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2022年01月13日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 先の1月12日に2021シーズンの岩手競馬各部門表彰馬および厩舎関係等表彰者が発表されました。例年より一ヶ月ほど早い発表となった今回、注目の年度代表馬にはエンパイアペガサス号が選出されました。





 同馬はこれまでにも2016年度の3歳最優秀馬、2018年度・2019年度の4歳以上最優秀馬に選出されていて(他に2020年度の特別表彰)、同時にそのたびに年度代表馬の座を争ってきましたが(※年度代表馬は各部門表彰馬の中から選ばれる)、あと一歩の所で逃してきた。8歳となって現役最後の年、ついに4歳以上最優秀馬だけでなく年度代表馬の名誉をも獲得・・・という事になりましたね。

 この間の選定の経緯や関係者の反応も逐一見てきて、「エンパイアペガサスは年度代表馬にふさわしい馬なのか、そうではないという事なのか?」は毎年考えさせられるものがあったように思います。
 折しもJRAの方面では「マルシュロレーヌの偉業をどう評価すべきか?」という点でSNS上の議論が活発だったように見えました。こういう部門賞であったり年度代表馬であったり、特別賞・特別表彰であったりの選出はなかなか一筋縄ではいかないものがあるのだと思います。どの方面にもすっきり納得の結果・・・という事の方が珍しいようにも思いますね。それはこの稿の後でもう一度触れます。

 ようやく、ついに、の年度代表馬。これまで待ち続けた関係者の皆様、おめでとうございました。


 2歳最優秀馬にはカクテルライト号が選ばれました。2012年度・ブリリアントロビン以来の牝馬からの選出です。




 シーズン終盤は着順を落とす形で終わりましたが、寒菊賞の結果は初の水沢だったという面もあったでしょう。金杯が行われていればもっと良い着順でシーズンを終える事ができていたのではないかと思います。
 また本馬は2018年度のチャイヤプーン以来の“岩手デビュー馬ではない2歳最優秀馬”ともなりました。
 そもそも今季は、2歳重賞の中で岩手デビュー馬が制したのは若鮎賞・ギャレットのみ。寒菊賞を制し金杯でも有力候補に挙がるはずだったクロールキックもホッカイドウ競馬から移籍してきた馬です。
 チャイヤプーンの年は、シーズン終盤になって移籍してきた同馬がそれまでの2歳戦線の活躍馬を寄せ付けなかった事で、岩手では3戦2勝の成績をもって2歳最優秀馬に選ばれたわけですが、今季はその時とはまた少し違った状況に見えます。
 そのチャイヤプーンは3歳になってダービーグランプリを制し、今季も岩手で重賞2勝など全国で重賞級の活躍を見せ続けています。カクテルライト号にもさらなる成長を期待したいですね。


 3歳最優秀馬はリュウノシンゲン号が選出。2歳最優秀馬に選ばれた昨年に続き2年連続での部門賞獲得となりました。




 その昨年は本馬とマツリダスティール・ゴールデンヒーラーで三つ巴の2歳最優秀馬争い。今季もその三頭がそれぞれ力を見せ、不来方賞も結果この三頭が上位を占めています。不来方賞でのマツリダスティールの圧勝はなかなか衝撃的ではありましたが、3歳二冠の本馬の実績は世代の最優秀馬にふさわしいものでしょう。
 なお本馬は不来方賞後に移籍しています。11月の楠賞で2着を確保して力量のほどは示していますから、いずれどこかでまた全国に名前が知られるような活躍を見せてくれるのではないかと楽しみにしています。


 最優秀ターフホースにはナイトオブナイツ号が選ばれました。



 ロードクエストの印象が強烈だった今季の古馬芝戦線の中、せきれい賞2着・岩手県知事杯OROカップでも4着と存在感を見せました。重賞勝ちはいしがきマイラーズ、今季新設のものひとつではありましたが、芝シーズンの開幕からそのラストまで安定した成績を残した点は高く評価されてしかるべきものだと思います。


 ゴールデンヒーラー号が最優秀牝馬に選ばれたのはごく順当。




 今季は重賞3勝、昨年の三つ巴の活躍を今季も演じて牡馬にも負けない戦いを見せ続けました。この馬に関してはいろいろ付け加えることはない。この先どんな結果を残してくれるか?の方に注目しつつ期待するべき存在のはずです。

 それ以上に“順当”と言えるのが最優秀短距離馬に選ばれたキラットダイヤ号でしょう。



 転入初戦こそ3着に終わりましたがその後は4連勝、それも2馬身・6馬身・10馬身・10馬身と走る度に着差を拡げていくような圧倒的な走り。
 キラットダイヤを管理する板垣吉則調教師の元には昨年の早池峰スーパースプリントを制したコンサートドーレもいましたが、同厩というだけでなく同馬主ということもあってか、今季はキラットダイヤの方を中心に置くローテーション、レース選択だったように見えました。その通りの活躍を見せ、それでいて4歳牝馬(2022年は5歳)・絆カップの時点で通算17戦という、キャリア的にも余力が十分ありそう。新シーズンにはこれまで以上の活躍を・・・と期待したくなりますよね。


 ところで最初にも少し触れた年度代表馬や部門賞の選出の話。各方面に納得の結果というのは、意外になかなか難しいと思うんですよね。
 「優れた成績を残した馬」なのか、「印象に残った馬」なのか。自分は後者、「その年に最も印象的な活躍をした馬」、“Most Impressive Horse”でいいと考えています。「今年はこの馬の年だった」という馬、いるじゃないですか。必ずしも連戦連勝でなくとも、G1や大レースを勝ちまくっていなくても、1年中話題になり続けそれに見合った走りをしてきた馬。「○○年の馬」と言えば真っ先に名前が挙がってくるような馬。それでいいんじゃないか・・・とは思っています。
 しかし、そうするとどうしても個々人それぞれの評価であったり感想であったり視点であったりが、簡単ではない。

 では強い弱いで決めよう・・・としてもやっぱり難しい。

 例えばリュウノシンゲン。“スプリングカップ・ダイヤモンドカップ・東北優駿と完勝してきた同馬をぶっちぎっているマツリダスティールはもっと強いんじゃないか?”な見方もあって当然。ですが今季の直接対決が不来方賞一度だけでは評価は割れる。なら重賞3勝の方・・・となるのもまた当然でしょう。

 加えてこういう選定の過程では“空気”とか“流れ”とか、あるいは“バランス感”みたいなものもどうしても影響してくる様にも感じます。

 例えばグランダムジャパンのように路線毎・レース毎にポイントを振って、その獲得ポイント上位馬を表彰対象にするというやり方なら、そういう“感覚的”な部分が介在しづらくなるのではと思います。M1何点、M2・M3は何点。グレードレースや交流競走、地元・遠征でプラスアルファ。レースの格に点数を付けるのは嫌われるかもしれませんが、合理的であり分かりやすいのではないかと考えますがいかがでしょうか。

 このことは前にも書いたような気がするのでこの辺に留めます。

 改めて、各部門表彰馬の関係者の皆様、おめでとうございました。






最終更新日  2022年01月14日 13時28分51秒



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