億円の年間売上を超え、前年を上回ったのは、個人的にも嬉しかったです。以前にも書いたことがありますし、色んな場所で述べてきたことですが、僕が最初にホッカイドウ競馬で仕事をした2001年は、約28億円の赤字でした。その翌年は、赤字額は約半分になったとはいえ、年間売上は100億円に満たない状況も経験しています。その時と比較すると、約6倍の年間売得金を記録したことは、感慨深く思います。

 ​「JBC2歳優駿」​と​「道営スプリント」​は、​ウェブハロン​でレースの振り返りを書いていますので、リンク先をご覧頂ければと思います。


(「JBC2歳優駿」のゴールシーン。優勝はアイスジャイアント。写真提供:山中博喜氏)


(「道営スプリント」のゴールシーン。優勝はアザワク。写真提供:山中博喜氏)

 「道営記念」は、クインズサターンが、ササノコバン以来26年振りの道営記念連覇を成し得ました。前走の「瑞穂賞」が、まさかの4着。追い込み馬が故に差し届かなかったという結論ではなく、勝つためのレースを…という意識から、今回はスタートして落合騎手は仕掛け、位置を取りに行ったんですよね。スタンド前では、大方の予想通りリンノレジェンドがハナへ行きましたが、1コーナーでサンビュートが先手を奪いました。奪いに行ったとはいえ、ペースが落ち着いていたことが起因すると考えられます。個人的に採ったレースラップは、

12秒2-11秒4-12秒2-12秒7-12秒6=前半3F35秒8-5F61秒1

が、前半の時計でした。高速決着が続くこの週の傾向で考えれば、ホームストレート部分が前半3Fの大半を占める2000mで考えると、3F35秒8は決して速くありません。JRAの時はスタートが決まらず、後方からのレースで長く良い脚を使うスタイルでしたが、尾上げができる地方競馬では、スタートを決めるようになり、この時も楽に2番手へ進むほどでした。引っ掛かることを恐れ、先手へ行き、ハナに立った後はハミが抜けて折り合いがついたそうですが、その形がサンビュートの理想だったのかどうかは、結果として裏目に出た印象を受けます。ただ、折り合い重視、自分の力を出すための最善策と考え、大一番で勝負に出たことは、決して間違ったとも思わず、ただ繰り返しになりますが、サンビュートにとって最善だったかは吟味することだと思います。

 向正面に移った4F以降は、12秒台半ばを繰り返す状況で、確かに折り合いはついていたと思います。逆に、リンノレジェンドは自分の競馬ができず、早々と苦しくなります。中団につけ、普段より前でレースを運んだクインズサターン、それをマークするオタクインパクトとルールソヴァールという道中は、3コーナーから見応えがありました。サンビュートに迫る有力馬、直線入口ではクインズサターンが早くも先頭に立ち、いつもの末脚を繰り出して後続を突き放します。ただ、普段より早く動いた分、最後の1Fは13秒3要したところに、オタクインパクトが迫りました。古豪と3歳馬のワンツー、そしてルールソヴァールも素晴らしい脚を繰り出して3着。良いレースでした。




(上はゴールシーン。下は口取り写真。写真提供:山中博喜氏)

 ​落合玄太騎手​、​安田武広調教師​のレース後のインタビューは、​ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネル​のリンク先でご覧下さい。今シーズンのホッカイドウ競馬は終了しましたが、今後は色んな地域に遠征する馬もいます。今後も、ホッカイドウ競馬の所属馬のご声援をよろしくお願い致します。





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最終更新日  2021年11月12日 21時04分21秒
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